■脚本 高久 進
■監督 小笠原猛
■あらすじ
元警視庁の影沢が、密かに帰国した。
正木本部長と同期の影沢は、いまや国際テロリスト集団の一員。影沢は「小型原子爆弾」の設計図を入手しており、仲間のテロリストが持っていると思われるウラニウムをも手に入れようとしていた。
竜馬は、影沢を「逮捕」するために、彼の家に向かったが…。
■ヒトコト
高久さんがレスキューポリスシリーズで描く二大テーマ「自然と人間」「戦争」のうち、今回は戦争を描いた話。
テロで平和な日常を脅かす連中と、それと戦う、暗く厳しい戦いがここにもある、ということを訴えてるようにも思える。
■ミドコロ
▽口の動きと喋ってる内容が全く合っていない、ヘンリーという外国人。
高久さんが多くの脚本を書いた「Gメン」みたいです。
▽「囮捜査は固く禁じられている」という本部長。
「選ばれた男」とか、SRSの「手錠のままの脱走」とか、本部長も思いっきりやってますが…。
「愛と勇気の父子橋の」の時は止めてましたけど。
▽部屋着みたいな衣装の純子さん。
▽サングラスしてる方の悪人(名前不明)、ソルブレインの九州編にも出てましたが、やっぱり、ちょっと気を抜くと「阿藤快」に見えてくる…。
▽サングラスをしてない方の悪人(やっぱり名前不詳)、リンゴ刺すのに手加減しています。悪人なのに。
▽「お母さん、こいつら誰なの?」という、カズヤくん。
見たら分かるでしょう、ただの、文字通り「名もなき」小物悪人ですよ。
▽二階にもトイレがある影沢家。今では割に普通でしょうか。掃除する場所が増えて、それはそれで大変そうですが。
▽「ウインスペクターだと分かってまったらまずいがね」ということで、電子手帳と銃を純子さんに預かる、竜馬隊長。
すんません、上着の肩に思いっきり「WSP」エンブレム入ってますけど。
▽潜入してきた竜馬隊長に「何者か言え!」という、名もなき悪人。
お前こそ誰やねん。
まあ、
・ウインスペクターの隊長の顔を知らない
・上着にベッタリ貼りついている、ウインスペクターのエンブレムに気がつかない。
・「特警ウインスペクターだ!」と隊長が正体を明かしても、無反応(むしろ、奥さんの方が反応してる)
以上のことから、この名もなき悪人が、相当小物であることがわかります。
もしかしたら「ウインスペクター」という名称すら知らなかったのかもしれません。
こうなると、もはや本当にテロリストなのかどうかも怪しいところです。
三島や村田でさえ知っていたのに…。
▽デミタスにも、ドリルとか、破壊系の武器が必要な感じ。
▽「組織をウラ切ったうえに、まだウランだと?」
…もしかして、ダジャレ?
▽あぁ、やっぱりオイシイところは本部長が…。
▽「逆転ばあちゃん」の時に撮ったと思われる、バイクルの転落映像。
画像が劣化してないようなので、本編の流用ではなく、別テイク?
▽あぁ、スーパーヒーローvsただのオッサン…。
▽予告編、「爆発まで、あと3時間!」というナレーションを聞いて、「なんや、まだけっこう時間あるやん」と、うっかり思ってしまった人、挙手。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 21曲中 12曲
流用率 57%(あさみや紫苑調べ)