■脚本 井上敏樹
■監督 雨宮慶太
■あらすじ
急成長したトランは「トランザ」と名乗る。
その力の前に、ジェットマンはおろか、バイラムの幹部たちさえも太刀打ちできない。
なんとかトランザを敗ろうとする竜だが、そこへトランザがデスマッチを仕掛けてきた。
一方、トランザの出現が面白くないラディゲは…。
■ヒトコト
トランがトランザとなり、そのトランザ役として、広瀬匠さんが、「ライブマン」以来のレギュラー出演。
ちなみに、同年に広瀬さんは、ソルブレインの「勇者が涙を流すとき」にもゲスト出演している。
また、トランザがラディゲに発する「俺の名を言ってみろ!」は、後々まで繋がるセリフ。
■ミドコロ
▽オープニングのテロップ、「ギャル」て。
▽まだ牛がいたのか。
長野県じゅうの牛が食い尽くされたと思っていたが…。
▽「あいつはそういう奴だ、ほっとけほっとけ」「ほっとけーき」
…アコちゃん、見た目は女子高生でも、中身はオヤジ…。
▽木に登ってるトランザを見て「誰だ?」という竜。
長野にまで来て、山中で訳の分からないトレーニングをしている怪しい人に、他人を誰だ呼ばわりする権利はありません。
▽トランザ、まさに「嫌な嫌な嫌な奴」。
って、番組が違うか。
▽…、ギャルか…?
▽まだアリ人間時代の食いっぷりが残っている、香さん。
▽トランザのジャケット、ダサっ!
ていうか、それは確か「ターボレンジャー」のハンコボーマの回にも出てきたような…。
▽明らかに勝負する土俵を間違えている、トランザ。
大食いで雷太に勝ってもなあ。ヒマなのか?
ところで代金は雷太もちか?
▽「ジェットマン、いつまでもレジャー気分でいられると思うなよ」という、ラディゲ。
その顔で「レジャー気分」て。
▽トランザのことを「キザったらしい嫌な野郎だったぜ」という、凱。
とりあえず、貴方にはあまり言われたくはありません。
▽「トレンディー戦隊」の名にふさわしくない、泥臭い竜の特訓。まあ、これでいいんですけどね。
▽正木本部長ばりに、ヘリコプターに曲乗りする長官。
やっぱり、同類の人…。
▽初登場がBパートに入ってたらだったうえに、巨大化もさせてもらえなかった、かわいそうなバイオ次元獣・ギョライピラニア。
▽爆発直前に通りがかった、後方の黄色いバスは何?
▽予告編、後の「ガチンコ!」等でのナレーションを予感させる、垂木さんの「いきなりハンマー!」の読み方。
広瀬匠さんって何か味がありますよね。
「フラッシュマン」の「超パワー!ワンダ」でリー・ケフレンから
自身の正体を知らせれて愕然となるも、「戦う」意志を強める・・・
いい感じでした。
「ライブマン」も自分の脳を大教授ビアスに進んで捧げるところとか・・・
こう書くと、曽田博久さんは悪役の心理をしっかり描いてきたと感心します。
「俺の名を言ってみろ」ってジャギ様ですね。
影の王子さん
なるほど、セリフの元ネタはそれかもしれませんね。
確か、最後あたりでラディゲと立場が逆転したときに、ラディゲが同じセリフを言い返していたような。
広瀬さんは、どうしても悪の側のイメージが強いので、一度、バリバリの正義の味方の広瀬さんというのを見たかったです。
もっとも、私が確認してないだけで、どこかでそういう役を演じている作品があるのかもしれませんが。
「フラッシュマン大百科」によると、ネフェルの萩原さよ子さんは、カウラーが出てきてから、気品のある演技を心がけているのに、ついついワンダの笑顔につられて軽くなっちゃうと、おっしゃってました。