【キラー星人・マーダラー3兄弟・流星仮面 登場】
笑う門には宇宙の殺し屋来たる。
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子供がバスに乗り遅れたせいで、村人が皆殺しになる酷い話…。ではなく。
子供の言うことをちゃんと信用しないと、皆殺しになるよという、アホなジジイたちへの警告…でもなく。
2話続けて、巨大化したスペクトルマンが登場せず、終始等身大ヒーローものとして展開する前後編。
ここらあたりは、伸縮自在の設定を生かした、作品の幅の広さだよなぁ。
親父をスペクトルマンに殺されたという、宇宙の殺し屋・キラー星人と、その中心マーダラー3兄弟。
ゴリから、スペクトルマンが地球にいることを聞いた3兄弟は、密かにスペクトルマン暗殺を計画。
しかし、そのことを始少年に知られたと思った3兄弟は、秘密を守るために村ごと始を始末しようとするが失敗。逆にキラー星人の存在は、怪獣Gメンの知るところとなる。
キラー星人と戦うスペクトルマン。しかし連中の作戦にはまったスペクトルマンは苦戦を強いられる。
そこへ現れたのは、同じく宇宙の殺し屋だが卑怯なことは大嫌いな流星仮面。始をキラー星人から助けたのも、この流星仮面であった。
彼の助けで急場をしのいだスペクトルマン。しかし、流星仮面の本当の目的は、スペクトルマンと一騎打ちの勝負をすることだった。
最近では見慣れた展開であるが、当時としては斬新であったろうと思われる「第三極」の出現。
同じ殺し屋でありながら、キラー星人たちとは一線を画すキャラクターは、今見ても面白い。
まあ、見た目は単なる変なオッサンだけどな。
それにしても、宇宙の殺し屋だの、宇宙の破壊者だの、宇宙ってのは全くロクな奴がいないな。
しかも、マーダラー3兄弟の親父は「宇宙の夜の帝王」と呼ばれていたらしい。
なんか、違う意味にも聞こえるな。
ともかく、今後のストーリーが気になりながら、次回へ続くのであった。
この回、名前が出てきただけで、ゴリとラーの出番は全く無し。かつては「主役」だったのに…いくら顔が濃くても、いい加減忘れられるぞ。
「今度こそ奴の息の根を止めてやる!」と息巻く、マーダラー3兄弟の長男(?)。
なぜカメラ目線?
そういえば、マーダラー3兄弟が村人を虐殺しにきたとき、障子に血プシューてやってたな。
Gメン75とか魔人ハンターミツルギとかで見た気がするけど、最近はこういうのあんまりできないのかな。
まあ日本映画専門チャンネルの放送では、この回のあと「お断り」のテロップが出なかったので、今でいう「不適切な表現」ではないらしいけど。
なお、この回からサブタイトルに「話数」が入らなくなります。といっても、残りあと10話足らずではありますが。
で、最後に、
水色の上着のひろみさん(;゚∀゚)=3ハァハァ