【変身時間1分で宇宙のはてまで攻めるのは無謀すぎる】
■高らかな菊池サウンドのオープニングで始まり、子門真人の歌声が響くオープニング。
スタッフ等は全く名前が出ず、主役の「石橋正次」と「浜田光夫」だけがテロップつきで紹介されます。
って、
すんません、画面ブレまくってますけど。
■登山スタイルや電気工事スタイルをした男たちが集まってきます。
号令をかける男たち。すると、男たちは黒いウエットスーツの、なんだかとっても恥ずかしい格好になります。
明らかに、制服の選択を間違った感じです。
まあ、人気のない山の中だからいいものの、街中で着るには勇気が要りそうです。
■ウエッツスーツの一団は、どうやら“不知火一族”というらしく、二千年もの間、日本を征服する野望に燃えているのだそうです。
そんなもん、頑張って二千年も続けないでください。
そして、不知火太郎が言うには、野望達成まであと一歩のところまで来ているそうです。
もちろん、一般人はそんなこと気づいていません。
何をもってあと一歩と言っているのかさっぱり分かりませんが、おそらく自分たちの尺度でしか物事を見ることが出来ない人たちなのでしょう。
■不知火一族の存在に気がついた国歌警備機構が送り込んだという、静弦太郎という男について「頭脳の鋭さ、身の軽さ、加えて戦いの技に人を抜きん出ている」という、不知火太郎。
女好き具合も人を抜きん出ていると思われます。
■そして、日本征服の野望を果たすすために建造されたものと思われる、不知火ロボットの数々。
ジャイロゲスやバキュミラーが、その能力の一端を見せます。
ただ、日本を征服することっていうのは、巨大ロボットでドカンバカン街をブッ壊すことではないような気がします。
そもそも、それだけのロボットを作る金があるならば、供託金は十分払えるはずですから、「不知火党」とか結成して、まずは国政の場に不知火一族の人間を送り込むことから始めるべきです。
あと、いくら山奥でも、そんなロボットを派手に暴れさせたら、誰かに見つかりますよ。いちおう秘密にしたいんでしょ、アナタたちの存在。
■また登山スタイルに戻る不知火一族。すると、行く手に一人の男が釣りをしています。
十分に通るスペースはあるのに、「オイ、道を開けろ!!」とインネンをつける不知火一族。
相手は一般人かもしれないんですから、ここは知らんぷりしてさっさと通過するべきでしょう。
どうやら、不知火一族とやらは、そこらへんのチンピラと同類のようです。
■釣りの男に殴り掛かる不知火一族。背中のリュックをポンポン川に投げ捨ててますが、何か大事なものが入っていたのではないですか。後で回収するのでしょうか。
■そうこうしているうちにバキュミラー登場。
すると、その背後からアイアンキングが飛んで来ます。
いきなり背後から接近するという、正義のヒーローとしては卑劣極まりない初登場の仕方ですが、活動時間1分ということを考えれば、それくらいのハンデはあってもいいように思います。
■水の切れかかったアイアンキングを前に、逃げ去るバキュミラー。
さっき登場した高村ユキコさんは、「ねえ、さっき水分がどうとか言ってたけど、なぁに?」と弦太郎に聞きます。
懇切丁寧にそのしくみを説明する弦太郎ですが、「もういいわ、そんな話つまんない」という、ユキコさん。
質問したのはアンタです。
■ユキコさんと弦太郎・霧島五郎は、なぜかキャンプ。
どうやら不味いらしいユキコさんの料理を美味いと言う五郎に「お世辞言ってモテようなんて古いぞ」という弦太郎。
一方、ユキコさん持参のギターで歌を歌う弦太郎に「歌で女にモテようなんてのも新しかねぇな」という五郎。
まあ、そういうのを日本では目クソ鼻クソって言うんですけどね。
あと、ギターの中にズバットスーツとか入ってたりしないのでしょうか。
■楽しいキャンプを草影に隠れて見ながら「眠ったら攻めろ」と、他の一族に命令する、不知火バアサン。
男二人に女一人なので、眠るどころか一晩中3人でアレしてる可能性もなくはないですが、まあ日曜夜7時の番組なので、それはないものと思われます。
■夜が明けて、弦太郎と五郎を襲うバキュミラー。
その攻撃の前に気絶する五郎。それを見て「役に立たねえ相棒だな」という弦太郎。
巨大化しても役に立ちませんしね。
■しかし、ひそかに復活して「アイアーンショーック!!」と言って、アイアンキングに変身する五郎。
まあ、何が一番ショックかって、巨大ヒーローの活動時間が1分っていうのが一番のショックなんですけどね。
■とりうえず、バキュミラーに歯が立たないアンアンキング。
弦太郎はムチで応戦。すると、Aパートで会った不知火バアサンを見つけます。
不知火バアサンは男に変身。男は、バキュミラーの方にカッコつけて飛び乗ります。
しかし、なぜかコントローラーを落としていく不知火の男。弦太郎がそのコントローラーをバキュミラーにぶつけると、なぜかバキュミラーは爆発します。
おそらく、もしもの時に備えてつけていた自爆装置か何かのスイッチが、コントローラーがロボットにぶつかった衝撃で入ったのでしょう。
それはいいのですが、不知火の男はコントローラー無しで一体何をするつもりだったのでしょう。
もしかしたら、ロボット本体にも操縦席があって、「ファイトレバー、オン!!」とかするつもりだったのかもしれません。
■あと、もうひとつ確実に分かったことはアイアンキングは自力で敵ロボットを倒せないという、衝撃の事実です。
これこそまさにアイアンショック。
■バキュミラーが敗れたことを知り、「我らが目的達成のために、静弦太郎は必ず殺せ」という不知火太郎。
早くもアイアンキングは無視ですか。
それを聞いて「命にかけて、静弦太郎は倒します」という、不知火幹部。
いや、だからアイアンk(略)。
■まだ五郎がアイアンキングだと知らないらしい弦太郎。水ばっかり飲んでる五郎に「アイアンキングがいなかったら、今頃どうなってたか分かんなかったんだぜ」という弦太郎。
いてもいなくても一緒だったような気がしなくもありませんが。
とりあえず、無言で爆笑する不気味な弦太郎の顔で、今週は終わりです。
それはいいのですが、次回予告、まるで新番組予告のような内容です。本当に、第1話後にこんなのがついていたのでしょうか。