【脚本 亜槍文代 監督 三ツ村鐵治】
「あたしバツー」って、 ブ●がやったって可愛くもなんともない。
◆ ◆ ◆
オッサン叶を、後輩刑事二人が若者ぶってバカにする話…ではなく。
なにか“教科書通り”の感を受けないでもないが、とりあえず構成はしっかり出来ているシナリオ。
ふたりの若者が、訳の分からない理由で放火し、おばあちゃんがひとり死ぬのだが、その訳の分からない奴らを、特命課刑事が容赦なく糾弾することで、話としてもちゃんと成り立っている。
それはいいのだが、役回り上の都合とはいえ、先輩刑事に調書をとらせておいて、自分は黄昏れてるというのは、どうかと思うぞ、叶。
この回のゲスト主役…、どっかで見たことあるなと思っていたら、白石まるみだったのか。まだニャンチュウとは遭遇する前かしら。
あと、この回は全編に当時の原宿の映像や、流行ってた(?)音楽がてんこもり。
こういうのは、
“10年経つと、ただの古い映像”
なのだが、
“20年経つと、当時の様子を知る、貴重な映像”
になっちゃうから不思議だ。
劇中の会話:
犬養「ハウスマヌカンがさっぱり」
橘「ん、何だ、そのハウハウってのは」
桜井「まあ、平たく言えばブティックの店員ってことですね」
橘「じゃ何で平たく女店員っていわないんだ、カタカナ使って話を難しくすることないだろ」
まったくその通りです。
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この回の前後にあった瀬戸内ロケ編(443話・445話)は、当時見てたなっていう記憶が全くないんですが、何故かこの回はほんの少しだけど、見覚えがあるんです。
>吉野・津上のファンさん
そういうことって、ありますよね。なにか、強烈に記憶に残って、何度も思い出すことがあった映像が、あったのでしょう。
ワタシも、中身はさっぱり覚えてないけど、それだけは覚えてたことってありますよ。
ごく幼少の頃、「うちゅーてつじん、きょーだいーーーん!!」っていう、さささきいさおのタイトル叫びだけが妙に記憶にあって、「あれは本当だったのか?」とずっと思っていて、その後CSで『キョーダイン』を確認して「あ、ホントだった」と思ってみたり。