もはや、ディケイドの1エピソードなのか、“電王の特別編”なのか、よく分かりませんな。
◆ ◆ ◆
■士の格好を見て「葬儀屋だよ」というユウスケ。
今までどんな世界に生きてきたか知りませんが、こんなアホな格好した葬儀屋さんはいません。
■すると、モモタロスが俺参上して士に乗り移ります。
もちろん、声は関さん。やはり“本物”は違います。
ていうか、モモタロスの声がニセモノというのは、さすがに有り得ない話です。
そして、電王に変身すると、
パラッパッパッパ━━━━━パーララ♪
と、佐橋さん作曲の電王の音楽が。
過去作品のオリジナルの音楽が『ディケイド』で使用されたのは、これが初めてでしょうか。
もう、完全に“現行番組”を、過去の番組が食ってしまっています。
こうなると、「音楽」のところに「佐橋俊彦」というテロップが必要です。
さらに、オープニング映像では、ナオミ・コハナ・オーナー、それにイマジンズの“本物”の役者のテロップのオンパレード。
ここまでくると、本当にこれが何の番組だったか分からなくなる勢いです。
こういう状況になると、後の方で、映像で出てくる海東など「あ、アンタまだいたんだ?」って思えてしまうくらい、存在感がありません。
■モモさんに乗り移られた士に「どうしたんだよ、おかしいぞオマエ」という、ユウスケ。
まあ、おかしいのはいつものことだと思いますが。
さらに「変です、とにかく正気に戻さないと」という、夏海さん。
いや、だから、いつもとたいして変わらないかと。
■夏海さんは、士モモタロスに北斗神拳を炸裂させます。
どうやら、士だけではなく、乗り移っていたモモタロスにも効果絶大である模様。モモタロスも笑い転げます。
その状況で「ようやく秘技が役に立ったな」という、士。
役に立つどころか、最終的には、その秘技が世界を救うのですよ。
あと、“ただ笑っているだけ”なのに、士役の人と、関さんとの演技力の差が、如実に表れています。
■もう一度、士に乗り移ろうとするモモタロスですが、士の陰謀により、ユウスケに乗り移ることになったモモタロス。
モモさんが乗り移ったユウスケを見て「ユウスケの髪型が変になってるー!!」という夏海さん。
なかなか似合ってるじゃないですか。
あと、士に乗り移ったときとは、明らかに違う反応を見せる夏海さんですが、ということは、夏海さんの中では、士よりユウスケの方がランキングが上位ということなのでしょうか。
■自分のことを「人魂」と言われて「人魂って言うな、お化けじゃねえんだよ」という、ユウスケモモタロス。
似たようなもんです。
■ユウスケのことを「あれは人魂に貸しといてやれば良い、減るもんじゃないしな」という士。
それに対し「そんな、減ったらどうするんですか?!」という夏海さん。
「何が?」という、士。
「…脳細胞とか」という夏海さん。
それを聞いて「それはヤバいな」という、士。
脳細胞もですが、男としてアレの数が減ったりする方が、よりヤバいと思います。
■すると、夏海さんにつきまといはじめる、変な男が出現。
変な男が夏海さんのことを「都会的」というのを聞いて「夏ミカンが都会的?どう見たって産地直送だろう」という、士。
揶揄しているつもりかもしれませんが、出身地が都会なら「産地直送」でも都会的ということになりますよ。
あと、特に気にしている方もいないとは思いますが、この変な男は、お笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮氏です。
どういう経緯で出演することになったかは知りませんが、そのことにとくにツッコむ描写もなく、オープニングでも、コンビ名の表記も無く、単なる“その他大勢の出演者”扱いで、テロップが出ています。
そういえば、ワタシの記憶が確かならばですが、この枠のどっかの作品で、この人たちがコンビで出ていたことがあったような気がしますが。どの作品だったかはまったく覚えていませんが。
その時も『電王』だったかな?
