【日曜の午後に、死ね死ね団のテーマを流すNHKは神】
たまたま、地上波のテレビでの告知で知った、NHK-FMの壮大な企画、「今日は一日SFヒーローざんまい」。
8月16日、なんと朝の9時から翌日午前1時まで、特撮ヒーロー系の番組や映画の音楽と、その関連のトークや特集をひたすら放送するという、とんでもない内容。
まさに、NHKでしかできない企画です。
普段、ラジオなどほとんど聞かず、後にも先にも、そのたった1回の番組告知しか目にしなかったワタシが、この放送に巡り合うことができたのは、ほとんど奇跡に近いです。
番組開始から終了まで、いったい何曲流れたか、数えてはいません(もたろん、これだけの時間ですから、かなりの数です)。もっとも、流れた曲の7割くらいは、CD等、何らかの形でワタシは持っているのですが、持ってる持ってないより、FMの電波から特撮ソングばっかりが流れるという現実が、嬉しいかつ痛快で、16時間、ほとんどすべて聴いていました。
とはいえ、実は何回か、NHKらしからぬ不手際がありました。要は曲のかけ間違いです。
『電王』主題歌のバージョン違いはともかくとして、「ミラーマンの歌」を流すべきところで「戦えミラーマン!」を、「赤い夕陽のバラバラマン」を流すべきところで『ロボット8ちゃん』のオープニングを流してしまうという、NHKらしからぬミスをしでかしていました(しかも、この2曲は同じ“セッション”で流れたので、ミスがふたつ立て続けに起こったことになります)。
まあ、おそらく、同じCDに収録されていた曲の、単なる出し間違いだったように思います。
それに、
まさか「戦え!ミラーマン」なんてタイトルのついた曲が、よりによって、あんな曲だとは、普通は思うまい。
ま、ワタシとしては「戦え!ミラーマン」大好きなので、別にいいのですが。
しかし、もっと深刻だったのは、番組終了間際、最後のセッションで『帰ってきたウルトラマン』のM-3・いわゆる“ワンダバ”をかけるべきところに、なぜか『ウルトラマン』の挿入歌「進め!ウルトラマン」が流れてしまうという痛恨のミス。
あけは、なぜああなったのか…。ともかく、時間的余裕はあったので、間違いの後、あわてて“ワンダバ”がかかってました。
とはいえ、特撮音楽だけで、これだけの時間放送するという試みは、初めてだったということですが、おおむね成功でしょう。おそらく今後、第2弾・第3弾と、放送される流れになるように思いますし、それを希望したいです。
あと、番組内のコーナーとして放送された「川内康範の世界」や「伊福部昭音楽特集」は、それのみで単独番組や、映像付で特集番組にしてもいいくらいの内容。これは実によかったです。
特に伊福部さん特集は、直前コーナーでの関智一の暴れっぷりが凄まじかっただけに、いい意味での「落差」が心地よく、なおさら心にしみました。ありがとう、関さん。
ていうか、自分の作ったヒーロー映画の、自分で作詞して自分で歌う主題歌の作曲を、よりによって、渡辺宙明大先生に頼んでしまうとは、いったい何ものですか、アナタ。
それに
マジで作らないでください、宙明さん!!!。
普通にかカッコいい曲じゃないですか。
カッコいいといえば、
超神ネイガーの歌は、めちゃめちゃカッコよかった。。
個人的には、作品自体がマイナーだから無理かなと思っていた『キャプテンパワー』のオープニング曲が聴けたのが嬉しかったです。次回は、エンディングの「フラッシュパック」も聴きたいです。
では、最後に一言
『闘え!!ドラゴン』はSFヒーローに入りますか? 。
>超神ネイガーの歌は、めちゃめちゃカッコよかった。。
心の底から同意いたします。
ほとんど終日、家の中で片づけものをしていたので、かけっぱなしにしておくラジオ番組としては最高でした。
あさみや様
番組で流れた曲は全部で131曲です。
こちらのURLで確認が出来ます。
http://www.nhk.or.jp/zanmai/archive.html
死ね死ね団のテーマはリクエストはしたものの無理かと
思っておりましたので、NHKの英断を支持いたします。
本放送は、残念ながら聞けなかったんですが
Clmax Jumpを2度もバージョン違いで2度も流してるあたり、すごいな~と思いました。
個人的にはやはり、元々のAAA ver.ですが。
ULTRA HIGH とかをちゃんと流すし、ワンダバまでwww
NHKがだんだん特撮とかアニメに手を出すのは好感が持てますね。
◆月見家さん
「みっだがおめたち~」のところで、もう秋田っ子の心をわしづかみでしょうね。改めて、水木一郎アニキの偉大さを思い知るばかりです。
ワタシ、ラジカセとかコンポというものを持っておらず、ギリギリ、昔使っていた「FMチューナーつき携帯」で受信して聴いていたのですが、ヘッドホンだけでしか聴けず、外部出力ができないので、この16時間の番組のためだけに、ラジカセを買いに走ろうかと思ってたほどです。
本当に、最高の番組でしたね。
番組終了後、音量は聞こえる最小限に抑えていたのですが、ずっとヘッドホンだったので、さすがに耳がちょっと痛かった…。
◆星屑倶楽部さん
お知らせありがとうございます。
実は、ワタクシ自身で全部リストにしようかと思ったのですが、多分途中で嫌になるだろうし、聴けなくなる時間帯もあるかもしれないので、実行しなかったのですが、さすがはNHK、自前でやってくれましたね。
それにしても、131曲ってのは凄まじいですね。これだけの曲、これだけの時間、特撮系音楽がNHKの電波を占拠していたかと思うと、やはり痛快です。
そうですか、自らリクエストされていたのですね。
「死ね死ね団のテーマ」をちゃんと流したのは、本当にNHKの英断ですね。
製作者の意図も知らず、ただ表面上を見ただけで、作品自体やその一部をカットしたりすることは、時に腹立たしささえ感じるものですが、注釈つきながらも、はじめから流すと決めて、フルコーラスで放送したのは、素晴らしいです。
もっとも、何も知らずにラジオつけた瞬間にあの歌が流れてきたら、さすがにビックリするでしょうが…。
◆スターチェリーさん
聞き逃してしまわれましたか。あまり派手に宣伝してませんでしたからね。
おそらく、第1弾は好評だと思いますので、きっと第2弾がある「はず」です。その時にリベンジを!
…って、今度はそういうワタクシが聞き逃すかも。
そうなんです、もともとのリクエストはAAAバージョンだったのですが、間違えてキャラクター版を流してしまって、訂正でAAAバージョンが流れたのです。
当然「おわび」があったのですが、おわびだけではなく、曲自体も流すところは、やはり「16時間」がなせる技だったのかもしれません。
「ULTRA HIGH」は、しばらく忘れていた曲だったので、嬉しかったです。「ダイナ」のエンディングでしたよね。
ただ「ワンダバ」を一度認めてしまうと、マニアなお友達は、例えば「仮面ライダーの劇判のM-○○」とか、細かいリクエストをしてこないか、もしあった場合、NHKはどこまでそれに答えるのか、そんなところも今後は見もの、というか聞き所?
BSでは、アニメソングの番組はけっこうやってますし、熱中夜話のウルトラマン特集とか、石ノ森作品特集でキカイだーが放送されたりとかして、嬉しいですね。
今後は、NHKの動向を、サイトなどでこまめにチェックする必要が出てきそうですね。