■脚本 鷺山京子
■監督 小笠原猛
■あらすじ
良太の目の前で、走ってくる車を止めた少女・ひとみ。
ひとみは、超能力開発装置を研究している父のために、自ら実験台になっていたが、その影響から脳波に異常が出はじめていた。
一方、彼に研究費を出していた兵藤は、装置を外国の犯罪組織に高値で売り渡そうとしていた。
親子に危機が迫る!
■ヒトコト
研究に心を奪われ、家族を省みなくなった男が、健気な娘のおかげで父親らしさを取り戻す話。
この回は、いつにも増して「変な選曲」な目立つ回なのだが、それは後述。
この回、「イナズマンF」の荒井誠、「超神ビビューン」のダイマ博士など、特撮ものにも数多く出演した、上野山功一さんが登場。今回も抜群の胡散臭さ(褒め言葉)を発揮しています。
■ミドコロ
▽超能力で、走ってきた車を止めるひとみちゃん。
もし本当にこんなことをしたら、本人は無傷でしょうが、車に乗ってた人は、間違いなく凄い勢いでフロントガラスを突き破って、多分即死です。
▽パパパパージャッジャッジャーン♪
…って、オイコラ、まんま「メタルダー」のサブタイトルブリッジやないかい!
いくら作曲家同じでも、これはアカンやろ。
まあ、過去には確かに、「キカイダー」のアイキャッチブリッジが「ジャッカー電撃隊」で使われたり、「ギャバン」のサブタイトルブリッジが「シャイダー」で「不思議宮殿のテーマ」みたいに使われたりはしてるけど…。
▽なんとか会話に入ろうとするが、無視されまくるデミタス。
▽お札に指紋を残すとは言語道断。しょせんはアマチュア犯罪者の村川。
▽泥棒だか特警だかよく分からない竜馬隊長。
▽尾行なら、もう少し目だたない車で行っていただきたい。
▽安い、あまりにも安すぎる世界の犯罪組織の皆さん。
そして、変な選曲。
▽オイコラ、ネロス帝国のテーマまで流用しとるぞ。
多少の流用は認めるにしても、流用していい曲と、そうでない曲があると思うのだが。
この曲などは「流用不可認定」してもらいたいのだが…。
ここまでやっちゃうと、作曲家にも、双方の作品のファンにも失礼だし、何より映像作家としてのデリカシーに欠けるよなあ。
もう、誰か止めてくれって感じ
▽やっぱり、久子さんのピストル、ちっちゃ!
▽あっさり眠らされる、安い人たち。
▽あぁ、車に戻らないと「変身」できない不便さ…。
■超人機メタルダー楽曲 流用カウンター
本編使用 22曲中 11曲
流用率 50%(あさみや紫苑調べ)