■脚本 杉村 升
■監督 小西通雄
■あらすじ
村田の狙いは、自分を「細胞分裂を繰り返して増殖する身体」にした、春日レーヨンへの、逆恨みの復讐であった。
村田軍団に捕われ、信吾とともに脱出を試みた純子は石垣から転落して消息を絶つ。
なんとか、村田のクローンを蹴散らし、アジトをつきとめる竜馬だったが…。
■ヒトコト
藤野純子殉職?
四国編後編は、着化後のファイヤーのアクションではなく、竜馬VSクローン村田の「肉弾戦」をメインに持ってきた回。
杉村脚本の根底に流れる「心なき科学に明日はない」こと、そして利益のためなら人が死のうが傷つこうが構わない(という風に社員を教育する)企業のエゴが、裏テーマとして、描かれているようにも見える。
て、よくよく考えたら、別に四国に舞台を移さなくても、話はなりたったような…。春日レーヨンの本社が高松にあったってこと?
■ミドコロ
▽相変わらず、出張マドックス。
ふと思ったのですが、この世界の1999年は、すでに地方都市まで大容量インターネット(の、ような通信網)が、張り巡らされているということなのでしょうか。
でなければ、マドックスの「本体」は本部にあるはずなので、もし現実の1999年のように、まだアナログ回線がメインの時代なら、本部と高松の間で、通信の「時間差」が出来てしまい、とってもまどろっこしいやり取りになってしまうでしょう。
▽人相の悪すぎる、息子の写真。
▽本部長、まさかその格好のまま飛行機に…。
▽なぜか、出典不明のバンク映像が使われる、病院の全景。
▽盗みに入った村田(オリジナル)が着ている衣装、もしや、由緒正しき「南光太郎」のブルゾンでは…?
▽あっくそ、ガキの分際で…、俺も純子さんの胸に飛び込みたいぞ。
▽あ、純子さん、ピッキング。
▽村田さん軍団に追いかけられる純子さんと少年、引きの映像でも、走っているのは純子さん本人のようです。
純子さんというか中西真美さん、走り方にかなり特徴ありますからね。
▽いつ見ても鮮やかな、竜馬隊長のローリングソバット。
▽裸の上にジャンパー着ていた村田。
▽「やぶれかぶれ」と、村田と語彙が同等レベルの本部長…。
▽ケミカルディスチャージャーの新しい(かつ非道な)使い方。
▽やっぱり、下手な着ぐるみの怪人やロボットよりも恐い、生身で裸のお兄さん。
▽あっくそ、またガキの分際で純子さんの胸に…。
▽いや、だから、ボーリング場に続いて、空港にお土産持ってきたオッサン、何者?
▽「ウインスペクターは、事件があれば日本中どこへでも行く」って、
出張鑑定団か。
ていうか、いちおう警視庁の組織なんですから、とりあえず東京を守ってください。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 20曲中 8曲
流用率 40%(あさみや紫苑調べ)