■脚本 荒川稔久
■監督 中澤祥次郎
【結局、一番元気なのは関智一だな】
「ディケイド」で味をしめたのか、2011年の戦隊・ゴーカイジャーは、過去の全戦隊の力を使うことができるらしい。
(ゆえに、オーニングの「原作」のところに、石ノ森章太郎が名を連ねている)。
だから「最強の戦隊」だというフレコミ。
なんか、「最強」の意味をカン違いしてないか?
いちおう、制作側としては、冒頭の大合戦シーンで視聴者の度胸を抜いたつもりなのかもしれないが、私としては、
「あーこれ、撮影大変だったろうなあ」とか
「あーディケイドの第1話でも、こんなことやってたなあ」
くらいの感想しかない。
どうせ夏の劇場版でも、こんな感じになるんだろうなあ…。
ゴーカイジャーが、ゴレンジャーとかシンケンジャーとかに変わるのも、ディケイドで散々こういうの見せられてるので、正直「もういいよ」って感じ。
だいたい、ゴーカイジャーすらまだ「ヒーロー」として認識されていないのに、いきなり「偽物」に変身してどうするのだ?
本当に、1年続けられるのか?この番組。
こんな目茶苦茶な作品の「処理」を任される荒川さんも大変だ…。
とりあえず、唯一(?)のミドコロは、アカレンジャーの声が誠直也さんだったということかな。
誠さんも、まさかゴレンジャーから30年以上経ってから、アカレンジャーの声をやるとは思ってなかっただろうなあ。
ていうか、どうせなら誠さんには、司令官とかの役で本格的に出演してほしいのだけれど。
あと「この星のお金がないよ」といって、食うためのお金を得ようとするところは、現実的で面白いのだが、なぜ宝石(か、何か)を売る?
ピンクが、地球人(というか日本人)を「庶民」と呼んでいたが、アンタらこそ、まさに庶民的行動じゃん。
海賊だったら銀行を襲わんかい、銀行を。
第一、身分証とか持ってへんやろ、こいつら。
というわけで、荒川さんの手腕に期待するしかないな、という感想でした。
僕も観ましたよ!
1.オープニング
34戦隊の方々、上空に戦艦が大挙しておしよせているのに
何故、巨大メカで出撃せず、地上で戦闘員と肉弾戦?
2.誠氏の声
セリフ2行やん…涙
3.保母さんの解説
「まさか35代目のスーパー戦隊?」
「あれは地球で最初に結成された秘密戦隊ゴレンジャー」
一体…どれだけの時間が経過しているのか?この世界。
スーパー戦隊って公になってるの?
結局、ウルトラもライダーも戦隊も過去の「遺産」を喰いつぶしてきてますな。
影の王子さん
了解、完了しました←業務連絡(笑)
ご覧になりましたか!
結局、ゴセイジャーをほとんど見ないまま、「もしかして、今日あたり、新番組開始では…」と思ったら、本当にやっていたので見ました。
・母艦で攻撃しない。
まあ、宇宙刑事シャイダーも、決してビッグマグナムで不思議獣は撃ちませんでしたから、その「倫理感」?を踏襲したと考えましょう(笑)
・誠さん
そうですねー。残念でした。せっかくなので、「エーンドボール!」とか、決めセリフを聞きたかったです。
今後、どこかで「出演」されることを期待しましょう。
・解説
もし、全ての戦隊が同じ世界に出現しているとしたら、35年もの間、悪の組織も引っ切り無しに現れているということになりますから、もし本当にそうだとしたら、もう日本(というか、ほとんど東京)から、「こんな、地球上で最も危険な場所に住めるか!」と、人がいなくなっててもおかしくないくらいですね。
あと「地球で最初に」っていうのはどうかなあと思いましたが。
トリプルファイターとかストラダ5とか…。
・過去の遺産
そうですね、もうここらで「新しいヒーロー」が望まれるところですが、基本的に「某企業の販売促進番組」である以上は、難しいでしょうね。
お久しぶりです。
ゴーカイジャー、カミさんと子供にはウケてました。この段階での狙いは成功しているのかも。
ゴセイジャーは途中で見るのをやめ、ダイスオーも久しくやっていなかった息子たちがさっそくダイスオーをやりに行ってました。
ゴーカイジャー、基本的に自分と同じ色の過去の戦士に変わることができるようなんですが、そうすると、キレンジャーやバルパンサー、ジェットオウルなんかは、みんな「女戦士」の扱いになっちゃうんですよね(ビッグワンもイエロー扱い。クワガライジャーはピンク扱い)。
昨日の番組内では、あまり目立ちませんでしたが、テレマガに載っているキレンジャーの姿は結構衝撃的でした…。
月見家さん
お久しぶりです!
