【底なし沼だったらどうするつもりだったのか】
もともとは、変身したジェットマンが全く登場しない話だったというこの回。
もっとも、実際にはジェットマンは登場しているとはいえ、ラストの方で申し訳程度に戦いがあるくらいですが。
戦隊のメンバーが変身しないというパターンは、私が今思い出せるだけでも『ダイレンジャー』『カーレンジャー』そして最近の『ボウケンジャー』と、今となっては決して珍しくありませんが、放送当時としてはもちろん史上初。
しかも、他の作品の場合は、シリーズの終盤で“変身したくても出来ない”状況に追い込まれたという、ストーリー展開上での出来事。
それに対し『ジェットマン』の場合は、不可抗力というよりも
“はじめから戦いを書く気がなかった”もしくは
“戦いを描くことを放棄した”
回であったと言えます。言い過ぎ?
■演奏しながら、香の事を考えたり、竜の姿を確認したりする凱。
雑念だらけでも、演奏には差し支えないようです。
■こんなところにきてまで牛乳を注文する竜ですが、コップ一杯で何百円取られても平気なくらい、給料たくさんもらっているのでしょうか。
コンビニかスーパーで牛乳買いだめした方が、よっぽどお得です。いや、すでにしているのかもしれませんが。
ということは、竜の家の冷蔵庫は、『仮面ライダー剣』の虎太郎くん状態でしょうか。
■香ちゃんの妄想タイムが始まりました。
■香に、凱と竜から、続けて電話が入りますが、どっちも公衆電話使ってます。
やはり、ブレス私用禁止令とか出ているのでしょうか。
■香の代わりに凱のの元へやって来るアコちゃん。「今日ね、香来れなくなっちゃってアタシがピンチヒッター、嬉しい?」というアコちゃん。
メチャクチャ嬉しいです。
その一団に雷太も合流。凱に「たまには3人で人生を語り合おうじゃあーりませんか」というアコちゃん。
この頃、●ャーリー浜のギャグが流行っていたのでしょうか。
■竜と香、オープンカーで墓参りとは、なかなか良い身分です。
■香をリエの墓に連れて行く竜。
竜は、はじめてのデートでリエが着ていた服を覚えているそうです。
言い方といい、若干ヤバい奴感が漂ってますが、まあ良いです。
さらには、「リエが死んでも、俺たちはずっと一緒だった、ずっと一緒に戦ってきた」という竜。
ブレスの裏には、リエの写真が貼ってあります。
やっぱりヤバい奴でした。
竜にとっては、変身ブレスと携帯電話の充電池の裏側とは、同じレベルのようです。
■食べているときが一番幸せついでに、「竜と香もさ、うまくやってるかね」と、口を滑らせるアコちゃん。
構わず「でもさ、竜なら香さんとお似合いだよ」と、食ってる勢いで心にも無い事を言う雷太。
それは良いのですが、けっしてカレーかなんかのついたスプーンで、人を指してはいけません、アコちゃん。
■ショックを受けて家に帰る香。そこへ現れる凱ですが、香は凱に抱きつきます。
凱、きっと心の中ではガッツポーズです。
その後、夜中の公園でブランコに乗るという、職質でもされかねない行動をとる凱と香。
香は、スッキリした様子で、凱はそのまま香を無事に帰します。
きっと、心の中では後悔の嵐が吹き荒れています。
■竜に「私、決めたんです、リエさんと戦おうって」という香。
まあ、番組開始当初からずっと戦ってるんですけどね。
■香が竜に渡したイギー・ポップとやらのコンサートチケットを、凱に譲る竜。
すっかり気を良くした凱は、「どうせお前に分かりゃしねえんだ」とか、さも自分は分かるようなことを言ってます。
■竜の策略に乗せられた事に気がつく凱。その場でチケットを破り捨てています。
それ、破る前に、金券ショップに駆け込むか、ダ●屋にでも売りさばいた方がいいように思います。
■沼かどこかで、女を争って竜と凱のケンカが始まります。どっちかというと、これこそまさに「泥んこの恋」って感じです。
そこへ、私のために争わないで状態でやってくる香。
ものごっつい大ピンチ音楽が流れてきました。
恐るべし、宮葉選曲。
■そして、雷太も加えて三つ巴と言うか、三すくみの争いが始まります。
相変わらず、アコちゃんは部外者です。おかしいなあ、どう考えてもアコちゃんの方が男にモテるタイプなのに。
■するとそこへ、ヒーロー番組としての体裁を保つべく ジェットマンを倒すために現れるマリア・グレイ・トラン。
男どもは一時休戦して、ジェットマンに変身して戦いますが、服が水を吸いまくっているので、スーツの中で蒸れてそうです。