特警ウインスペクター 第2話 笑うラジコン弾!

■脚本 杉村 升

■監督 東條昭平

■あらすじ

橋が、そして工場が次々と爆破される。

安達という男の、ラジコン爆弾を使った反抗である。

秘密捜査官・小山久子は、その犯人を探すべく、行動を開始する。

その久子を尾行していた、良太と竜馬の妹・優子。

しかし、二人が入ったビルが偶然安達に狙われ、爆弾の被害を受ける。

そして、優子はエレベーターに閉じ込められてしまった!

急げ竜馬、優子を救え!

■ヒトコト

「災害や事件から、人命を救う」ことを使命とするウインスペクター。

それを、竜馬隊長と妹・優子との絆も描きつつ、具現化した一本。

また、小山久子が秘密捜査官であることも明かされるが、後に出てくる、久子の父と本部長との関係も、この時点ですでに設定されていたようである。

今回、安達役は、「太陽にほえろ!」の「石塚刑事殉職」で、ゴリさんを撃った男を演じた粟津號さんです。

■ミドコロ

▽航行するラジコンボート。

ふと、特捜最前線の『疑惑のXデー・爆破予告1010!』を思い出したりしていると、橋が爆発して崩れ落ちます。

喜ぶ犯人。同じ手口で、今度は工場が爆発します。

爆弾が高性能なのか、橋や工場の強度や危機管理体制に問題があるのかは、判断の難しい所です。

▽生首…ウォルターの生首…。

▽爆破犯人・安達は、ラジコンの遊び場がなくなったので、その腹いせに爆破をしている模様。

そういえば、『古畑任三郎』でも、キムタク犯人が“時計台が見えなくなったから邪魔な観覧車を爆破するつもり”で犯行に及んでいましたが、動機としては同等レベルです。

▽久子さんをタクシーでつける、優子さんと良太。どうでもいいですが、金は持っているのでしょうか。

もしかして、またタクシー代の請求が、WSP本部に郵送されますか。

▽どんなドラマでも、あらゆる役をこなすマルチな役者・山浦栄さん。今回は守衛の役です。

▽この世界では「車はmazda、バイクはsuzuki」基本です。

▽もう少しなんとかならんかったのかと思う、良太くんの写真。

▽バイクルとウォルター、並のロボットなら確実に指が取れたり、腕がもげたりするような状況ですが、どうやら精神力、つまり気合いと根性によって、もともと設定された数値以上の性能を出すことが可能なようです。

それでこそ、多額の血税を投入して開発したかいがあったというものです。

ていうか、まさに税金の塊です。

▽久子さんの、なんとも可愛いピストルです。もう少しマシな武器を与えてあげませんか、本部長。

▽久子さんのピンチに駆けつけるファイヤー。

いや、本当に「駆けつけ」ました。

車使わず、ここまで走ってきましたよ、この人。

もはやファイヤーというより「エイトマン」です。

▽犯人と対峙するファイヤー。

グラステクターの前に武器の通じない犯人は、らせん階段を必死こいて下って逃げようとしますが、そんなものお構い無しでひとっ飛びのファイヤーに捕まり、あっさり御用。

こうなってしまうと、「スーパーヒーロー対ただのオッサン」なので、オッサンに勝ち目はありません。

ちなみに、主題歌、歌詞2番使用です。

▽優子ちゃんは無事に救出されましたが、他にも救助を待つ人がビルの中にいなかったのかが、気になるところです。

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