■脚本 藤井邦夫
■監督 東條昭平
■あらすじ
凶悪犯・影山が脱走した。
影山は海外逃亡を目論むが、その前に、自分を警察に売った村田という男に復讐するつもりであった。
村田はウインスペクターに保護されるものの、村田の娘・みゆきが拉致される。
影山は、娘を助けたければ、アジトにひとりで来るように、村田に要求。
竜馬は、みゆきとともに、村田の心までも救おうとするが…。
■ヒトコト
「心を救う」という、後のソルブレインのテーマになったキーワードが出てくる回。
出演者はかなり豪華。村田役は、「超獣戦隊ライブマン」の大教授ビアスを演じた、中田譲二さん。
ソルブレインのときは、プロフェッショナルな凄腕教官でしたが、今回は娘に金をせびるダメ親父。
凶悪な影山役は、特撮もののみならず、数々の悪役でお馴染みの、堀田真三さん。
ソルブレインの時は「意外な」面を見せてくれましたが、今回はキャラクター通り?の役柄。
さらには、この時期の東映特撮には、なくてはならない湯原弘美さんも登場。
ウインスペクター、ソルブレイン、ともに甲斐性無しのダメ親父のために苦労する、不幸な娘の役…。
なお、この回から、オープニング最後の「監督」のテロップが、中央ではなく、下の方に表示されるようになります。
■ミドコロ
「じゃあなんで俺たちを見て笑ったんだよ」と抜かす、社会のクズども。
そりゃ誰だって笑いますよ。
▽挿入歌「ファイヤーハリケーン」、こんなクソガキ相手に初使用。
▽セーラー服姿が妙にそそる、湯原弘美さん。
▽出動の時の、純子さんの「わかりました!」の声、本人ではないような…。
▽確かに、一応「警察です」と一言添えないと、瞬時には何者か分かってもらえなさそうな、純子さんの「WSP」手帳。
▽挿入歌「燃やせ瞳を!」歌入り使用。
歌うのは、本部長こと宮内洋(と、なぜかソロパートがない、純子さんこと中西真美さん)。
しっかし、いつ聴いても歌がヘ…あ、いや別になんでもありません。
▽「子供がアルバイトしたお金で酒を飲むなんて最低ね」という、純子さんの言い草。
▽久子さんはともかく、全く何の役にも立たなかった、六角警部とその一味の警備。
▽「ファイヤーハリケーン」この回二回目の使用。
▽暖房故障中の、WSP本部。息白すぎ。
▽なんだか、日曜朝8時の番組では、口に出せないようなことをされたのではないかと想像してしまう、みゆきちゃんの涙。
▽いくらなんでも早過ぎる気がする夜明け。
指定時間は朝6時ですが…。
▽なぜか、この状況で過去の不幸の歴史を村田に畳み掛ける、流星隊長の凶悪説得。
▽挿入歌「太陽の勇者ファイヤー」初使用。
もちろん「ファイバード」ではありません。
ていうか、どうせ出るんなら、もう少し早く出てきてください。
▽一見、死にかけのゴキブリみたいな動きをする、撃たれたウォルター。
▽ファイヤー対上昇ヘリコプター!
今回の敵は、人間の割にはそこそこウインスペクターを苦しめました。
▽挿入歌「激走!レスキューマシン」、及び「この命永遠に」初使用。
2曲を編集して、ラストに使用しています。
▽予告編の音楽変更。
主題歌のイントロ〜サビのカラオケ〜間奏〜コーダ
から
イントロ〜(MAY DAY MAY DAY SOS)×3〜(ウインスペクタ〜ァァァ〜ァァァ〜ア〜〜)×2〜コーダ
という編集に。これが、最終回まで使われます。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 21曲中 6曲
流用率 24%(あさみや紫苑調べ)