■そこに「あ、人だったんだ、失礼。彼女にゴミがついていると思って」と、士に乗り移って現れる、ウラタロス。
それはその通りですが、アナタも、そのゴミと似たようなもんですよ。
■その後、キンタロス・リュウタロスと、イマジンズが集合。当然、全員本物です。
その後で、ユウスケモモタロスの前に海東が現れますが、イマジンズ総登場の後では、あまりにも存在感が無さ過ぎて、思わず「あれ、アンタいたんだ?」と思ってしまいました。
■体の中からイマジンズを追い出す、士。
ここらあたりの一連のシーン、相変わらず、士役の人の大根ぶりが発揮されていますが、声優陣のおかげで、上手くカバーされている感じです。
■イマジンズは、ディケイドと戦うのが目的らしく、今度は夏海さんに寄ってたかって乗り移るイマジンズ。
乗り移られた夏海さんは、思いっきり「寄り目」を披露します。
美女にこんなことをさせるとは、『ジャスピオン』のアンリ以来でしょうか。
乗り移られた夏海さんは、いろんなコスプレを披露します。ていうか、眼が黄色い時や、紫の時がメチャメチャ可愛いです。
今まで、男の眼の色が変わっても、特に何も思いませんでしたが、女のコの眼の色が変わると、かなり印象が変わって、驚きです。
しかも夏海さん、変身しました。これも珍しいケースです。
■「君にはこれなんか丁度良いかな」と言って、電王相手にサソードを召還するディエンド。
「何が丁度良いのか見せてもらおうか!!」というモモタロスですが、おそらく「ソードフォーム」に対して「サソード」という、単なるダジャレ的な発想だと思います。
■夏海さんが変身した電王と対決するディケイド。
電王がロッドフォームになると、ストームのアギトになるディケイド。
こちらはこちらで、「青には青」という、単純な思考で変身したものと思われます。
■ディエンドに対し「てめぇの口の聞き方なぁ、ムカつくんだよ!!」というモモタロス。
まあ、それは視聴者全員が思っていることです。
それについて「それは悪かった、でも生まれつきでね」というディエンドですが、「それは可哀相にな!!」というモモタロス。
やはり、喋りに関してはモモさんの方が一枚上手のようです。
■アギトと電王のキック合戦になると、なにやら写真館のあった場所が荒野に変わって、夏海さんの夢の光景が展開されます。
栄次郎さんが、ちゃんとプリンをたいらげることができたかどうか、気になるところです。
■すると、変身の解けた士と夏海さんは、デンライナーに乗り込みます。
中には、本物のナオミちゃんとコハナちゃんです。
ナオミちゃん、実は内心「いつまでこの格好させられるのか」とか、年齢的に「いつまでこの格好ができるのか」とか 思ってたりしないでしょうか。
あと、コハナちゃんが“コハナ”でいられるうちに、その辺のストーリーにカタをつけられるのかどうかも気になるところです。まあ本人も、あれから2年経ってもまだ“コハナ”役を続けているとは想像しなかったとは思いますが。
■すると今度は、食堂車の奥のドアから、もうもうと立ち上るスモークとともに、オーナーが登場。
向こう側で、サンマでも焦がしていたのでしょうか。
あと、食堂車が、テレビ版とは違う仕様になってます。そして言うまでも無く、オーナーも“本物”です。
■「早く、何とかしなくては」と、どっかを見ながら言うオーナー。
夏海さんも同じ方向を見ていますが、特に何かを見ているわけではないと思いますよ。
■ラスト、モモさんが、マジなのかギャグなのかよく分からない落ち方をしてます。
私はもともと電王は現代版アク○イザー3だと思ってみてましたよ、大体いくら仮面ライダーと言う作品の懐が広いといっても着ぐるみキャラたちのドタバタは許容範囲を超えてるでしょう、
