【ラー2号登場】
よけるな、スペクトルマン!!
◆ ◆ ◆
ビル街を舞台に展開される、スペクトルマンと巨大ラーとの、はた迷惑な大プロレス大会!!
…ではなくて。
何の罪もない親子3人を、公害人間に改造したゴリ。
公害人間に近づいたものは、その息を吹きかけられただけで、公害伝染病を発症し、苦しむ。
その事件を受け、ネヴィラ71は蒲生譲二に対し、「スペクトルマンに変身して親子3人を殺せ!!」と命令。
スペクトルマンは、命令に従うのか、それとも…というところで終わり。
地球のためとか言いながら、そのためなら人間ひとりの命くらい虫ケラ同然と言わんばかりのネヴィラ71と、下っ端サイボーグの悲哀がただよう蒲生譲二。なかなかハードで良い展開である。
この回から、オープニングで「宇宙猿人ゴリなのだ」が流れなくなり、曲は「スペクトルマン・ゴーゴー」1本になる。
代わりに、「私は選ばれた独裁者だ、私はこの地球が欲しい」という、ゴリのナレーションが冒頭に入るようになる。
『宇宙猿人ゴリ』のロゴは、今までとは別のテイクのものとなり、歌詞がテロップで表示されるようになる。
また、公害Gメンの出演者全員の名前も、役名と共にテロップで表示される。
蒲生譲二はラストで出てくるのだが、車の下からヌッと顔を出して、カメラに向かってウインクするという、極めて訳の分からないカット。
で、なぜか最後に“猿人ラー ? ? ?”というテロップまで出る。まあ確かにゴリの方は“猿人ゴリ 遠矢孝信”とテロップが出てはいるが…。
劇中、いつものようにネヴィラ71に向かって「了解!!」と大声で言ってしまい、またそれを理恵さんに見つかる蒲生譲二。
今後のことを考えると、そのクセは修正した方が良いような。
しかも、ゴリの地下基地があるという場所に、スペクトルマンに変身して向かい、その格好のまま土を採取するスペクトルマン。
目立ち過ぎです。
そりゃ、ゴリさんに見つかりますよ。
やはり、たとえ時間がかかっても、蒲生譲二のまま車で向かうべきだったな。
それと、公害Gメンは「深夜、警官焼死」の記事ばかり話題にしていたが、そのとなりの「幼い三兄妹が焼死 ママの帰りを待ってて 小田原」という記事は、君たちの目には入らんのかね。
次回予告、サブタイトルのテロップが出る。