【正義のヒーローが一般人の首締めたらアカンやろ】
■バイクでひとっ走りして、バイク屋の水道で顔を洗おうとする伊賀電。
ただ、せっかく石けんを付けたのに、泡立てる前にもう洗い流しています。かなり無意味です。ハンドソープでも導入した方が良さそうです。
■ガイラー将軍、アジトへ向かうのに、わざわざハシゴを下っています。地下通路でも付けたらどうですか。あの姿を部下に見られたら、将軍の権威などあったものではありません。
■学習システム購入者のツトムくんから送られてくる要求、
【すうがくの しつだいと けいこうをたのむ】
と来ています。
すんません、【しつだい】じゃなくて【しゅつだい】でしょう?
数学の前に、国語を勉強した方が良いと思います。
あ、もしかして、「ゃ」「ゅ」「ょ」とかが入力できないコンピュータなのでしょうか。
だったらそれはそれで問題です。このコンピュータはコンピュータとして日本で生きる資格はありません。
ていうか、どうせ問題じゃなくて“答え”を知ろうとしているのですから、考える気もないのに出題と傾向とか言わずに、答え教えろと言った方が、まだ可愛げがあります。
■マイコンビースト、妙に張りきってますが、それは準備体操でしょうか。
ちなみに、4番目にして初めて、変形しない魔界獣です。
■魔王サイコの前に、ずいぶんダラけた戦闘員が3人います。
その前でドクターポルターが魔王サイコと話してますが、これでは誰が組織で身分が上なのかよく分かりません。不思議宮殿にいた珍獣みたいです。
■ツトムくん家のマイコンを見にきた伊賀電ですが、作戦をシャリバンに悟られまいと、シャリバン回路なるものを仕込んだコンピュータは、大爆発を起こします。
これって、逆効果じゃないですか。
何も怪しいところがなければ、シャリバンは何も気がつかないかもしれないのに、わざわざ大爆発を起こしては、わざわざマドーの介入をシャリバンに教えてあげているようなものです。
マドー、かなりアホな組織です。
■ツトムくんたちを尾行する伊賀電。
ツトムくんたちはゲームセンターに入っていきますが、その様子を“デー●喫茶ベルバラ”という看板の後ろで見ている伊賀電。
おまけに看板には“コンパニオン募集”みたいな事を書いた貼り紙までしてあります。まだ夜7時半の番組ですが。
■伊賀電がゲーム機の前に座ると、またもやシャリバン回路が反応して、ゲーム機は大爆発。
いや、だから逆効果なんだってば。
黙ってりゃ分かりゃしないし、伊賀電を監視さえしていれば良いのに、わざわざマドーの存在を宣伝するとは、やっぱりアホな悪の組織です。
■グランドバースで、大破したゲーム機を調べるリリィ。結局、壊れたゲーム機は店に買い取らされたのでしょう。
多分、買取にかかった費用はバード星もちだと思いますが、理由を報告するときは、大変バツの悪い思いをしそうです。
■シャリバンがゲーム機に監視されていることでギャバン隊長と話をする伊賀電とリリィ。
どうでもいいですが、グランドバースって暖房ついてないのでしょうか。
■ツトムくんの家に、代わりの学習システムが届けられるのを粘り強く待っていたというリリィ。
販売ルートから簡単に工場の所在はつきとめられそうなものですが。
■工場に潜入するも、マドーに見つかるリリィ。『大鉄人17』の音楽が聞こえてきました。
■リリィを見て「シャリバンの仲間」というドクターポルター。
リリィ、きっと内心では「マドーが知っている私はモジャモジャヘアーのはず、今日はストレートヘアーなのに、どうしてバレたの?」と思っているに違いありません。
多分、ややエラの張ったアゴのラインでバレたんだと思います。
■そこへ現れるシャリバン。ガイラー将軍は「戦闘機発進!!」と言います。
この工場密集地で戦闘機なんか呼ぶなよ。
それに対抗して、「シャリンガータンク!!」を呼ぶシャリバン。
いや、だから(略)。
■工場を破壊されて怒り心頭の魔王サイコ。しかしドクターポルターは、日本未来ハウス計画でシャリバンを倒すと言います。
30分番組なのに、次から次にまあポンポンといろいろ考えるものです、ドクターポルター。
■ツトムくんが行方不明。どうやら「あなたを日本未来ハウスへ招待します」という文章でおびき出されたようです。
こんな文に、何の魅力を感じてノコノコと学校を休んでまで出かけていったのでしょうか、ツトムくん。
■伊賀電が日本未来ハウスへ入ると、変なロボットがお出迎え。
「ヨーコソ、ニホンミライハウスエ」と言います。
お面をかぶってますが、中の人は女です。微妙にエロいです。
しかも、「オマエハココデクタバル」と言いながら、伊賀電を襲います。やっぱり微妙にエロいです。
■すると、ツトムくんを発見する伊賀電。って、
何で冷蔵庫ですか。
それにしても、シャリバンひとり倒すために、ツトムくんをさらったり、日本未来ハウスを作ったりするマドー。
用意周到なのか、ただのバカなのかよく分かりません。
■「我々の計画を邪魔するものは許さん!」というドクターポルターに対し、「純真な少年を悪に利用するとは、許さん!」という伊賀電。
純真と呼べる年代かどうかは若干疑問ですが、まあ良いです。
■赤射して幻夢界でマイコンビーストと戦うシャリバン。
シャリバンがレーザーブレードを繰り出した後、マイコンビーストは消えますが、やっぱりシャリバンの高次元ソナーで見つけられ、シャリバンクラッシュをくらいました。
何の策もなく、一度失敗した手を再び使うとは、シャリバンを甘く見過ぎたようです。
■いきなりツトムくんを山に連れて行く伊賀電。
弱音を吐くツトムくんを、伊賀電はいくじなしとかひとりで帰れとか、力の限り罵倒しています。
ですが、そもそも人間というのは得手不得手というのがある訳ですから、誰でもアナタと一緒にしないでいただきたいものです。
■「マイコンは便利だ、だが人間がマイコンの奴隷になってはいけない」と、とてもいい教訓が発せられますが、「ヤッホー!!」と叫ぶキンチョー感のない伊賀電の顔のせいで、それも台無しです。
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