■脚本 荒木憲一
■監督 東條昭平
■あらすじ
一条総指令は、竜たち五人を解任し、基地から追い出す。
一条は、小田切長官への嫉妬心に満ちており、長官は解任せず、自分の下でこき使うという。
一方、倒されたと思われた隕石ベムは…!
■ヒトコト
まるで3部作の中間みたいなサブタイトルだが、前後編の後編。
変身パワーを失った竜たちが復活するまでが描かれるが、それにもまして、一条総指令の活躍(?)に大注目の回である。
■ミドコロ
▽テトラボーイの、とっても卑怯な不意打ちパンチ。
▽なぜか、竜と連動してブッ倒れるジェットガルーダ。
▽「あの時出撃しなければ、あなたの部下はやられ、街は崩壊してました!」という、小田切長官。
まあ、ビル一棟は、完全にジェットガルーダがブッ潰しましたけどね。
▽悪い奴ほどよく笑う。
▽「あなたには、ひとかけらの人間らしさもないのですか!」と、一条総指令に言う、小田切長官。
それに対し「そんなものは指揮の邪魔になる」という、一条総指令。
総指令の、そのねちっこい嫉妬心こそが、一条総指令の、人間らしすぎるくらいの人間らしさのようにも思いますが。
▽トランザに「貴様、卑怯だぞ!」という、ラディゲ。
君が他人を卑怯呼ばわりするなど、笑止千万。
▽「あの総指令に一発食らわしとくんだったぜ!」という、凱。
隣のお兄さんは、すでに一発食らわしてますけどね。
▽全く、油断も隙もあったもんじゃないアコちゃん。
▽「基地はいつでも作ることができる。でも、あなたたちの命はひとつしかないのよ!」という、小田切長官。
レッドマフラー隊の佐原博士が乗り移ったかのようです。
▽「総指令の奴、分析結果を握り潰しやがったんだ!」という、ネオジェットマンのひとり。
そう、文字通り「握り潰し」ました。
▽指令室にやってくる隕石ベム。
正直、こんなオッサンやられちゃえと思った人、挙手。
▽けっこう珍しい、基地内での揃い踏み変身。
▽おもいっきり「ゴキブリだ」の流用の、スマッシュボンバー。
場所が違いすぎるって…。
▽総指令の「立ち直れなさ具合」が気になるラスト。