【ジャッ●ー電撃隊が登場する事態は避けたいものだ】
◆ ◆ ◆
さあ、ぼくらのアイドル・青ガキ隊の登場ですよ。
■圧倒的人気を誇るという、青ガキ隊の『なんだなんだブギ』。
なんだなんだブギ なんだブギ(イエー)
なんだなんだブギ なんだブギ
親がなんだ なんだなんだ
学校がなんだ 先生がなんだ
なんだなんだと文句を言うな(うるせえんだよー)
なんだなんだと飛びたいだけさ
なんだなんだと蹴散らし
なんだなんだと踊ろう
なんだブギ なんだブギ
なんだなんだなんだ ブギウギ
(聞き取り:あさみや紫苑)
という歌です。
これって、劇中歌ですが、まだCD化されていないのでしょうか。『陽気なアコちゃん』がCD化されたくらいですから、されててもおかしくないですけど。
で、青ガキ隊ですが、あれですか、今で言うところの“羞恥心”みたいなもんですか。
もっとも、これを書いているのが2008年の11月なので、羞恥心がいつまで生き残っているかは分かりませんが。
■学校では、授業中に『なんだなんだブギ』を聞いていた女生徒が、先生に見つかって怒られています。
この時代なので当然ですが、今や懐かしい“カセットテープ”のヘッドフォンステレオです。
今なら、デジタルオーディオプレーヤーなので、ポケットとか隠し放題です。
■なんだなんだブギを歌う、小次郎さんと愉快な仲間たち。
それはいいのですが、小次郎さんの後ろに見える“レストラン ナポレオン”という看板が、とっても気になります。
ていうか、入り口で騒げるくらい、この店ヒマですか。
■「当分、テレビはいけません」と、命令を下す、神官ポー。
これだけの実績があれば、いつフーマをやめても、音楽プロデューサーとして食っていけそうです、この人。
そこへやってくる沢村大。
「何者だ?!」
「フーマの神官ポー」
どうやら、これが初遭遇のようです。
すると、今にもスペードの人やハートの人が名乗りを上げそうな音楽を演奏しながら、不思議獣タムタムが現れますが、ひとしきり演奏がすむと、気がすんだのか、さっさといなくなります。
何しに出てきましたか、この太鼓野郎。
■テレビ局では、ギャル2がスタッフに化け、教育評論家の滝沢先生を、偽のスタジオに連れています。
そこへ滝沢先生が入ると、不思議獣タムタムが表れ、滝沢先生に術をかけます。
ものごっついアクロバティックな催眠術のかけられ方です。
■始まったテレビ番組『奥さまのワイドショー』。
どうやら、女性司会者は青ガキ隊を良く思っていないらしく、なんとか否定的なコメントを、滝沢さんから引き出そうと画策している模様。
女性司会者が、テープを取り上げた教師が、逆に生徒から暴行を受けたという事例を引き合いに出すと、
「困った問題ですね」
「この歌詞、親がなんだ、学校がなんだ、先生がなんだ…!」
という、滝沢先生。
それを聞いて「煽ってますよね」と女性司会者が言うと、
「極めて反社会的、極めて反道徳的です。こんな歌を純真な子供たちに聴かせてごらんなさい、日本の将来は真っ暗です」
と、女性司会者の狙い通りのコメントを発する滝沢先生。
その番組を見ていて「まったくその通り」というのは、ケイコちゃんのお母さん。
これて、青ガキ隊を良く思っていない、女性司会者の思うツボです。どうやら、煽っているのは歌詞ではなく、この女性司会者です。
あと、別になんだなんだブギを聴かせようが聴かせまいが、もともと、この国の将来は真っ暗です。
ていうか、ケイコちゃんのお母さん、何気に美人妻です。
■で、ケイコちゃんのテープを引き出して聴けないようにするという行動に出るお母さん。懐かしい行為です。今ではできませんからね。
もっとも、デジタルプレーヤーなら、水に落とすとか、踏みつぶすとかで一発かもしれませんが。
さらに、“青がき隊のなんだなんだブギは発売中止になりました”と貼り紙をするレコード店や、「職員会議で決まった」と、生徒のテープを取り上げる教師。
どんだけテレビに影響されますか、この世界。
やっぱり、この国の将来は真っ暗です。
■どこの馬の骨かも分からない宇宙刑事を名乗る若造に、懇切丁寧に状況を説明してくれる、滝沢先生。
滝沢先生いわく「私は青ガキ隊のファンなんです」だそうです。
ということは、もし正常な状態で滝沢先生が番組に臨んだなら、なんとか青ガキ隊を排斥しようとする女性司会者とは、真っ向から対立するわけです。
滝沢先生と女性司会者のガチバトルトーク、ぜひ見てみたかったです。
■「青ガキ隊のコンサートを見にきませんか?」と、車で宣伝するギャル軍団。
青ガキ隊なんかより、ギャル2・ギャル4・ギャル5でユニットを組んでデビューしたら良いと思います。
選んであげられなくてゴメンネ、ギャル1、ギャル3。
■宣伝バスに乗り込んだ沢村大とアニーですが、よく分からない空間で待ち構えられた挙げ句、外に出ます。
その際、どさくさまぎれにアニーのケツを触ろうとした沢村大ですが、直前で良心がはたらいたようです。
■あの出で立ちで「なんだなんだ作戦は見事成功しました」と、笑顔で言うヘスラー指揮官。
すんません、笑い死に寸前です。
それにしても、一度テレビで攻撃するのも作戦のうちとは、やはりフーマ恐るべしです。
■本物の青ガキ隊と入れ替わった、偽の青ガキ隊のコンサート。
しかし、電源が落ちたため、「誰だー!!出てこい!!」と言いながら出てくる、ヘスラー指揮官とギャル軍団。
それを見てギャーギャー騒ぎだす、青ガキ隊のファンども。
そこらへんのヒーローショーですか。
■偽の青ガキ隊は、タムタム・ノッソリ・ガーキでした。
沢村大は焼結。作曲した田中公平氏が全コーラスを担当したという『シャイダー・ブルー』が初使用です。
■不思議時空、タムタムは、相変わらずダイヤの人やクローバーの人が今にも名乗りを上げそうな音楽を演奏しますが、シャイダーに倒されました。今回は、久しぶりに“シャイダーのレーザーブレードのテーマ”が流れました。
■アニーは「私はなっくんが良いな〜、可愛いもん♪」だそうです。そんなことをアニーに言われる幸せ者のなっくんとやらは、これから私が殴りに行きます。
ちなみに、ですが、「特捜最前線」の超名作『掌紋300202!』と、『青ガキ隊大キライ』の監督が、同じ田中秀夫さんだと思うと、ちょっと笑えます。
『シャイダー』のレビュー、ひとりでは作品の数をこなすのに限界があるため、もしかしたら、この回を最後にお休みするかもしれません。
とりあえず、この回だけはどうしても書きたかったので。
歌は「TVサイズ!メタルヒーロー主題歌集」
でCD化されています。
でも元ネタの人たちも生き延びているんですねぇ・・・