もともとディケイドは電王2と言う案からこうなったみたいですが今回の話を見てたら別にそれでもよかったんじゃないかと思います、っていうかもうそうなってるし、一応ディケイドは半年で終わると言ううわさがあるのですがまさか”昭和ライダー編”に突入してしまわないか心配です、
さすがに関俊彦さんたちの声はイマドキ役者と違って声に厚みがありますね、聞いててホッとします、
それからサガはいつからそんなにランクダウンしたんでしょうか、どうせなら名護さんも呼んであげればいいのに・・・・
まぁ私にとってはもうそんなことより夏海さんの胸元と太腿しか目が行ってませんwww
>洋介さん
>着ぐるみドラマ
なるほど、アクマイザー3ですか。
でも「電王」と比べた場合、高尚なテーマ性という部分では、アクマイザーの方に軍配が上がるように思います。
確かに、中盤以降は「魔法力」や“ガブラッチョなど、”ギャグの要素が多く加わるアクマイザーですが、それらはおそらく、最初から予定されていたものではなく、後から考えられたことでしょう。
しかしながら、特に初期の、それぞれのキャラクターにおける、シリアスなドラマがあったからこそ、後半のコメディ編も、生きてきたわけで、そういう意味では、やっぱりドラマ的にはアクマイザーが上なのかなしれませんね。
まあ、「メタルダー」でもそうですが、着ぐるみキャラたちが繰り広げる“人間ドラマ”こそが、特撮ドラマが特撮ドラマたる真骨頂だと思いますので、それはそれでいいのではないかと。
>電王2
なるほど、そもそも電王というのは、時間軸をひっくり返すのが主たるストーリーでしたから、ディケイドという“亜流”をつくるのであれば、「電王2」の方が潔いし、見ているほうも納得しやすかったかもしれませんね。
>関俊彦さん
結局、電王が成功したのは、関さんの功績が大きいですね。
はじめにモモタロス役での声を聞いたときは、ちょっと大塚芳忠さんに似てるな、と思ったのです。
つまり、“シグナルマン”のイメージとダブったのです。
シグナルマンも、実に良いキャラクターだったし、大塚さんの力に依るところ大だったので、「あ、大塚さんがモモタロスでも良かったのかな」と思ったのですが、その後、デネブ役で本当に大塚さんが登場して、かなり嬉しかったのを覚えています。
>ランクダウン
もう、この番組では、どんなライダーでも、単なるディケイドやディエンドの“コマ”ですよ。それぞれのファンの気持ちなんか無視して…。
>夏海さん
激しく以下同文ですww
あと「昭和ライダー編」だけは、体を張っても阻止したいわけですが…。
もしディケイドが「昭和ライダー」まで突入するのなら、韮沢靖、篠原保、出渕裕の3人に、怪人のデザインをしてもらいたいかも…。あさみやさん、余談ですが、特捜最前線「プラットフォーム転落死事件」の回に、幽霊博士が出てましたよ。
>なおさん
2009年に、ショッカーベルトやデストロンベルトをつけた新怪人が登場するというのも、それはそれで乙なものかもしれませんね。
ただ、チェーンソーリザードみたいなテイストはやめてほしいなぁ…。
あの、(金属のはずなのに)ラテックスのしわしわ感ととか、逆に味なので、あのテイストでデザイン・造形してほしいです。
まあ、なんでもアリのデザインにするなら、怪魔異生獣とか、クライシス帝国系になりそうですけど。
てか、完全に昭和ライダー編があるという“前提”で話してますけれど、本当にそうなるのでしょうか…。
>幽霊博士
そうですか!気がつきませんでした。
なにぶん幽霊博士はあの格好なので、もとの役者さんがどんな人なのか、とっても分かりづらいので、名前でチェックしてないと、見逃してしまいます。
確実に電王の特別編ですね。
なんというか力の入り具合が他作品と違いますからね..
