【どっちかといえばイナゴジンだと思いますが】
この回から、オープニングのナレーションが変更。今後ずっと使われるものになります。
仮面ライダー 筑波洋は改造人間である!
人類の自由のために、悪の秘密結社・ネオショッカーと戦うのだ!
あと、役者さんの名前だけでなく、ゲスト人物の名前もオープニングにテロップで表記してくれるので、私としては助かります。
■ネオショッカー基地で、次の怪人を作る準備をしているゼネラルモンスター。
どうやら、次はクモの改造人間を作る模様。「コードネームはクモンジンにするか」と、ゼネラルモンスターが言います。
アンタの一存ですか。
まあ、前回ガメレオジンは「俺の一存では決められん」と言っていたので、さすがは大幹部です。
ていうか「ゼネラルモンスターさま」って言い方おかしくないですか。将軍という時点で、既に敬称になっていると思いますが。まあ某国は「将軍様」と呼んでいるようですが。
次に改造用のスペア人間を選ぶゼネラルモンスター。
なんだかよく分かりませんが、モニターに映し出される、3人が3人ともノリノリです。そして、その中でもっともノリノリだった団巌さんがクモンジンに選ばれます。
もしかして、改造しない方が強くないですか。
ともかく、改造手術にとっても前向きなので、ネオショッカー的には手間が省ける感じです。
■改造されたクモンジンは、ゼネラルモンスターから「ネオショッカーに忠誠を近い、困難に立ち向かうか」と聞かれます。
ネオショッカーの任務に困難を伴わない任務なんてないような気もしますが、クモンジンは「誠意を持って任務を尽くします」と答えます。悪の組織の怪人から「誠意」なんて言葉が出てくるのも妙ではありますが。
すると「固い話は抜きにして、まずは腕試しだ」というゼネラルモンスターに「偉いさんにしては話せますなぁ」というクモンジン。すると、調子に乗ってると思われたのか、クモンジンはゼネラルモンスターに「黙れ!」と、どつかれます。
確かに、上司に馴れ馴れしいのも考えものですが、ゼネラルモンスターも、部下にパワハラで訴えられないように気をつけてほしいものです。
■とある山中で、高森真一と弟の健二くんが、野球のようなことをしています。
高森真一、パッと見だと大野剣友会の河原崎さんに似てなくもないですが、よく見たら後のゴーグルブルーの石井茂樹さんです。
真一は、健二くんが投げた球を山中に打ち込んでいますが、ボールを取りに行く様子はありません。そのまま捨ててもいいような、家庭の経済状況なのでしょうか。
その同じ山中では、ハングライダーで上空からネオショッカーのアジトを探していた筑波洋が降りてきます。
翼のところに書いてある「HIROSHI」の文字が眩しいです。カッコいいのかダサいのかはよく分かりませんが。
筑波洋は、アジトは見つからないとか、ネオショッカーのこととか、志度会長だけでなく、女性二人組にもべらべらと喋ってますので、筑波洋が仮面ライダーということ以外、特に秘密にしているということではないようです。
ちなみに、みどりさんとミチさん、
残念ながら、ふたりとも私のストライクゾーンを外れています。
■志度ハングライダークラブの面々が車で帰路についていると、後ろから謎のパラリラ音を響かせた真一のオープンカーが抜いていきます。やっぱり、高森家の経済状況がよく分かりません。
しかし、その車をクモンジンが狙っていました。
クモンジンは、トンネルの出口の上に潜み、真一の車がトンネルから出てくるのを待って、真一を襲撃するつもりです。
すんません、これってメタルダーの第2話で、雄闘バーベリィが思いっきり失敗したパターンですが。
これがメタルダーなら、真一ではなく、トンネル内で真一の車を拔いたハングライダークラブの車を襲うところですが、志度会長がタラタラ運転するため、抜くことはなく、クモンジンは真一を捕獲することに成功します。
ただ、オープンカーだったので助かった感じですが、もし真一が普通の車に乗っていたら、とうするつもりだったのでしょうかクモンジン。
■ともかく、運転手を失ったオープンカーは、健二を乗せたまま迷走。
それを見たハングライダークラブの車は本気出した会長の運転でオープンカーに追いつきます。
そして、なんとかしようとする筑波洋。健二くんの手を掴んだので、自分の車に乗せる気なのかと思いきや、結局オープンカーの方に飛び乗ります。
子供を掴んだ意味はあったのでしょうか。
■捕まった真一は、スペア人間としてネオショッカー基地に連れてこられます。
