■脚本 荒川稔久
■監督 東條昭平
■あらすじ
バイオ次元獣の登場で、すっかり立場のなくなった次元獣・ドライヤージゲンが、グリナム兵とチームを組んでジェットマンに挑戦しときた。
その、見た目の変さとは裏腹の圧倒的な攻撃力の前に、敗北寸前のジェットマンだったが、絶体絶命のお婆さんの出現で、事態が一変する!
■ヒトコト
ジゲンジゲンジゲンジゲンジゲンジゲンジゲンジゲンジゲン
とにかくゲン〜ジ〜〜〜♪
あれ?
というわけで(?)、「次元獣にだって、自分の人生を選ぶ権利があるはずだ!」と、ネタバレになっちゃうけど、次元獣ドライヤージゲンが、理髪店に就職する話。
理髪店の店主を演じるのは、本編劇中音楽を作曲した、「KAZZ TOYAMA」こと外山和彦さん(オープニングでは、外川和彦と、思いっきり誤植されているが…)。
ちなみに、劇中で流れる挿入歌「悲しきグリナム兵」は、外山さん自ら歌っているもの。
■ミドコロ
▽JETMAN COME TO K-602
ドライヤージゲンからジェットマンに送られた挑戦状(?)
まあ、ジェットマンが勝手に挑戦状だと思ってくれているのでいいのですが、文としては、やはり変です。
この語順で挑戦状、すなわち命令文にしたければ、「JETMAN」と「COME」の間に「,」が必要です。
まあ、通常の語順でも、話す時に語尾を上げれば伝えられなくはないですが、そうすると「ジェットマン、K-602ポイントに来てみるかい?」みたいな、挑戦状にしては軽いノリになってしまいます。
そもそも「JETMAN」が単数扱いであれば
JETMAN COMES
じゃないといけないし、五人各々が「JETMAN」なら
JETMEN COME
じゃないといけないし…。
あー、もう、ややこしいなあ!日本語で書かんかい、日本語で!日本人だろ?あ、次元獣か。
▽おそらく、追加録音分の中の、ジェットマン側の音楽で、グリナム兵の戦意を高揚させる、ドライヤージゲン。
やっぱり、上手い選曲です。
▽「要はただの次元獣でしょ?今時カッコつけちゃって」という、アコ。
その「ただの次元獣」に、ついこないだまで、けっこう苦戦してたのは、どこのどなたでしょうか。
▽やはり、おそらくジェットマン側の音楽と思われる曲(勝利のファンファーレ?)で、礼儀正しく登場した、グリナム野球団。
▽ブルースワローのスカートをめくって「可愛い!アコちゃんのお尻!」という、グリナム兵。
それ、蜂須賀さんのお尻…。
▽2週間のご無沙汰です、ホワイトスワン。
▽ワンちゃんの健康を考えると、ドライヤージゲンの塗料に有害物質が含まれていないか、心配。
▽「ジェットガルーダ鳥のロボ!」のアレンジ曲を動員してまでの、夢オチ。
関係ないけど、あの歌の歌詞、「ジェットガルーダ、鳥のロボ」より、ジェットガルーダ「鳥の顔」の方が正しい気がする。
▽グリナム兵に「要らなくなったらすぐ殺すバイラムに、命をかける価値があるのか?」とその風貌で何気に名言を吐く、ドライヤージゲン。
▽理髪店に就職したドライヤージゲン。
焼肉屋に就職したガイナモを思い出すなあ。