■脚本 杉村 升
■監督 小西通雄
■あらすじ
化学繊維と結合すると、一定量の日光を浴びて自然発火し、しかも周囲に有毒ガスを撒き散らすという、恐るべき物質・TX-3を使ったと思われる事件が、東京で起こった。
直後、香川県高松市にある化学工業会社に、TX-3と引き換えに、10億円を要求する脅迫電話がかかる。
指定した取引場所に現れた男は、TX-3を渡さなかったため、竜馬たちは逮捕に踏み切る。
しかし、男はウインスペクターとの格闘中に、溶けてしまった…!
■ヒトコト
香川県ロケの前後編。
まさか、香川竜馬→香川県という繋がりだけで、ロケ地を決めてしまったのか?
四国ということで言えば、ついこないだクライシス帝国に狙われたばかりなのに…。
というわけで、地方ロケらしく、わざとらしいタイアップ満載の前編。
当時の光学合成技術を駆使した?ラストは見物。今だったら、もうちょっとうまく出来るのだろうけど…。
■ミドコロ
▽人(正確には服)が燃えるというショッキングなシーンの後にしては、妙に軽快なブリッジ音楽。
ていうか、穴●公務店目立ちすぎ。
あと、「さんふらわぁ」号が出てきただけで、事件のニオイがプンプンします。
▽作業着姿の純子さん、似合う。
▽とりあえず「人間扱い」されていない、ウォルターとバイクル。まあ、確かに人間ではありませんが。
箱詰めするには、ウォルターの肩の飾りが邪魔そうです。バイクルのバイスピアは外したみたいですが。
あと、バイクルの「どうも〜」の言い方が最高です。
▽挿入歌「勇者ウインスペクター」歌入り初使用。
▽迷惑駐車を しない させない わがかがわ
最後の方、早口言葉みたいです。
▽本日のタイアップ先、ホテルニューワカサ。
なぜか自慢げで、若干ムカついフロントの従業員。
あと、なんで貴方が「将八うどんでうどん食べてます」なんて、いちガキの詳細な動向を知っているのかが謎です。
▽うどん食うには、あまりにも荘厳な音楽。
うどん食いながら、これを見てたら、多分吹きます。
▽あ、食い逃げ、食い逃げ!
▽「ひさ六」の前でわざとらしく止まる、隊長と純子さん。
▽出張マドックス。
▽わざわざ連れてきたのに、ガキほったらかしのウインスペクター。
▽展開の割に緊張感のない「ぐる〜り」の文字。
▽竜馬隊長の「ライダーキック」!!
▽ショッカーの怪人にやられた人みたいに溶けた、村田(1号?)
▽「な〜るほど、ウインスペクター様のご出馬か」という、村田(2号?)
いつぞやの犯人(三島)も、「これはこれは、ウインスペクターの本部長さんとは、またお偉い方が出てきたもんだ」と言ってましたが、どうやら世間には、ウインスペクターの名はかなり轟いているようです。
▽わんさか出てくる、村田(3号〜8号)。
って、なんかプロ野球選手の村田のホームランを数えてるみたいだな。
▽ボーリング場のおじさん、何者?
▽いきなり入った本物の消火活動の映像と、かなり古い爆発特撮映像(第2話でも使ってた)。
▽また溶けた村田(3号?)。
▽タイアップなのに、イメージダウン必至の香川交通。
▽バスの中は村田さん大会(もう、号数どうでもいい)。
まあ、合成なのはいいけど、せめて双子の役者を使うとかしたら、もう少し撮影も仕上げも楽だったろうに…。
例えば、土屋兄弟を使うとか。まあ、役のイメージには合わんやろうけど。
▽で、久子さんはお留守番です。
▽「純子は死んだ」と断言しちゃうナレーションと、下手な怪人やロボットよりも恐い、裸で生身のお兄さんと格闘する竜馬隊長が映しだされる予告編。
まさに「怪人」。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 18曲中 9曲
流用率 50%(あさみや紫苑調べ)