【脚本 広井由美子 監督 辻 理】
叶曰く「女たちの殺意の中に、美しい悲しみを見た気がした」というそうだが、
すんません、言ってる意味がさっぱり分からないんですけど。
何ていうか、非常に話が軽いな。
夫婦の情愛だかなんだかを、人を殺すための単なる隠れ蓑にしているようにしか思えないんですけど。
とりあえず、いかにもお涙頂戴的に作っているのが嫌。この程度の話では、視聴者は泣きませんよ。
あと、タイトルになっている“雛人形”も、わさわざタイトルにするほど、さして重要なアイテムにはなってないし。
もう少し、はじめの殺人事件を掘り下げても良かったんじゃないですか。
包丁の指紋を拭き取ったあとに、また指紋がついたとか、電話の「1」と「0」だけに指紋がついているとか、自動販売機の銘柄変更を知っているからアリバイが無いとか、そこらへんの作りは良いだけに、惜しい気がする。
最後の方、特命課で「刑事さん、奥さんは」と、吉野に聞く女。
奥さんどころか年内に殉職しますが何か。
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