ゴーカイジャー、ご覧になりましたか。
多分、素直に、変なこだわりがなければ、面白く視聴できるのかもしれません。
私のようなひねくれものは、どうしてもアラ探しをしてしまいますからね。
加えて、現在の当ブログを見ていただければお分かりの通り、かなり短期間で「ウインスペクター」と「ソルブレイン」を全話見た直後ということもあり、作品の質の違いを如実に感じるので、なおさらゴーカイジャーが、あまり良くは見えないということもあります。
そうですね。キレンジャー、女子でしたね。
まあ、そのパターンはまだいいのですが、問題なのは、女子キャラが男子になるケースです。
レビュー本体には敢えて書かなかったのですが、マジブルーが野郎になったのがショックでした。
つまり、ブルードルフィンやブルースワローやハリケンブルーが野郎に…。
あんな肩幅が広いマジブルーなんて、マジブルーじゃない…。
ま、とりあえず今は見守るしかないですね。
ありがとうございます!
僕は戦隊は「ゴレンジャー」を観て、それからは「ゴーグルV」~「ライブマン」を観てました。
曽田博久さんのシナリオが良かったし、JAC(当時)の変身前
(春日純一さんとか)も変身後のアクションも素晴らしかった。
「戦隊」を同一世界とする本「すごい科学で守ります」みたいに
各戦隊は世界各地で戦っている(初期ライダーと同じだな…)
みたいにした方が良かったかも?
しかし、「ディケイド商法」えげつないですね…
もう、ウルトラはダメだから、B社なりふり構わずですか?
影の王子さん
やはり、曽田さんがメインで書いていた「バイオマン」「チェンジマン」あたりが、戦隊の頂点だったように思います。
あの時期は、放送時間が25分(本編は約20分)に縮まったわけですが、展開をスピーディーに、かつ内容を濃くするという意味で、それがかえって良かったのかもしれません。
ロボットなんか、次から次にガンガン出さなくても、面白い特撮ドラマは作れるという好例ですね。
まあ、もうあの頃のような作品は望むべくもないわけですが、せめてゴーカイジャーが「現役の視聴者」に、オリジナル作品の世界観に触れるきっかけを作ってくれれば、とは思います。
「空想歴史読本」も、全SF作品が、同じ時間に同時に存在したという視点で書かれてますが、それなんかを読んだ上でいうと、料理の仕方によっては、秀作に化ける可能性もゼロとは言えませんね。もちろん、超駄作になる可能性もありますけど。
過去の作品のロボットなんかも「再販」するようなので、B社は、子供の頃は買えなかったけど、今は買える、親の世代の購買意欲に期待しているのでしょうね…。
あさみや様へ
そもそも歴代のヒーローに変身する意義は…?
1.現在戦っている悪の組織が過去の組織のデータをもっており、過去の敵に対して過去のヒーローをぶつける
漫画「仮面ライダーSPIRITS」で「延々と」やっているパターン。この作品ではヒーローは本人たちですが。
2.悪の組織が過去のヒーローを全滅するために開発した
「ディケイド」の夏映画ってこれだったような…
しかし、もっと「スッキリした」「子供だまし」を設定してほしいです!
「○×の世界」とか言われてもね…
「海賊戦隊」に話を戻すと、5人のキャラ分けはしっかり描けてましたね。
レッド=オレ様
ブルー=参謀
イエロー=銭ゲバ
グリーン=ビビリ&メカニック担当(イデ隊員に近いかも)
そして
ピンク=ゆうこりん
自分たちの星が侵略された怒りが戦う理由へ変わるんでしょうか?
まあ、実質3話からですね。1・2話の「パイロット」はお金をかけていますから。
影の王子さん
そうですね、まだ1、2話くらいで見切りをつけるのは早いかもしれないですね。3、4話あたりで、もう少しキャラクターを掘り下げるかもしれませんしね。
あと、敵側(ザンギャックでしたっけ)が、どのような構成で、どのような攻勢をしかけるのか、イマイチよく分からなかったので、そのあたりには興味あるかもしれないです。
ただ、ヒーロー側が「海賊」なんてアンチな語句を使っているのだから、過去の戦隊とか、そういうの全く無しで作品世界を作り上げたほうが、普通によかったように思うのですが。
まあ、東映アンドB社としては「二匹目のドジョウ」を狙うことの方が優先事項だったんでしょうねぇ…。
あさみや様
プロデューサーのインタビューでは「海賊」は真っ先にオミットしたそうです。
しかし、過去との「差別化」で決めたと…
間違っても「ワ○ピー×」にあやかるとは言えませんな。
「差別化」を謳うなら、「なんの戦略もなく敵に捨て身の攻撃をする」のはやめてほしいですな。
「昔はよかった」と思うのは=「顔出し悪の幹部」
ドクターマン、アハメス、サー・カウラー等々
やはり悪には悪の美学が必要です!
