【脚本 石松愛弘 監督 北本 弘】
正直、一本目がこれだと先が思いやられますな…。
◆ ◆ ◆
“脚本家・石松愛弘シリーズ”の一本だという、この回。
何と言うか、はじめから最後まで、とことんツマラナイ話でしたな…。まあ、この脚本・監督コンビじゃ、ハナから期待はしてなかったけれど。
見る前に、テロップが出てゲンナリしてしまうというのも考えものである。
とどのつまり、単なる「男の女のゴチャゴチャ話」でしかなく、刑事ドラマとしての面白さは、一切ナシ。
まあ、パターンとしては、一番ツマラナイ部類ですな。
結局、何が言いたかったのか、さっぱり分からない。
高橋ひとみが演じた女の“悪女ぶり”を描きたかったのかどうかは知らないが、この女、悪女というより、ただ単に性格が支離滅裂で、訳が分からないだけ。
だいたい、本当に狡猾な悪女なら、最後のところで、真相が明らかになったことを悟って、姿を消して逃げるのが普通だと思うのだが。
ああいう事態に及んで、しゃあしゃあと店で働いているのが悪女なのか?
犬養が家に来た時点で、もうバレるのは時間の問題だと、頭の良い人間ならば悟るだろう、普通は。
あと、証言者として出てきたサラリーマンにしても、“意外性”をうたうには、あまりにも“とってつけた感”がありすぎる。
どうせ「最後はカネが出てくるかどうか」が決め手なら、いっそのこと“カネ争奪戦”にでもした方が、面白かったのでは…。
とにかく「ツマラナイ」、この一語に尽きる話。
特捜ファンでなければ、おそらく途中でチャンネル変えてるし、頑張って見続けたとしても、もう第3パートあたりで、正直どうでも良くなっていただろう。
残念ながら、その程度の話であった。
そういや、2週連続で犬養主役回だったのか。それもまたどうかと…。
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石松愛弘はとにかくツマらないですね。
>影の王子さん
まあ、そうおっしゃらずに、あと数話耐えましょう。