チョイ役だって聞いてたのに!
逆さ吊りなんて聞いてないんだからね!
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風魔十三忍のうち、1ヶ月で4人もの命が、忍者キャプターのせいで消えたと嘆く、御大将。
出し惜しみして、一人ずつ出撃させたのが原因ではないでしょうか。
そこで「忍者キャプターを一人残らず始末せいー!」と、風魔十三忍がひとり・五人目の火とんに命令する風魔烈風。
「ははー!」と、闘志と手の甲を燃やす火とんですが、内心は「熱いんだから、監督さっさとカットかけやがれ」と思っているに違いありません。
真田警官が勤務する交番にかかってくる、風魔からの予告電話。それによると、今日午後1時に、中央通りのビルが燃えるそうです。
すんません、どのビルか限定してください。
電話を信じない真田警官ですが、それが嘘ではない証拠として、火とんは交番を燃やしてみせます。
慌てて火を消そうとする、真田警官。ちなみに、後ろの黒板のに書いてある「今月の目標」は「なし」だそうです。
やる気のない中学生のクラスですか。
そこへ、水忍がやってきて、激流砲で火を消します。それを下手に使うと、火を消すどころか、交番のひとつやふたつはぶっ壊れると思いますが、看板を飛ばす程度に手加減したようです。
そこに現れる大介。「変な格好の人、見ませんでした?」と、大介に尋ねる真田警官。この人も、その「変な格好」仲間の一人なんですけどね。
そこで、予告電話のことを大介が聞いたところでサブタイトル
キャプター皆殺し作戦!!(by 納谷悟朗)
一瞬、ショッカーの首領が命令を発しているのかと思いました。
社長と秘書に化けて、ビルで待ち構える三郎兵衛さんとマリアさん。しかし、予告の時刻を過ぎても、何も起こりません。「このビルを火事にするなんて、嘘でしたね」というマリアさん。ただ「中央通りのビルを火事にする」と言っただけで「このビル」とは一言も言ってませんが。
しかし、三郎兵衛さんがタバコに火をつけようとすると、火とんが現れます。このビルで良かったことを喜ぶべきか、風魔忍者が現れたことを嘆くべきか、判断の難しいところです。
マリアさんは変身して「花忍キャプター3!」と名乗りますが、壁に張り付いた状態で名乗られても、あまりカッコよくありません。
三郎兵衛さんも変身して「雷忍キャプター1!」と名乗りますが、同じく壁に張り付いてます。流行っているのでしょうか。
あと、火とんが背中に消火器みたいなものを背負っているのを見ると、なんたか和みます。
ビルの中には、忍者キャプターが全員集合。風忍は、風貝で風魔の火薬みたいな粉を飛ばします。
すんません、それ撒き散らしたらかえって危険じゃないですか。
ちょっとの火の気でドカンといきますよ。
他の場所では、下忍たちに「激流砲はどうだ!」という水忍。
「ドラゴンシーザーのうた」を思い出させます。
しかし、火とんの本当の狙いは、キャプター全員をビルに誘いだし、キャプターが留守の天堂家から美樹お嬢様をさらうこと。そして、キャプターがそれに気がついたときには、すでは美樹お嬢様はさらわれた後でした。
天堂無人の爺さんは何してましたか。
美樹お嬢様が風魔に捉えられたことを知り、落ち込む天堂無人とキャプターの面々。そこへ、矢文が飛んできます。
毎度思うのですが、それを放つ腕があるなら、ついでに誰か一人狙えばいいと思うのですが。
で、脅迫文によると、美樹お嬢様を返してほしくば、キャプターのヘルメットを渡せとのこと。
そんなもん、いくらでもくれてやればいいじゃないですか。
忍者スーツの方は、防御に役に立ったり、少しは身体能力を高めてくれる効果がありそうに思いますが、ヘルメットは本当にただのヘルメットで、なけりゃないで、かえって身軽になって好都合のような気さえしてきます。
あまつさえ、視界の邪魔ですし。
しかし天堂無人は、要求には応じず、美樹お嬢様を見捨てるといいます。
そこへ、空気の読めない敬太がやってきますが、もうひとり空気の読めないふとっちょが
「こいつ、逃げ遅れてやんの!
(*゚∀゚)ヴァハハノヽノヽノヽノ \ / \/ \」といって、下忍をひとり連れてきます。
キャプターは、下忍をわざと逃し、美樹お嬢様の囚われている場所を探ります。三郎兵衛さんと大介が目をつけたマンションがビンゴでした。
美樹お嬢様を発見したものの、逆に罠にはまる大介と三郎兵衛さん。しかし、最近キャプターで流行りの張り付き名乗りで脱出します。
火とんは美樹お嬢様を連れて表へ。いちおう、モロにお嬢様の胸を触らないように、微妙に気を使っています。
すると、結局キャプター全員来ちゃいました。天堂無人のいうことなど、誰も聞いちゃくれないようです。
で、美樹お嬢様を人質に取られているにも関わらず「心して戦え!」というだけで、キャプターは風魔相手に必殺技のオンパレード。
火とんも、美樹お嬢様をキャプターに奪還され、火輪弾火炎陣を受けて爆発しました。
人質をとった意味ゼロです。
美樹お嬢様がキャプターに礼を行っていると、さっきは孫娘を見捨てろとほざいていた天堂無人がしゃあしゃあと現れます。
どのツラ下げて出てこれますか、このジジイ。
あまつさえ、ジジイの分際で美樹お嬢様を抱っこする天堂無人に憤慨ですが、真田警官の交番の来月の目標はちゃんと決まるのか気になりながら、今回は終わりです。
ちなみに、この第5話は「東映まんがまつり」の1本として、ブローアップ版が劇場公開されています。
おとうさん(だけ)大興奮ですな。