葬儀屋なら 少なくとも黒服である必要があると思いますね(笑)
最後登場のオーナーよりもキャラの力強さが無い海東
何故だかかわいそうになってきます…
どちらかというと 電王以外は、変身=挿入歌っていうパターンが多かったというのもあると思いますね。
後はやはり 力の(以下略)
演技の差はたしかに出ましたね。
「あぁ、やっぱり士はヘタクソだった」ということが再確認できました。
このあたりをサラリとやってのけた佐藤健との演技力には大きな差がありますね。
どうでもいいですが、士の姿がカイにしか見えなかったです。
今回の夏海さんには、本当に御馳走様でした(笑)
間違いなく 歴代ヒロインでもトップクラスに入る美女だけに、とてもよかったように思えます。
おそらく、監督さんや脚本の方にも
「あぁ、かわいいな~」って思われて撮られているはずです。(笑)
そうじゃないと、メイドに続いての今回のコスプレはさせるはずがありません。
ハナさんでさえ、憑依されなかったんですから(笑)
個人的には、青の夏海さん(なんかクウガみたいですが)のふともものセクシーさ と紫の夏海さんのウインクにやられました(笑)
憑依されてるときはどうなってるんだろう?という疑問が今回解決されましたね。
やはり、アレも士には荷が重かったんだと思います。
電王編数少ないツッコミポイントですが、デンライナーがNEW電ライナーと違います。
ですが、内装はNEW電ライナーになってます。
どうでもいいですが、キングライナーの現在が気になって仕方がありません。
コハナのコが切れる前に早くハナさんに戻してほしいものです。
超電王の目的がハナさんを元に戻すことであるなら、納得してもいいです。
どうやら、その願いは叶いそうにありませんが…
>スターチェリーさん
良太郎こそいませんが、イマジンズ集合、オーナーもコハナちゃんもナオミちゃんも、すべてオリジナルキャストとなれば、もう完全に「電王」ですよね。
夏海ちゃんがいることで、辛うじて「ディケイド」だということが分かります。士も海東も、あのメンバーの前では、ほとんど存在感がありません。
逆に、今回はユウスケの存在感が際立ったかも。
もともと、良太郎のキャスティングというのは、ある程度(以上)の演技力があることが条件でなされたものだと思われますので、簡単にできるものではないですよね。
何か正直、今回の士の演技力については、苦笑を通り越して痛々しささえ感じましたが…。
>士がカイ
なるほど、気がつきませんでしたが、言われてみれば妙に納得。
>夏海さん
もはや、これしかディケイドの見所がなくなってきている気も。夏海さんは、キャラ設定的に弾けるタイプではないので、たまにコスプレなんかされた日にゃ、可愛いさ100倍増しですね。
まあ、普段の夏海さんも、いつも「丁寧語」を使っているのが、ポイント高いと思うのですが。
確かに、ハナさんが憑衣されるとどうなるのでしょうね。電王では、女子が乗り移られるというのは、そんなに(まったく?)無かったと思うので、その意味でも、今回の夏海さんは新鮮かつ貴重でしたね。
>デンライナー
ワタシは、劇場版第2作と第3作は見てないのですが、そこらあたりで変更が合ったのでしょうか。
新セット(?)は、カウンターの位置とか変わってましたね。オーナー登場用のスモークマシンも新装備でしょうか。
>超電王の目的がハナさんを元に戻すこと
ワタシも、それは実現してほしいですね。ハナさんが降板してしまったことにより、テレビシリーズでは解明されなかった要素というのが、いくつか残っていたように思いますから。
「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」
冗談のつもりで言ったのですが実現してしまいそうですね、劇場版なので突っ込んだストーリにはならないとは思いますがまさかホントにやるとはねぇ・・・・・、
>洋介さん
情報ありがとうございます!
さっそく、ニュースの記事を見てきましたよ。
で、何て言うか…。
正直、はらわたが煮えくり返る思いです。
これ以上、偉大な先人たちのつくりあげた業績を踏みにじったり、その作品を愛してやまないファンの心を逆なでしたりして、いったいどうしようというんでしょうねぇ、東映は。
こんな復活や、こんな映像作品を、本当にファンが望んでいると、こんなのでファンが喜ぶと、もし東映が本気で思っていたら、ハッキリ言って「ファンをなめている!」と、怒りに震えるワタシの方が少数派?
なんかもう、いろいろ思うところがあるので、このネタでエントリーを書く気満々なので、多くは語りませんが(て言いながら、結構語ってる)、とりあえず、どうしてもひとつ納得がいかないのは…。
「なんでBLACKとBLACK RXが、同じ写真に収まっとんねん!!」