■脚本 扇澤延男
■監督 新井 清
■あらすじ
バイクルが出会った、コソ泥ばあさん。
実は、もと舞台役者オッサンの変装であった。
彼は、活動停止を余儀なくされた劇団を復活させるべく、盗みを重ねていたのだ。
そんな時、国立エネルギー研究所で事件が起こる。
その事件を起こした犯人の顔を、彼、いやばあさんは知っていた…!
■ヒトコト
バイクルの説得が功を奏して?コソ泥だった米山米吉が、犯人逮捕のために一念発起する回。
米山米吉を演じるのは「ばってん荒川」さん。画面狭しと大活躍。
また、藤原役の石川武さんは、同じ年に「地球戦隊ファイブマン」に、ガロア艦長として出演中。
特撮番組にレギュラーで出演した役者さんが、他の年にゲスト出演するのはよくあるが、同じ年に現行シリーズ両方(この年でいうと、戦隊シリーズとレスキューポリスシリーズ)に出演するのは、極めて珍しいパターン。
まあガロア艦長は、あの格好にあのメイクなので、よっぽど注意深くないと、同一人物とは気がつかなかったかもしれないけど。
■ミドコロ
▽名古屋弁vs.九州弁。
▽銀子ばあさんの代わりの?投げキッス。
▽「わし、泥棒が逃げるのを手伝ってしもうたんだわ〜!刑事失格だがね〜!」という、バイクル。
まあ、爆弾犯を逃がしたことに比べれば、可愛いもんです。
って、よく考えたら、脚本家同じ…。
▽バイクル、この交番はトラウマでは…?
▽原付vs.ウインスコード。
自転車vs.新幹線にも等しい勝負にも思えたが…。
▽ヘルメットじゃなく、ヅラを被ってました。
▽思いっきりバンク映像の夕日。
直後の回想のシーン、色合いが、特捜最前線の「津上刑事殉職」後編のラストを彷彿とさせます。
▽「ピラピラしてる」らしい、ウインスペクターの本部。
▽純子さん、ナイスな営業スマイル。
▽ガロアの衣装を自ら洗濯しているらしい、藤原。
▽昭和40年代後半のような、かなり間に合わせの特撮映像。
▽思いっきり、歌のメロディー部分まで使われた、「君の青春は輝いているか」のアレンジ音楽。
▽「米山米吉45歳」って、
歳は言わんでええ、歳は。
▽タイトルよりも、「翔んでる本部長」の映像が試聴意欲をそそる、予告編。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 21曲中 13曲(ティンパニのみのブリッジ曲を除く)
流用率 62%(あさみや紫苑調べ)