【脚本 石松愛弘 監督 北本 弘】
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特捜最前線 最後の石松脚本。まあ、それは結果的にかもしれないが。
今回の主役は神代。
暴力団・国伴連合のトップを逮捕した神代だが、彼に心臓の持病があることを知らず、取り調べ中に死なせてしまう。
そのことがきっかけで、国伴連合は分裂。その争いで、ついに一般人に犠牲者が出る。
そんな中、神代がチンピラに襲撃される。
その男の口から、組長はお前が殺したんだと聞かされたとき、組長の娘・国伴珠巳のことを思い出す神代。
そして、その珠巳が神代の前に姿を現す。その狙いとは…という話。
やはり、前の「エアロビクスー」同様、「挑戦」編を思い出させる話。
今回は、初期にはよくあった神代の暴走、「挑戦」編でもあった、神代の恋?のようなものが、主軸となっている。
橘が、リーダーとしての神代を失いたくないと語るところ、珠巳が「死にたくない…」というところも、やはり「挑戦」編を思わせる。
まぁ、この回は、話の面白さがどうというより、神代こと二谷英明さんのダンディズム爆発話として楽しむのが、正しい見方のような気がするので、これはこれでいいのではないか、と思う。
ドラマの大半は、神代と珠巳の芝居でもってるようなものであるから。
今回、ゲスト主役で松原智恵子さんが出演。こちらも、大人の女性の魅力爆発。
そして、ギャーギャーうるさい組員に、特撮ものでもおなじみの遠藤憲一さんが登場。
さらには、東映テレビドラマ全盛期には欠かせない名バイプレーヤー・上野山功一さんも登場。いつ見ても素敵なもみあげである。
(2011/10/29)
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