■脚本 井上敏樹
■監督 蓑輪雅夫
■あらすじ
トランザが作ったロボット・G2は失敗作だった。
G2はバイロックを抜け出し、グレイとジェットマンがの戦場に紛れ込む。
助けを求めてきたG2を、同じロボットということで、一度だけ助けたグレイだが…。
■ヒトコト
マリア、すなわちリエと、竜・グレイの恋愛模様に、第三のキャラ・G2の視点を加えて描いた異色作。
…てか、ジェットマンでは「普通」か?
ともかく、一本の短編映画とも言えるくらい、作品の出来は良い。
できたら、井上氏がメインライターではなく、この一本だけこんな作風であったなら、もっと良かったのだが…。というのは、あくまで私見。
■ミドコロ
▽まるでドクターケンプ時代に戻ったような、ドクタートランザ。
▽手始めに、凱を狙うグレイ。
この前、ルーレットに負けたことを、よほど根に持っているのでしょう。
▽マリアに「冷たい!」と邪険にされ、「俺の身体では、お前を暖めてやることはできない」と悩むグレイ。
おせらく、相当に優秀な冷却装置が備わっているものと思われますので、それを全部とっぱらって、放熱全開にすれば、問題は解決です。
まあ、もしその状態で戦ったら、おそらく3分もたずにオーバーヒートすると思いますが、マリアのためです。
▽「目が覚めたら、きっと昔のリエに戻ってる」と、根拠のない、甘い想像をする竜。
そもそも、以前に一度リエに戻った時も、ほったらかしにせず、ジェットガルーダの中に彼女を連れていっていれば、何の問題も怒らなかったものと思われます。
リエリエとしつこい割には、とことん詰めが甘いです、この人。
▽いつズリ落ちないかとハラハラする、マリアのバカでかいベレー帽(?)。
▽竜を「レッドホーク!」と呼ぶマリア。
変身前の姿を、変身後の名前で呼ぶのは、やっぱり新鮮です。
▽相変わらず、リエと竜との激しい夜の性活を予感させる戦い。
完全にSですね、リエさん。
▽目標を外しても、ものごっつい威力のファイヤーバズーカ。