鳥人戦隊ジェットマン 第40話 命令!戦隊交代せよ

■脚本 荒木憲一

■監督 東條昭平

■あらすじ

ジェットマンの力の源・バードニックウェーブを無力化する、反バードニウム鉱石から誕生したバイオ次元獣・隕石ベム。

その攻撃により、変身できなくなったジェットマンの危機を救ったのは、もうひとつの五人の戦士・ネオジェットマンだった!

■ヒトコト

本数的にも「もうひとりのメインライター」になった感のある荒木氏が脚本を担当した、前後編。

図式としては、かつてのウルトラシリーズでよく見られた「上層部対現場の人間」というものだが、今までが今までだっただけに、この「正統派」の作りが、逆に新鮮に感じる。

やたら「戦隊内恋愛」が話題にのぼるジェットマンにあって、この前後編は、そういうのとは全く関係なく、真に「ヒーローもの」として面白く、評価できる内容となっている。

この回、次回作「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の主演を務める、ゲキこと望月祐多がネオジェットマンのリーダーとして登場。

また、紅一点の長門美由樹さんは、「ウインスペクター」にも出演しているほか、後のブルースワットの「クィーン」でもある。
■ミドコロ

「遥か20万5千光年の大宇宙に、ジェットマンを倒す秘策を発見したのだ!」という、ラディゲ。

たかだかジェットマンを倒すことだけのために、20万5千光年の彼方まで材料を見つけに行かないでいただきたいものです。

▽なぜか、ふりがながカタカナの「インセキベム」。

▽もしかしたら、水溜まりか何かに落としたら、一発で勝てていたかもしれない、隕石ベムの弱点。

▽心ならずも、旧ジェットマンは民間人になったという、一条総指令。

まあ確かに、職業軍人だった竜以外は、遊び人に、デブに、女子高生に、世間知らずのお嬢さまですからね。

隊の構成としては最悪です。今更ですけど。

▽そこらへんのオバハンみたいな、アコと香の会話。

▽なぜか、古いバンク映像テンコ盛り大会の、巨大隕石ベムの襲撃。

▽よく見たら、制服の肩に手袋を挿している、凱。

そうか、やはり君も正木本部長に憧れているのか…。

▽あぁ、アコちゃんのマシンに野郎が乗ってる…。

▽明らかにフニャフニャなのに、なぜか隕石ベムの体で折れる、バードニックセイバー。

まさに「柔よく剛を制す」ってヤツしょうか。

▽「お前たちを倒し、次はジェットマンだ!」という、マリア。

やはり、バイラムには、ネオジェットマンは、ジェットマン認定されていないようです。

▽「お前たちの代わりなどいくらでも作れる!負け犬に帰る場所などない!」という、一条総指令。

逆の意味で、なかなかの名言。

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