■脚本 井上敏樹
■監督 雨宮慶太
■あらすじ
三人を欠き、グレートイカロスも手負いのジェットマン。
一方、トランザがジェットマンを倒すことを面白く思わないラディゲは…。
■ヒトコト
ベロニカ襲撃後編。
ていうか、完全にタイトルが「ジェットマンが勝つ」ことを示している。
まあ、いずれはそうなるにせよ、三部作と思ったら前後編止まりだったのが意外。
今回、ジェットマン側は、(テトラボーイとグレートイカロスの新技はあったにせよ)さしたるパワーアップはしておらず、ベロニカの敗北は、ほとんど「自滅」と言っていい。
まず、動力源を「人間の生体エネルギー」なんて、不安定この上ないものにしたこと。
あれほどのロボットが作れるなら、内部永久供給型のエネルギーシステムくらい作れたはず。
そして、なんと言っても、「操縦型」のロボットにしたこと。しかも、バイラムの幹部全員で操縦するという、効率の悪さ。
操縦するなら、せめて一人乗り、できることなら、テトラボーイのように「自立型」のロボットにするべきであった。
バイラムの辞書にに「協力」や「結束」の文字はない…。
■ミドコロ
▽聞きようによっては「グレートイカロス」じゃなくて「グレイ」と「イカロス」に聞こえる、凱のセリフ。
あぁ、日本語って難しい…。
▽相変わらず、流用映像大放出の爆発シーン。
▽グラステクターもソリッドスーツもなしで「俺の身体に電気を流す!」を決行する凱の姿に「漢」を見た!
▽多分、ベニヤかなんかで塞いでいたであろう、さっき空いた穴と同じ箇所を貫かれた、グレートイカロス。
▽「ラディゲの衣装展示中」みたいになった、ラディゲ。
▽ビル広告「SONY濃密画質」。
▽やっぱり、欽ちゃん走りがよく似合うテトラボーイ。
▽ホットミルクの量、少なっ!
てか、こんなもん、自分ちで鍋で温めれば、いくらもかからないで作れるのに…。
あれ一杯で、いったいいくら取られるのだろう。
▽ある意味、魔神ロボ・ベロニカよりも強そうな、トマト大王。