“電影版”の次は“銀幕版”ですか。
◆ ◆ ◆
■「毎日ご苦労様です、たまには手伝いますよ」と、掃除をしている黒子さんに言う、ブルー。
たまにじゃなくて、毎日手伝ってください。
そもそも、黒子さんあってのアナタたちなのですから、常に感謝の気持ちを忘れてはいけません。
しかし、黒子さんは手をヒラヒラさせて、拒否します。
おそらく、前に手伝われて迷惑したので「素人は手を出すな」という意味が込められているのでしょう。
■そこへ、スキンヘッドの外国人が現れます。
その人・ミスターブラウンは、ずっとシンケンジャーを探していたと言い、ブルーを「ギュッ」とします。
ギュッとされる相手としては、ピンクではもったいないので、アナタなどはミスターブラウンで十分です。
■ミスターブラウンは、毒に苦しんでいた時にブルーに助けられて、それ以来シンケンジャーに憧れたそうです。
だとしたら、ブルーより、むしろカジキ折神に弟子入りした方が良いです。
■シンケンジャーの弟子となり、真の侍となって、侍道を世界に広めるのだと、熱く語るブラウン。
それはいいのですが、イエローはふすま開け過ぎで、もはや隠れている意味がない感じです。
■あまつさえ「レッツ武士道!!」という、ブラウン。
思いっきり文法間違ってますが、この人本当に異国の人でしょうか。
■レッドに「殿、どういたしましょうか」というブルー。レッドは「追い返す」と言います。
もし、相手がパツキンの美女だったら、180度違う結論を出したものと思われます。
■結局、ブラウンの相手をすることになったブルー。
「侍道とは平常心にあり。常に平静を保つことこそ、侍道を極める近道」という、ブルー。
それって、アナタにもっとも足りないものではないですか。
■イエローの立てたお茶を飲んで「苦い!!」という、ブラウン。
イエローでこうなのですから、もしお茶を立てたのがピンクだったら、ここで命果てるところでした。
■「侍ってのは誰でもなれるもんじゃないの、おっさんみたいなの、向いてないからさ、あきらめな」と、ブラウンに言うグリーン。
それ、アナタ自身にもあてはまっていないでしょうか。
■ソバを前にして、外国人の自分には、侍道は理解できないのかという、ブラウン。
そんなブラウンに、「侍にとって一番大切なことは、あきらめないこと」だという、ブルー。
それはいいのですが、ブルーの後ろに見える「五段とろろ 一二六〇円」ていうのが、とっても気になります。
あと、そばを箸で食うのは、あきらめた方が良さそうです。
■ブルーの言葉に感激して「流之介さん、あなたは最高の師匠です!!」といって、またブルーを「ギュッ」とするブラウン。
やっぱり、ブルーにはブラウンさんで十分です。
■三途の川の船上では「なんや。その辛気くさい顔は?! 酒だ、酒持って来い!!」と、相変わらず、芸のためなら女房も泣かす勢いで酒を飲んでいる、ドウコク。
そのドウコクに、わざわざケンカを売るハチョウチン。ムシャクシャした人同士のケンカが始まります。
このままほっといたら、勝手につぶしあって、めでたしめでたしで番組が終わりそうです。
■ハチョウチンと戦うシンケンジャーですが、ブラウンの余計なおせっかいのせいで、これを逃がすシンケンジャー。
ブルーはブラウンに対し「もう教えることはできない」と言いますが、“言語道断”とか知っている割に、“できる”という言葉の意味を知らなかったのか、「教えること(が)、(もう)ない」と勘違いするブラウン。
やはり、意志をハッキリ伝えるために「破門だ」とか「クビだ」とか「さっさと俺の前から消えろ、このトンマ野郎!!」とか「Fu●k it!!」とか言うべきでした。
■ブルーが落ちこんでいると、またハチョウチンの出現。炎で街を焼き払います。
エ〜〜〜クシ〜〜〜ドラ〜〜〜フト〜〜〜〜♪
あと、ハチョウチンの「次行ってみよー」は、アドリブでしょうか。
■変身して登場するシンケンジャーですが、そこへ武装したブラウンが登場。音楽が低速になって止まります。最近では珍しい、アナログな演出です。
そして「テンカゴメンノサムライセンタイ、しんけんじゃー、マイル!!」と、レッドの仕事を奪う、ブラウン。
レッドは「俺のセリフ…」と、ひとり落ちこんでいます。
レッドの弱点、ふたつめが発覚したようです。ひとつめは、もちろん「ピンクの手料理」です。
■そこらへんのガイジンさんに「あきらめるな」とケツを叩かれ、ハチョウチンを倒したシンケンジャー。
ハチョウチンは巨大化して炎攻撃ですが、「それはもう見飽きた」とレッドに言われてしまいます。
しかし、炎攻撃は見飽きても、串田アキラ御大の歌声は、聞き飽きることはありません。
■国に帰って、みんなに侍道を広めると言って、去っていくブラウン。
その前に、空港で止められないように、まずは着替えましょう。
そういえば、最近気がついたのですが、今までは「オールアフレコ」が伝統だったこのシリーズ、製作期間短縮のためか、同時録音できるときは、同録の音声を使っているようです。
今回、ミスターブラウンのセリフは、大半が同時録音のようでした。それとも、役者さん的に、はなっから同録が難しいという判断だったのでしょうか。