しかし、クモンジンに対し「殺したければ殺しなよ。生きててもたいしておもしろい事もなさそうだしよ」という真一。それに対して「まだ若いのにそういう考え方は良くない」というクモンジン。
それを聞いて「さらっといてお説教かよ!」という真一ですが、残念ながらをクモの方が人生をよく分かっています。
するとそこへ、何かを言おうとアリコマンドがやってきますが、クモンジンは「お前を殺すのは簡単だ」ということの証拠に、そのアリコマンドを溶かしてしまいます。ゼネラルモンスターに負けず劣らずのパワハラですが、報告は聞かなくてよかったのでしょうか。
■筑波洋が、なにやらネオショッカーを探していると、アリコマンドとクモンジンが襲撃してきます。
筑波洋は、前回偶然にしてとった変身動作を変身ポーズにして、スカイライダーに変身します。
その姿を見て「待て待て、よく見ろ!あれが人間か?おれたちの仲間だ!」と、スカイライダーと戦おうとしたアリコマンドにいうクモンジン。
「いや失礼した。なにせまだよく知らぬものでな」というクモンジン。クモの割には人が好いです。
そのクモンジンに「仮面ライダー!」と堂々と名乗って、ゼネラルモンスターから様子を見てくるように言われたというスカイライダーは、まんまとクモンジンの案内でアジトに入ることに成功。ずいぶんお人好しのクモです。
クモンジン、もう少し経験があれば、〜ジンでない名前や、ネオショッカーのベルトをしてない時点で、スカイライダーがネオショッカーではないと分かったかもしれないのに、無念です。
■スペア人間か捉えららているアジトに来たスカイライダーとクモンジン。
スカイライダーは、真一くんを助け出し、アジトを脱出することに成功します。
《空を飛べるのに、わざわざスカイライダーがバイクを使う理由 その1》
ひとりならヒョイヒョイ空を飛べばいいのですが、こういう場合、下手に一緒に飛ぶと重量が増えるのでパワーも使うし速度も落ちる、そしてなにより、自分か相手の不注意や体力不足で、連れている相手が落下してしまう危険性もあります。
そう考えた場合、誰かとともに移動する場合は、スカイターボを使ったほうが、賢明で確実と言えるでしょう。
ところで、他のスペア人間さんたちはほったらかしですか。
■健二が待っている家に、真一くんとスカイライダーがやってきます。
スカイライダー、古き良き時代の「のれん」くぐり(1回目)です。
スカイライダーを見てビックリの健二くんに「驚かしてしまったなぁ」というスカイライダー。自覚しているなら自粛してください。というか、
まずブーツを脱いでください。話はそれからです。
そんなことはお構いなしに「いいかい、怪しい奴を見たら、すぐに逃げるんだぞ」と、真一に言うスカイライダー。
現時点で、アナタも十分怪しいです。
そして「健二くん、また会おうな!」と言いながら、健二くんの肩をたたくスカイライダーですが、そのペチッという音があまりにもクリアにヒットしすぎて可笑しいです。
■高森家を去ろうとするスカイライダーに駆け寄る健二くんですが、スカイライダーは「何か用か?」と、とても冷たい仕打ち。
自分から土足で上がりこんだ割には、随分な言い方です。
健二くんは「僕の兄ちゃんは、心優しい、頭の良い兄ちゃんなんだ、野球がとっても上手なんだ、でも、好きな大学に入れないで腐ってるのさ」と言います。
スカイライダーは、そんな健二くんに「健二くんはお兄ちゃんが大好きなんだな!」と言いながらペチッという音を響かせて、また健二くんの肩をたたきます。
健二くん、骨折れたりしてませんか。
■筑波洋が家に戻ると、排水口から水が流れ出るような音とともに、クモンジンのお出迎えです。ネオショッカー、いつ筑波洋の家を知ったのでしょうか。個人情報ダダ漏れです。
筑波洋を、自慢のクモの巣で捉えるクモンジン。「貴様は手も足も出せん!」と、得意げです。
確かに、出るのは指くらいです。
クモンジンは、相変わらず排水口の音をさせながら、ビルの屋上から筑波洋を突き落とそうとしますが、そこへゼネラルモンスターが現われます。
ゼネラルモンスター「その男はワシに任せなさい」
クモンジン「大丈夫で?」
ゼネラルモンスター「心配無用よ」
相変わらず、上司に対して失礼なクモです。
クモンジンが去ると、筑波洋に「ネオショッカーに戻れ」と言うゼネラルモンスター。しかし、筑波洋は断ります。
ゼネラルモンスターの火炎放射でビルから落ちる筑波洋ですが、そのおかげでクモンジンの糸が燃え、筑波洋は落ちながら変身ポーズをとり、スカイライダーに変身。
全くもって、思慮の足りないヤモリです。
ただ、筑波洋も、ある程度高さのあるビルで助かりました。中途半端な高さの建物だったら、変身ポーズをとっている間に地面に突き刺さって、一貫の終わりです。
