【ゴキノザウルス登場】
日本人は、この怪獣とは絶対に戦えんな。
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公害Gメンが「ひと思いにスカッと晴れやせんかね」と言うと、スモッグが晴れるという超能力を発揮する話…ではなく。
“恋はどこに落ちてるか分からない”という話…でもなく。
ゴリが高濃度のスモッグを室内に充満させたり、ゴキブリを改造した怪獣をさし向けたりする話。
っていうかまあ、
単なる巨大ゴキブリだけどな。
そのゴキブリ怪獣・ゴキノザウルスを見て「怪物ー!!」という理恵さん。
いや、だから単なるゴキブリです。
今回も、人間など物扱いの、ネヴィラ71の横暴炸裂。
スモッグに冒された中谷さんを、単なる“被検体”として、ネヴィラに持ってくるよう、蒲生譲二に命令。
蒲生譲二が難色を示すも「ゴリ撃退のため、やむを得ない犠牲だ」と言い放つ始末。
ゴリより、むしろネヴィラ71の方が、地球人にとっては撃退すべき対象だな。
しかし、蒲生譲二は蒲生譲二で、お間抜けぶり炸裂。
公害Gメンの前なのに、さっきのネヴィラの指令を“思い出しムカつき”して「無理だ、そんなことはできん」と言ってしまい、まわりに気づかれる。
まあ蒲生譲二は、この時点ですでに“アブナい奴認定”されているようなので、特に問題は無さそうだが。
さらに、自ら番を買って出ておきながら、中谷さんに逃げられた挙げ句、寝ぼけ頭で「スペクトルマンここにおります!!」という蒲生譲二。
それに対し「何言ってるのよ!!」とキレる理恵さん。
単なる事実の報告ですよ。
それにしても、よくあんなゴキブリと戦えるなあ、スペクトルマン。さすが地球外のサイボーグ。
あと、コスチュームのパンツ部分が、何気にスペクトルマンのケツに食い込んでいて、ちょっと笑える。まあ、男のケツなんか見たって、嬉しくも何ともないわけだが。
そして、第3話のラストのように、中谷さんを連れ去ったゴキノザウルスと、理恵さんを捕まえたラー、そのどちらを追うべきかという、二者選択作戦にひっかかるスペクトルマン。
まったく進歩の無い奴だな、キミは。
この時も、相変わらず中谷さんを人体実験の材料としてゲットすることしか頭にないネヴィラ71は「娘は見捨てよ」と、横暴発言。
しかし、男なら、どっちを助けるべきかは分かりきってるわけだが。