【ジェノス星人・ドクロン登場】
今でいう「リア充消えろ」?
◆ ◆ ◆
死者を殺人鬼として生き返らせ、人間同士で殺しあい、人類を絶滅危惧種させるという、ジェノス計画。
宇宙猿人ゴリと手を結んだ、ジェノス星人の企みである。
それを予知した、ジュンという少年。その言葉通りに事件は起こる。
ジュンと出会った蒲生譲二は、彼と行動をともにする。ジュンは、蒲生がスペクトルマンであることも知っていた。
そして今また、ジュンの予言通りに出現する、怪獣ドクロン。蒲生はスペクトルマンに変身して戦うが…!
人間同士を殺しあいさせるという計画を企むジェノス星人の声は、この後あまたの悪の首領・幹部・怪人の声を担当することになる、飯塚昭三さん。さすがに、この時期は声が若い。
ちなみに、ジェノス星人の名前の由来「genocide」とは、英語で「虐殺」の意味。つまり、ジェノス星人とは「虐殺星人」。
本当に、宇宙ってのはロクな名前の奴がおらんな。
そのジェノス星人に、一度はラーを殺され、本気でキレるゴリ。
その後、ラーが生き返ったことを知り、本気で喜ぶゴリ。
ふだんは邪険にしているようでも、ゴリはラーのことが心底大好きなのだな…。
この回、よくあるパターンではあるが、ジュンが警察を呼ぶが何事もなく、警官がジュンにくだらない説教をして帰っていくシーンがある。
まあ、警察ってのは「事件が起こってから」しか動けないのであって、未然に防ぐことはできないですからね。
で、実際には事件は起こるのだが、そのことを「何の恨みもないアベックを切りつけた」と伝えるテレビのニュース。
非リアにとっては、リア充が歩いているだけで恨みの対象になり得ますが。
そして、事件を予知していた少年がいたこと「だけ」をボスに報告する、蒲生譲二。
大事な内容がひとつ抜けてるぞ。
それにしても蒲生譲二、あんな気味の悪い病院跡にひろみさんをひとりにするとは、正義のサイボーグの風上にもおけんな、君って奴は。