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ここ1、2年の劇場版の出来はかなりヒドかったので、『電王』も全く期待してなかったけど、見てみたら「まあ悪くないじゃん」という感想。
意味不明に時系列をひっくり返したり、設定をこねくり回したりして観客を混乱させた従来作に比べれば、電王劇場版は、テレビシリーズの雰囲気をそのまま劇場版に持ち込んでいて、とても”良心的”に作られており、その点は大いに評価できる。
まあ、もともと時系列グチャグチャの作品だけどな。
ただ、後半で”いろんな時間から連れて来た良太郎”が登場する部分は、どうも問題だ。
これ、テレビシリーズと話が繋がっているので、それを見ていた人は納得するだろうけど、見てない人的には「なんて都合の良い話」と思ってしまう部分。
ここについては、やはり”現代から連れて来られまくる良太郎”という描写を、この映画自体に入れるべきではなかったろうか。
あと、よく宣伝で使われてた「どけどけどけー!!」と、モモタロスが人力車を引っ張っていく場面。
「そういうことかい…」って感じで、なんか拍子抜け。もっと話の根幹に関わる場面でのことかと思ってたのに。まあ別に良いけど。
ストーリー的には、前半は良かったが、後半は戦闘に終始したので正直退屈。特に巨大電車戦の場面はね。あれ、子供は喜ぶのだろうか。
とはいえ、全体的には、平成テレ朝ライダー劇場版の中では秀作。
ただ、最後の歌は要らんな…。別にいつもの主題歌で良かったんじゃね?
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