侍戦隊シンケンジャー 第七話 舵木一本釣

カジキシンケンオー おはようございます斬り!!

◆   ◆   ◆

■「殿!!」と言いながらやってくるジイに「朝から元気だねぇ」というグリーン。

朝からガツガツ食ってるアナタに、あまり言われたくはありません。

■どうやら、新しいカジキ型折神がいるという情報が入った模様。

レッドは、ブルーに折神の捕獲を命じます。

現場に向かうブルー。って、

移動手段、人力ですか。

専用マシンとまでは言わないので、せめてタクシーくらい使ってほしいものです。

そもそも、籠で長距離を移動するとなると、周りの人から好奇の目で見られることは必死です。

そうなると、ただ移動するだけなのに、それに耐えられるだけの強靭な精神力が必要になってきます。

まったく、侍とは、かくも辛いものなのですね。

■目的地に着くブルー。

ところで、黒子の皆さん帰っちゃってますが、いいですか。自分が帰る時にまた呼ぶのもエラい手間ですけれど。

それとも、「待ってたところでコイツじゃ捕獲できない」と黒子さんたちが判断して、待つのはムダだと思い、帰ったのでしょうか。

■ショドウフォンで「竿」と書いて、釣り竿を出現させ、「僕に釣られてみる?」「折神ならば、モヂカラに反応するはず」と、釣りを始めるブルー。

それはいいのですが、「竿」の前にまず「船」ではないですか。「モーターボート」でも可ですが。

だいたい、こんな浅瀬より、沖の方が、いる可能性が高いと思いますけれど。

■しかも、何の努力もせず、「捕」というモヂカラを使い、「旨」と書いた餌で、カジキ折神を釣ろうとするブルー。

釣りはそんなに甘くないですよ。

■そのころ、ヤミオロロというアヤカシが出現。

「オレの血、すっぱいよー」とか言いながら、シンケンジャーの皆さんに、自分の毒を吸わせます。

毒を吸ったシンケンジャーは、変身が解けて、苦しみだします。

まるで、未確認生命体のメ・ギノガ・デみたいな戦法です。

■シンケンジャーに毒を吸わせて満足したのか、「オレの足、臭いよー」と言いながら去っていく、ヤミオロロ。

それは言われなくても想像がつきます。

■「ヤミオロロは、三途の川のあぶくから生まれた、いつもボーッとしている、変なアヤカシ」だという、骨のシタリ。

変なアヤカシと言いますが、まともなアヤカシなんて、今までいたでしょうか。

■仲間のピンチも知らず、ブルーはゴミばかりを釣り上げていました。

「なんでこんなものばかり…」というブルーですが、こんなものばっかり見事に釣り上げるのも、ある意味立派な才能のような気がします。

ていうか、やっぱり釣りをナメているから、こういうことになるのだと思います。

この状況に「モヂカラが足りないのか!?」というブルー。

釣りの神様への感謝が足りないのだと思います。

■その後、どうやらブルーは倒れてしまったらしく、小松さんという人に介抱された模様。

気がついたブルーに「急に倒れてなぁ、まさかほっとくわけにもいかんだろ」という、小松さん。

別に良いです。

■そのころ、街にはまたヤミオロロが出現。

「オレのヨダレ渋いよー、飲むー?」と、女性に迫っています。

朝7時半の番組としては若干アレですが、深読みしなければスルーできる程度です。

■ショドウフォン、いちおう電話としても機能するようですが、携帯することを考えると、どう考えても筆の部分が邪魔です。

■「一度吸えば、二度も三度も一緒だな」と、再びヤミオロロの前に現れる、レッド。

ただ、敵の攻撃手段がいちおう分かっているのなら、防毒マスクくらいは装備していった方が良いように思います。

■相変わらず、カジキ折神を捕獲できないブルー。

見かねた小松さんはブルーに手を貸し、ついにカジキ折神を捕獲。

ほとんど、小松さんの力によるものです。

■半病人レッドに、半病人が3人増えたところで、4人とも大ピンチになりますが、そこにブルーの登場。

多分、今度こそタクシーだと思います。

■カジキ折神の力でヤミオロロの毒が消えた5人は、シンケンジャーに変身。

黒子さんたちが変身のオプションを実行していますが、おそらく、レッド以外の3人を連れてきた黒子さんで、いかに戦況が不利といえども万が一を考え、念のために変身の準備をしておいたのだと思われます。

黒子さんたち、かなり有能です。

■ヤミオロロと戦うシンケンジャー。

「流ノ介、一緒に行くぞ!」というレッドに、「ハッ!!」と、とっても嬉しそうに答えるブルー。

ファザコンでもありマザコンでもあるブルーですが、そのうち「殿コン」にでもなりそうな勢いです。

■刀バズーカ(仮)でやられたヤミオロロは、いつものように巨大化。

シンケンオーは、カジキ折神と合体。カジキシンケンオーになります。

それはいいのですが、やっぱり兜自動着脱システムを開発した方が良さそうです。

そして「カジキ 一刀両断!!」という必殺技を繰り出す、カジキシンケンオー。

どうがんばっても、頭の尖った、とっても礼儀正しいロボットさんが、深々とお辞儀をしているようにしか見えませんが、おそらく、必殺技を出しているのでしょう。

■ブルーが小松さんのいたところに戻ると、小松さんの置き手紙があります。

『若い侍へ
あんたのお陰で大切なものを思い出した。自分のするべきこともな。ありがとう』

と書いてあります。

ただ、紙の大きさと書こうとする文字量とを鑑みて、文章の配置とか、文字の大きさとか、もう少し考えて頂きたった気がします。

その手紙を読んで「お名前も聞けませんでしたが…」というブルー。

相手の名前より、自分の名前を覚えてもらえなかったことを、少しは気にしてください。

あと、アナタが釣り上げたゴミを、適正に処分することを忘れないでくださいね。

あのまま放置したら、軽い環境破壊です。

そして、「ありがとうこざいました」と言うブルー。ここにもお辞儀斬りをかます人がいました。

■小松さんは、黒子さんとしてジイの元へ戻った模様です。

できれば黒子ではなくて、ブルーかグリーンの変わりにシンケンジャーになってもらえないでしょうか。どう考えても、アナタの方が戦力になりそうです。

■ラスト、「シンケンジャーか」と言う、さっき戦いを見ていた人。

決して 「あ、ヘビ怪人」 とか言ってはいけません。

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