【脚本 土筆 勉 監督 広田茂穂】
その王子は「真緑」な偽物だ!
◆ ◆ ◆
■来日したアブラーダ王国の王子・イスマイルと再会する。一也。
そして、一也とイスマイルは謎の挨拶。
イスマイル=いいスマイル ということなのでしょうか。
ちなみに、この世界の日本は、輸入している石油の八割は、この国から輸入しているのだそうです。
一国に依存しすぎです。
■で、一也に「アメリカの大学に行ってた頃とちっとも変わってないじゃないか」という、イスマイル。
まあ、中身は全くの別人というか機械になっちゃいましたけどね。
ちなみに、イスマイル役は、ミラーマンの主役・鏡京太郎役として知られる、石田信之さんです。
ミラースパーク!
■イスマイルの滞在先で流れるファンファーレ。
すんません、この曲ってもしかして、牛靴仮面が黒十字ハリケーンを黒十字総統に披露する時に流れた曲と同じじゃないですか。
■イスマイルを襲うドグマ怪人・カマキリガン。
目が光りながらクルクルまわったり、胸に機械が仕込んであったりと、なかなか凝ってます。声は村越伊知郎さんです。
■イスマイルに化けたカマキリガン。
化けるのはいいですが、一人称が「余」だの、語尾が「じゃ」だの、いちいち言葉が古すぎます。
時代劇の見過ぎでしょうか。
■イスマイルの行動に疑念を抱いた沖一也は行動を開始。しかし、その前にメカのチェックです。
なにやらアルファベットの並んだボタンがありますが、
PKDRCE
SWKRZS
RCNDAO
RILEMU
UNHPOH
と並んでます。何の意味があるのかは不明です。
■偽イスマイルは、街を一区画占領します。
外の警備はブレイン党が固めているぞ!
■沖一也は、ドグマが秘密基地を作ろうとしている現場で、作業させられているイスマイルを発見。
普通こういう場合、本物は殺すか幽閉するかのどちらかだと思います。
よりによって、生かしておいたうえに、人目につくところにおいておくとは、全くもってアホすぎます、ドグマ。
■本物のイスマイルを救出したかに見えた沖一也ですが、なぜかチョロがドラマに捕まって、人質にされています。
手の出せない一也は、結局イスマイルとともに捕らえられます。
口にこそ出しませんが、沖一也はきっと「死ね」と思っているに違いありません。
こんなことなら、やっぱり石油の輸入がストップして、バイクが走らなくなって、商売が立ち行かなくなって、バイク屋クビになってくれた方がマシでした。
■カマキリガンは、処刑台に沖一也とチョロをセットし、偽イスマイルに変身です。
ミラースパーク!
■神父役は、この時期のテレビドラマに欠かすことのできない名優・岩城力也さん。
そういえば、「ストロンガー」でも神父役でした。あの時はトンボ食ってましたが。
ハッ、その時の怪人もカマキリ…。
■新郎新婦が着席すると落ちる仕掛けのギロチン。
沖一也は、得意の口臭攻撃…ではなく、精神を集中させ、なんだかよく分からない方法で、脱出に成功したようです。
■万事うまくことが運んだと確信した偽イスマイルの前に現れる、本物のイスマイルと沖一也。
偽イスマイルは、カマキリガンの正体を見せます。
「くそ〜バレたかぁ!」というカマキリガンですが、
さっき自分から、みんなの目の前で変身したやん。
自分の数分前の行動をもう忘れていたのでしょうか。しょせんはカマキリ。
■一也とファイターの対決。「8人ライダーVS銀河王」の音楽が流れました。
■沖一也はスーパー1に変身し、Vジェットでカマキリガンの乗った車を追います。
そして、かなり後方だったのに「待っていたぞ!」と、とっくにてめえらを追い越していたことと、マシンの高性能ぶりをドグマにアピールです。
それはいいのですが、言うにことかいて「ここが貴様の死に場所だ!」という、スーパー1。
とても正義のヒーローの言葉とは思えません。
■スーパー1はカマキリガンと対決。
カマキリガン自慢のカマ攻撃に対し、パワーハンドを使用。
カマキリガンの武器を見事に粉砕します。
勢い余って尻餅をつくスーパー1が、ダサカッコいいです。
最後はスーパーライダー閃光キックでとどめでした。
で、彼女をイスマイルに紹介したのは沖一也だということですが、なんであんな可愛い子を他人にあげたんだ、アホな奴と思いながら、今回は終わりです。