【脚本 山田隆司 監督 天野利彦】
叶の麦茶を強奪する
凶悪なおやじさんワロスww
◆ ◆ ◆
仮面ライダー牙王じゃなくて的場刑事再登場。
「ウインスペクター」「ソルブレイン」など特撮作品でも秀作を書いた山田隆司の、特捜初登板作。
…なのだが、なんだかもう2,3年『特捜』を書いているんじゃないかと思わせるような作品。
事件そのものには、もう少し練る余地があるものの、高慢な態度をとる的場に辟易しながらも、的場の“正当防衛”を立証すべく、特命課の刑事が、それぞれの関わり方をしている点が良い。
また、告訴するという“被害者”の親や、途中から本筋に関わってくる妹の存在など、キャラクターの配置や話の組み立ては、非常に良く出来ている。
さらには、的場の心境の変化を本編の軸にしながらも、退職に向けたものと思われるような、おやじさんが熱弁をふるう場面が見所として最後にある点も見逃せない。
音楽面でも、普段は使われることのないハワイアン風(?)の『私だけの十字架』や、曲名は不祥だが、的場のテーマっぽい位置づけで一貫して使われた曲など、天野監督らしい演出とあいまって、最後まで無理なく見れる回となっていた。
それにしてもあれだな、刑事局長だか何だか知らないが、課長を「神代くん」と呼ぶ人間は、限って、どう見ても二谷英明より小物なのが笑えるのだが、あれはどうにかならんものか。
せめて、佐原健二くらいなら、いろんな意味で釣り合いが取れるのだが。
そしてこの回、『超人機メタルダー』の美人秘書Kが登場!!
うん、どう見ても美人だ。
それと叶、そんなにアイスが食いたいのか。
(Visited 122 times, 2 visits today)