【2週連続で正義のヒーローが子供ほったらかしはアカンやろ】
■バスから出てくる兄弟。
弟の方は、ドラえもんのお面を後ろ向きにかぶってますが、今そういうのが学校で大流行しているのでしょうか。
■兄弟の家で起きる怪現象。
空飛ぶ二段ベッドとは、なんともシュールな映像です。
ただ、二段ベッドは運気的に良くないと何かに書いてありましたので、今後は兄弟別々にネタ方が良いかもしれません。
■ニュータウンを調査に来た伊賀電とリリィ。そこに小次郎さんが現れます。
火山地帯でもないのに一晩で山が出来るなんて、日本は沈没だという小次郎さん。
いやまあ、沈没どころか、むしろ隆起しているようにも思いますが。
すると、地震が起きたので、ここは立入禁止だぞとか言って、自分だけさっさと帰る小次郎さん。
自分もノコノコと入り込んでいたくせに、よく言います。
■車を停める伊賀電。明らかに何か喋ろうとしましたが、映像では残念ながらさっくりカットされました。
■ミスアクマ2、顔が濃過ぎてピンクの衣装は違和感ありますが、シスター姿はよく似合います。
にしても、伊賀電ひとり倒すのに、
偽バスからシスター降りる
↓
オルガンでキツネお面軍団踊る
↓
キツネお面隊公園でお出迎え
↓
マーチングバンド隊お出迎え
↓
線路でミスアクマ隊お出迎え
↓
山で山岳隊お出迎え
↓
マドー戦闘機襲撃
↓
逃げたと思ったら戦闘機の屋根
↓
屋根抜けて操縦席に拘束
↓
戦闘機激突
↓
赤射したらガイラー将軍らお出迎え
と、どんだけ手の込んだ事をするのでしょうか、マドー。
にしても、ゲタ攻撃は何気に効くと思います。
■結局、伊賀電を仕留めそねて「魔怪獣を送り込め」という魔王サイコ。
初めからそうしてください。
魔怪獣エイビースト、頭のカバーは開閉します。
■再びニュータウンに入る伊賀電。
マドーが待ち構えているのは分かっている上に、ギャバン隊長も気をつけろと言っていたのに、何の策も無しに堂々と正面から突入してしまいました。これでよく宇宙刑事になれましたね。
■赤射するシャリバン。
『強さは愛だ』のインストが流れますが、赤射後のパターンとしては珍しい選曲です。
■幻夢界、実物大の巨大ヤリを作ったようです。
■床から何だかよく分からない手が出てきたり、ビル街になったり、宇宙みたいなところになったりと、相変わらずの不条理具合が素敵です。
■レーザーブレードで魔怪獣を倒した後に戦闘母艦が出てくるという珍しいパターン。
レーザーブレードのテーマでグランドバースが戦うのも、これまた珍しいです。
■クロージングナレーション、「がんばれ伊賀、戦え電!」という、お約束のフレーズ。このあと、「○○伊賀、●●電!」と、いろいろパターンを変えて出てきます。
ところで、屋根の飛んだ家を修理して住むのは、かなり大変そうですが大丈夫でしょうか。
.
最初から最後までノンストップのアクション編ですね。
ギャバンでも何本かあって、いずれも好評だったのでその後恒例になったようです。
しかし・・・見終わった後で「どういうストーリーだったの?」と思うこともしばしば。ストーリーがわからないほどアクションに釘付けにされてたのでしょうけどね。
前回も書きましたけど、脚本がどんな書き方がされているのか見てみたいです。高久進氏のインタビューによると、上原氏の脚本を見て「俺にはとてもこんなの(宇宙刑事シリーズ)は書けない」と思ったそうです。何でも次から次へドンデン返しがあるからとか。
>礼二さん
まあ、平たく言うと、この回に関しては話は“ない”と言ってもいいかもしれません。
確かに、こういう回の場合、脚本がどうなっているのか興味あるところですね。
あまり細かい指定がないとしても、あったとしても、どっちにしても演出する側は大変ですね。
ただ、以前確か「宇宙船」でのインタビュー記事で、脚本に「赤い花」というト書きを書いたら、「そんな細かい事を書いてどうするんだ、そんな事を書いたら、俺の仕事が無くなるじゃないか。行間を表現するのが俺の仕事なんだよ」という意味の事を監督に言われて(記憶があいまいですが、たぶん円谷一さん)怒られたそうです。
それから「そうか、あまり細かく書いてはいけないんだ」ということになって、ブツ切りスタイルみたいな脚本になったそうです。
となると、「ギャバン」の初期などは別としても、「シャリバン」くらいになってくると、かなり“現場処理”みたいな内容になってた気がしなくもありません。まあ、これは私の単なる予想ですが。
今考えれば、幻夢界というのは、下手をすると魔空空間の二番煎じともとられかねなかった訳ですが、さらに洗練された映像と、ギャバン成功をうけた自信が、それを言わせなかったといった感じでしょうか。
その点、最近評判の悪い某番組とは違うところですが。
そうですか、高久進さんはそんなことをおっしゃってましたか。でも、高久さんは“男と男の話を書かせたら右に出るものはいない”って、誰かが言ってました。「メタルダー」の初期などは、まさに顕著ですけね。