【ラー2号登場】
スペクトルマン「心配するな、貴様もすぐに後を追わせてやるぞ!!」
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サブタイトル、本来は「美しい」が正しいのだろうが、テロップがそうなっていたので“資料”として、その通りに書いてみる。
ネヴィラ71に「親子を殺せ」と命令された蒲生譲二。一度は拒否して何とかしようとするが、理恵さんまでも公害伝染病にかかってしまい、ついに変身して親子を殺すことを決意する。
しかし、やはり人間を殺すことは出来ないスペクトルマンは、ネヴィラ71の逆鱗に振れ、変身を強制解除された挙げ句、ビームかなにかをくらって機能停止、ネヴィラに回収されることになる。
が、そこに目をつけたゴリは、ラー二匹を差し向け、スペクトルマンを始末しようとする…というお話。
スペクトルマンは、どうやら、どっかの星(多分)に落っこち、そこへラー二匹も到着。
そして、なぜか軽快な音楽にのって、無抵抗なスペクトルマンが、なぜかスローモーションで、ラー二匹に殴る蹴るの暴行を受けるという、とってもシュールな映像が展開される。
結局、ネヴィラの意志によってスペクトルマンは復活するのだが、「戦えスペクトルマン、みすみすラーの手でお前を破壊させるわけにはいかん」とは、ネヴィラ71の弁。
そもそも、アンタのせいでこうなったんでしょうが。
しかし、シュールと言えば、やはりスペクトルマンが少年の両親を殺そうと手をかける場面。
ただでさえ、あんな無駄に金色の人がズカズカ家の中に入ってくるのは恐怖なのに、さらに殺されそうになるとは、親子の恐怖はいかばかりか。
で、ラーとの戦いを終えた後でも、普通にドアを開けて部屋に入ってくるスペクトルマンなのだが、確かあのドア、さっきアンタが溶接して簡単には開かなくなっていたはずでは…。
どうやらゴリの、この作戦における本当の狙いは、公害伝染病から人類を救う救世主を演じてみせて、地球を手に入れるというものだった模様。
そのゴリ、ラーに「汚名挽回」と言ってるが、正しくは「汚名返上」か「名誉挽回」のどっちか。
そしてラー、透明の球体ひとつ頭に被っただけで、ホイホイと宇宙空間で活動できるとは、恐るべき奴。さすが、猿ではなく軍人だと言い張るだけのことはある。猿のくせに。
ちなみにこの回、オープニングは歌詞テロップもキャストテロップもなく、エンディングにも一切テロップは出ませんでした。