【ジェノス星人・ドクロン登場】
世にも珍しい、霊柩車とジープのカーチェイス!
◆ ◆ ◆
ドクロンを辛くも退けたスペクトルマン。
蒲生は、ジュンと共にジェノス星人のいる病院跡へと再び向かうが、逆に捉えられてゴリたちに目を焼かれてしまう。
ジュンの活躍でジェノス星人は倒したが、残ったドクロンが暴れだす。
目の見えないままスペクトルマンに変身する蒲生だが、さすがに苦戦。
その時、ジュンは命をかけて超能力を発揮する…!
蒲生譲二とジュン、まさに命懸けの友情の物語。
今回の前後編は、グレートサタン編と同じく高久進さんの脚本だが、こっちの方が話は断然良い。
「僕はどうせ、もうすぐ死ぬし、自分が死んでも誰も悲しまない」という、ジュン。
それに対し、「俺は君の友達だ。君が死んだら俺はどうすればいいんだ?死ぬなんて言うな」と励ます、蒲生譲二。
このやりとりだけでも胸が熱くなる。
そして、スペクトルマンとなった蒲生を助けるために、最後は命を投げうって友情を貫くジュン。
そして、ジュンは死んでしまう。
「なぜ…なぜ死んだんだ…!」
そこには、いつもの飄々とした蒲生の姿はない。
「宇宙猿人ゴリ、俺はこのことだけでもおまえを許すことはできない!」
そこまで言わしめるほど、ジュンを大事に思っていた蒲生。
そして、はからずも、最終決戦の時は迫っていた…。
この回、いくら手榴弾を持っているとはいえ、こともあろうにジュンにやられてしまう、ジェノス星人。
それを見てゴリ「たかが子供ひとりに、なんたる失態!」
全くその通りです。
あとドクロンという怪獣、もともとは「死んでいた怪獣」らしい。
ということは、あの姿は元の怪獣の「骨格」が怪獣化したもの、つまり元は別の怪獣だったということだろうか。
だとしたら、元はなんという怪獣で、どんな姿をして、なぜやられたのか、気になるところである。
なお、この回の放送後、日本映画専門チャンネルでは「お断り」は出ませんでした。