■脚本 井上敏樹
■監督 雨宮慶太
■あらすじ
トランザが作った魔神ロボ・ベロニカ。
それは人間の生命エネルギーで動き、トランザたち四人が乗り込んで操縦する。
そのパワーの前に、ジェットイカロス・ジェットガルーダ共に太刀打ちできない。
そればかりか、雷太・香・アコが、トランザに捕えられた!
■ヒトコト
魔神ロボ・ベロニカがジェットマンを窮地に追い込む前編。
井上氏担当の、メインに当たる回であるが、凱と香、二人の関係よりも、ジェットマン五人の絆の方に重点が置かれている感がある。
また、悪の巨大ロボ・ベロニカに、バイラムの幹部全員が乗り込んでジェットマンと戦うというのは、特筆すべき点。
まあ、こういう戦闘形態にしたことが、結果的には敗因となった訳だが…。
この前後編は、雨宮慶太監督回でもあるが、セミマルのの時と同様に、二大ロボとベロニカの激闘は、テレビシリーズとしては異例とも思われる、大掛かりなオープンセットでも撮影されており、随所で臨場感と迫力のある映像を見せてくれている。
■ミドコロ
▽「香!凱!ブチュ−−−!!!…って、するんでしょ?」という、アコちゃん。
それに対し「アコさん!こっちは真剣なんだから、もう」という、香さん。
アコちゃんだって、真剣に妄想したと思いますが。
なんにしろ、相談する相手を間違っていたように思います。
▽ミラーワールドからモンスター出現…ではないようです。
▽妙に気になる、凱のもっこり。何故ビキニパンツ?
▽「ベロニカ板」(?)を見て、「これは?」「何だこれは?」という、ジェットマンたち。
すんません、それ昨夜から出てますけど、今頃気がつきましたか。
▽顔がなんとなく「仮面ライダーZO」にでてきた「ドラス」に似ているベロニカ。
もしかして、監督自らデザインを?
ていうか、その「前かけ」は一体…?
▽マスク合成の迫力とオープンセットの臨場感とは裏腹に、なぜか昔の映像のオンパレードとなる、爆発シーン。
▽ビル広告「部屋に絵が今オシャレ」?
「絵」の部分が、映像では潰れていて、ハッキリとは分からないのですが。
▽前から気になってはいたのだが、なぜか、ロボットがダメージを受けると、連動して変身が解けるジェットマン。
直接関係はないと思うのだが…。
考えてみれば、、ロボット操縦するのに、わざわざ変身する必要もないわけだし…。
▽「ジェットガルーダが!」という、雷太。
ジェットガルーダよりも、下敷きになったビルの方を心配してください。
もっとも、この映像自体が、#39の流用…。
▽専門の修理クルーが未だにいない、ジェットマン。
▽時間稼ぎ用の捨て石にされたうえに、トランザにザコ呼ばわりされる、可哀相なテトラボーイ。
▽ビル広告「満喫せよ」。
▽相変わらず、ロボットがダメージを受けると、なぜ変身まで解けるのかよく分からない、ジェットマン。
▽どう考えても「ネタバレ」の、次回予告。