変身して飛んでいくスカイライダーを見て「恐るべき仮面ライダー!空を飛べるとは!」と驚くゼネラルモンスター。
仮面フライヤーです。
■そのころ、やっぱり排水口の音を響かせながら、クモンジンが健二くんをさらいます。
その直後に、のれんくぐり(2回目)でやってくるスカイライダー。相変わらず靴を脱いでいませんが、今はそんなことを言っている場合ではありません。異常に気づき、ペチッ!(遅かったか!)というスカイライダー。
そこへ真一が帰ってきて、スカイライダーを邪険に扱っていると、クモンジンからの伝言が始まります。しかも「仮面ライダーも聞け!」と、そこにいることが既にバレています。相変わらず、個人情報ダダ漏れです。
クモンジンは、健二を助けたければ取りに来い、来なければ健二は殺すと、それだけ伝えます。
すると、この非常事態に、真一は自分の不幸自慢を始めます。大学で野球がしたかったが、好きな大学を3度も落ちたそうです。
まあ、もと千葉ロッテの小宮山さんも、早稲田を合格するのに二浪したそうですので、あり得る話ですが、三浪とは余程です。
だったら、どこかプロテストでも受ければ良いように思いますが。プロよりも、そこまでして大学で野球がしたかったのでしょうか。
そして「何のために一生懸命やってきたんだ?こんな人生飽き飽きだ!」という真一。
その真一に、ペチッ!(立派なことだ!)というスカイライダー。
続けて「その努力は、君の人生にきっと役に立つ!」というスカイライダーですが、真一は「お説教はいい!」とキレます。
短期間で、クモとイナゴに説教されるという、貴重な経験です。
すると、思い出したかのように、クモンジンからの追加事項。「再び聞け!時間は3時までだ!」とのことです。
そういう大事なことは、先に決めたうえでまとめて伝えてください。
ていうか、
場所を聞いてないんですけど。
■スカイライダーはスカイターボで健二くんの救出に向かいますが、その後を追うように、真一もバイクで急ぎます。
ていうか、オープンカーの次はバイクですか。全く金には困ってないようです。
それはともかく、スカイライダーはアリコマンドのオートバイ部隊と、華麗なバイクアクションを展開。その間に、いつ場所を聞いたのか、真一が健二くんを助けに向かいますが、逆にクモンジンに捕まります。
スカイライダーは、ライダーブレイクで壁を突き破って殴り込みです。
これこそが《スカイライダーがわざわざスカイターボに乗る意味 その2》
改造人間といえども、身体一つで壁を破壊して突入するのはさすがに大変なので、ここはひとつバイクに犠牲になってもらおうということです。
もっとも、そのブチ壊した壁際とか、その延長線上に健二くんがいたらどうするつもりだったのか、甚だ疑問の残る突入方法でありますが、結果オーライなので良しとします。
ともかく、健二くんを助けるスカイライダー。すると、アリコマンドが取り囲みます。このシーン、第1作の第1話の、ダムでの戦闘シーンのオマージュのように見えます。
クモンジンは、真一を連れて帰ろうとしますが、スカイライダーに奪還され、自分の出したクモ糸を返された挙句、スカイキックを受けて溶けました。
空を飛んで去っていくスカイライダーを見て「仮面ライダーだ!」という健二くん。
だから、仮面フライヤーです。
高森兄弟は救われましたが、残されたスペア人間は、そのうち怪人に改造され、スカイライダーと戦い、敗れて散っていくのだろうなと思いながら、今回は終わりです。
待ちに待ってました!麻宮さんのスカイライダーのレビュー! クモンジンの声は仁内さんでしたね。実に渋いお声です。 そして何より村上さんが若々しいですね! 僕は、本放送当時は生まれてないんですけど、リアルタイムで見たかったですね~。
おまたせいたしました!
諸般の事情で第2話からですが、スカイライダー完結までは、東映公式YouTubeでは配信に合わせて、スカイライダーのみに絞って、週2本更新していきたいと思ってます。
私よりお若いのですね!うらやましい。
私にとっては、初めてリアルタイムで見た仮面ライダーです。前半の印象があまりなくて、後半の、強化スカイライダーと、歴代ライダーの客演の印象深いが強く、後年ビデオソフトで前半を補完した感じです。
村上さん、本当にお若いですね。所属事務所の方針だったのか、しばらくはあまりライダーの話をしなかったりしたみたいですけど、最近はスタジオパークで、ライダー当時のことや、中屋敷さんとの思い出を語ってくれたりして、嬉しかったですね。