■脚本 鷺山京子
■監督 小笠原猛
■あらすじ
バイクルが金庫を破壊し、札束をばらまいた!
それは、かつてウインスペクターの採用するロボットのシステムを巡って、朝比奈博士と競った荒井博士が、バイクルを操って行ったものだった。
荒井は、自分の開発したシステムをウインスペクターに採用しない場合、もう一度バイクルを暴れさせるという。
その時、バイクルの「生みの親」が、はるばる名古屋から駆けつけた!
■ヒトコト
「心がある、だから命がある」
バイクル誕生秘話、というか「なぜ名古屋弁なのか」が明らかになる回。
そもそも、バイクルを名古屋弁に設定した経緯はよく分からないが、後づけにしても、なかなか良い理由が考えられている。
この回、バイクルの声を担当している、篠田薫さんが、バイクルの「パパ」として、素顔で登場!
西田のおやじさん、普通のバイクル、操られたバイクルと、何役もこなしている。
■ミドコロ
▽「私たちのお父さんは、ボディを作ってくれた朝比奈博士や、電子工学研究所の人たちじゃないか」という、ウォルター。
それはつまり、ウインスペクターを窮地に追い込んだ広崎も「お父さん」に含めるということでしょうか。
▽今では見ることのない、アナログのポータブル液晶テレビ。
今のワンセグを思えば、この頃の液晶テレビは、いったい何だったのかとさえ、思えてきます。
って、このテレビ、アメリカの「GE」製?
▽荒っぽくて原始的なことこの上ない、バイクルの金庫破り。
▽札束バラ撒いてるバイクルという、妙な画面に表示される、サブタイトルのテロップ。
ていうか、午前2時に、なんでこんなに人がウロウロしてたのでしょうか。そっちの方が謎です。
▽要求を飲まなければ「ウインスペクターの権威と信頼を泥にまみれさせてやる」という、荒井博士。
ただ、ウインスペクターに自分のシステムを採用させて、自分の優秀さを世間にしらしめるのが目的なら、仮に要求を拒否されたとして、そんな泥にまみれたウインスペクターで、何ができるというのでしょうか。
全く思慮が足りません、荒井博士。
▽「そやけどワシ、そんなオッサン知らんがな」というバイクル。
すんません、ご自分のことなんですが。
▽とってもアクロバティックに、バイクルに振り切られた野々山くん。
ただのメカニックにしておくのはもったいないです。
▽思いっきりゴレンジャー時代の爆発映像。
▽女子高生の制服みたいな衣装の純子さんに逮捕されちゃった、荒井博士。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 17曲中 11曲
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