「着ぐるみ悪の幹部」はハカイダーやシャドームーンぐらいじゃないとムリ!
影の王子さん
ワ●ピースにあやかるなら、もっと早い時期にやってた方が…(笑)。
メガレンジャーは、ちょっとだけ「スラムダンク」にあやかったそうですが。
そうですね、最近は顔出しの悪の幹部が少ないですね。
ネロス帝国くらい、数とキャラクターの濃さで圧倒するなら別ですが、仮面キャラの幹部を統括する「人間顔の幹部」がいてこそ、どちらの良さも生きるというものでしょうか。
いろいろ例はありますが、パッと思い浮かぶのは、「ライブマン」での大教授ビアスとガッシュのコンビでしょうか。
最終回でのガッシュの「お祝いの花火です!」というセリフには、「なんて気が利くロボットなんだ!」と、感動したものです。
あさみや様
何回も失礼します。
「戦う力を失った」の一言で括られていますが・・・
ゴレジャーは強化服だし、ジャッカーはサイボーグだし・・・
「チェンジマンがアースフォースを失った」とかなら理解できるのですが?
それより、ゴレンジャーが戦ってること自体がスゴすぎます。
強化服で生身の人間ですから、時間の経過は?
「サザエさん」「ドラえもん」みたいに「永遠に○×歳」でしょうか?
「ディケイド」の滅茶苦茶ぶり(「別人のクウガ」とかって何?)をしない代わりに突っ込みどころが満載になりましたね。
ところで、5月の映画はどうやって34戦隊を出すつもりなのでしょう?
「戦う力を失った」訳ですから・・・
影の王子さん
そもそも、あれだけの作品を、ひとつの世界に押し込めて話を作ること自体、かなりの無理がありまらね。
どうせ、そういう話の作り方をするのであれば、アカレンジャーの息子とか、ハートクィーンの娘とか、生きていたオケランパとか、そういう感じでも良かったのかもしれませんが。
>歳を取らない
ある意味、猫型ロボットや、ゆかいな主婦の方が、下手なヒーローよりも強いというか、最強かもしれませんね。
特に、ゆかい主婦は、あんな細い首で、あんなでかい頭を支えたている訳ですからね(空想科学読本参照)。
劇場版…、あんまり真剣に見ない方がいいんでしょうねぇ。どうせ「祭」でしょうから。
あさみや様
第2話を観ました。今回の見どころは中学生(?)がシンケンレッドの人形(?)を奪い
キャプテンマーベラスが、変身アイテムごと貸してあげたら
その中学生がシンケンレッドに変身(!!)したシーン。
なんだかなぁ・・・。「レジェンド大戦」で祖父を殺されたとはいえ、あれだけの大艦隊を見たら、「アホか?」と思ってしまう。
で、そのアホボンに感情移入して、また戦っちゃった・・・
なんか、次回からは「変身能力を失った」歴代の人が出てくるようです。
で「お説教モード」で地球を守る気になるんでしょうか?
い~やだなぁ。
どうせなら、海賊戦隊が狙う「お宝」をザンギックも狙っていて、その奪い合いみたいな展開(故・伊上勝氏なら)の方が断然面白いです!
今のライターには無理?
こうやって書くと、「海賊」ってモチーフだけで十分な気がします。
影の王子さん
ご覧になりましたか!私はこれからですが。
そうですね、伊上さんが書かれた「争奪戦」ものは、最近の作家には、金輪際書けないでしょうねえ。
後で冷静に分析すると「その段階でそこまで読めるのか?」という策や作戦や展開がテンコ盛りな訳ですが、それがまた面白いわけですね。
海賊というモチーフですが、どうせなら、もともとは地球征服にきたものの、他にも地球を狙う連中がいたので「当面の敵」を倒すために、そいつらと戦い、「結果的に」地球の平和を守っていたけど、そいつらを滅ぼした後に、改めて地球を征服するかどうかの選択に迫られる、みたいなストーリーでもよかったんじゃないかと思ったりします。