【脚本 江連 卓 監督 佐伯孚治】
鬼の分際で勝手に諺を作らないでいただきたい。
◆ ◆ ◆
沖一也が、ジョギング中に急停止、形の稽古をするという意味不明なことをやっていると、一輪車の練習をしているハルミを見つけます。
よろけるところを支える一也。ハルミは、一輪車で歩行者天国をスイスイ走って、一也やマスターたちをビックリさせようとしていたそうで、練習していることはナイショにしてほしいとのことです。
それはいいのですが、はたから見ると、マスターに隠れて昼間っからイチャイチャいているアベックにも見えるので、この光景の発見者を口止めした方がいいように思います。
■そこへやってきたのは、良たちです。ガキで助かりました。
良たちは、鬼が沢に野うさぎを捕まえに行くそうです。一也も誘われますが「俺は今日やることがあるんだ」といって断ります。
まあ、あなたが行ってりゃ、こんな七面倒くさいことにはならなかったのでしょうけど。
■鬼が沢に入った良たちは、軽快なエンディング主題歌アレンジ曲でうさぎを捕まえようとしますが、その様子をドグマ怪人オニメンゴが見ていました。
■その夜、谷モーターショップに集結する保護者たち。どうやら、夜になっても子供たちが戻っていないようです。
谷さん、この地域の自治会長でもやっているのでしょうか。
■一也やマスターたちは、鬼が沢を捜索。子供たちを発見しますが、良だけいません。
一也は、良の行方を探るべくスーパー1の変身ですが、妙に静か。変身のあと戦闘音楽が鳴らないと、なんだか寂しいです。
■スーパー1は、アマゾンの音楽で木こり小屋を発見、第1作の音楽で小屋に向かい、そこで良のナップサックを発見者します。
すると、スーパー1を空飛ぶマサカリが襲います。マサカリを投げた主は「オニメンゴ〜!」と自己紹介をしながら、良をさらって去っていきます。
それを見て「良は恐るべき怪物にさらわれてしまった!」というスーパー1。
もうちょっと追わんかい。
■ドグマは学校を破壊し、子供たちにドグマ学を教える計画です。
作戦を実行しているオニメンゴに会わせろという親衛隊長に対し、それは出来ない相談だという、メガール将軍。
今頃オニメンゴは、どこぞの森で子供たちと遊び興じているのだそうです。
それを聞いて「なんという不謹慎な!テラーマクロに伝えるぞ!」という、親衛隊長。
単なる告げ口野郎ですか。
しかしメガール将軍は「構わん!テラーマクロは目を細めてお喜び遊ばすだろうよ」と言います。
どうやらオニメンゴは、遊びながら子供を手なずける恐るべき怪人のようです。
■オニメンゴは、良が大変気に入ったようで、目からビーム目を与えて使いこなせるように訓練。ビームが出せると「できた!できた〜!」と、大喜びです。
■学校では、良の友達は押し黙ったまま。
その様子を見つめる谷さんのところに「すみません!怪物を見失いました」と、おめおめと沖一也が戻ってきます。
てめえ、途中で諦めてたやん。
そこへ、子供たちの心を和ませようと一輪車でハルミが登場。
しかし、回る回る回るマシンの銀輪が、子供たちの嫌な記憶を呼び起こしたらしく、子供たちは去っていきます。明らかに逆効果でした。
あと、どうでもいいですが、赤い帽子を被った子、妙に老けてますが、今でもお元気でしょうか。。
■子供たちは、目からビーム目からビームを発射して、ゴミを燃やします。
そこへやってきて「君たち、火遊びがどんなにいけないことか、よーく分かっているはずだね!」と説教する一也ですが、収集日でもないのにゴミを放置する頭の腐った連中にも説教してほしいところです。
■沖一也は、良を探しに再び山へ。
そこでは、良がオニメンゴと楽しそうに遊んでいます。
なんとかオニメンゴと良を引き離そうとする一也ですが、ものごっつい古典的な落とし穴にまんまとハマってしまいます。アホです。
ファイターたちは、一也を生き埋めにするべく、総出で穴の中に土を挿入します。
■良を肩車したオニメンゴは、他の子供たちも従えて「おまえたちの大嫌いな学校を炎に燃やせ!灰にしてしまえ!」と命令します。
子供の中に、ジャイアンツの帽子を被った子供がいますが、それよりもロッテオリオンズの帽子を被った子が気になります。
■そのころ、落とし穴に土を入れるだけ入れ、足で固めて一仕事終えたとばかりに去って行くファイターたち。
最後尾のひとりが最後っぺで土を固めると、スーパー1が現れます。
だいたい、宇宙空間や真空でも活動できる人なんですから、これくらいで生き埋めになんかできるわけがないです。ファイターの方もアホでした。
■良をとりもどすべく、ハルミは第1作の音楽をバックに、一輪車と良とを交換するように要求。
オニメンゴは、一輪車を練習しますが、そこにスーパー1の登場。
「オニメンゴ!学校は子供たちのものだ!火をつけて燃やすことなど、このスーパー1が絶対に許さんぞ!」
チェッ、スーパー1め余計なことを(←子供たちの心の声)
■オニメンゴは、子供たちにスーパー1を攻撃させますが、スーパー1はエレキ光線でこれをかわします。
すると「来いスーパー1!望み通りここで勝負をつけてやるわ!」という、オニメンゴ。
そんなこと、一言も言ってません。
■オニメンゴは「鬼に金棒!」といって攻撃しますが通じず、今度は「鬼にマサカリ!」といって最後のあがきをしますがこれも通じず、挙句はそのマサカリで角を折られ、最後はスーパーライダー稲妻落としというキックを受けて爆発しました。
■「ここは君たちの学校だ。たくさん勉強して、たくさん遊ぶんだよ!」と、適当なことを言って去って行くスーパー1ですが、鬼が沢にいかなかった一也の「やること」とは一体なんだったのか気になりながら、今回は終わりです。
■次回予告。
今回も沖一也が登場。
今回から、一也の動きが呼吸法の動きではなく、拳法の形のような動きになります。
「やあ、今日も元気でやろう!
お腹に力を入れて
息を吸って
止めて
ゆっくり吐く
これをやると、体にとてもいいんだ。
テストの前なんかにやると落ち着くぞ!」
回りの人間が落ち着きません。
この辺りから、お話が若干おちゃらけてきたような感じはしますね。後半ジンドグマ編の予兆のようなものを感じました。
それにしてもハルミは、ライダーヒロインとして実に上手く機能している感じですね。程よくトラブルメーカーで、時々ちょっとだけ活躍してという感じで、気が付いたら降板する事もなく最終話まで出てましたからね。
前作スカイライダーの女性キャラなんて「誰がいたっけ?」という感じでしたから……
拓さん
ジンドグマっぽい無生物モチーフの怪人が出てきましたからね。カセットゴウモルとか「ラジカセ怪人」言われてましたからね。
意図したものかどうかは定かではありませんが、このあたりが硬軟織り交ぜたスーパー1のおもしろさですね。
ハルミは、歴代のレギュラー女性陣では地味な部類かもしれませんが、出過ぎるわけでもなく、埋没するわけでもなく、いいポジションにいましたね。
スカイはレギュラー女性陣そう入れ替えなんてこともありましたが、1年間出たということは、制作陣から評価も高かったということでしょうか。
スカイは後半、可愛い子いたけど、名前忘れた…orz