【海水バケツリレーしたほうが早いような】
第3話にして宇宙の話。
火星に探査機を送った地球人が、火星からナメゴンの卵を送り返される。
『ウルトラセブン』や『シルバー仮面』でも同様のテーマが語られたことがあるが、宇宙には、地球人の知らないルールがあり、それを知らない地球人が恐れられ、または報いを受けるというストーリーは、実に先見性がある。
そしてまた、戦争をし、人種差別をし、人身売買までする地球人は、宇宙の連合体に入る資格のない生命体だという点についても、まったくその通りだと思うし、それは昭和41年当時も今も、全く変わらない。いや、人類など、もはやただ堕落する一方なのだが。
さて…その火星からの警告(?)であるが…
ナメクジかよ。
しかも、海に落ちて瞬く間に解けるナメゴン。
弱っ。
さらには、もう一体のナメゴンが現れるが、それを倒さないまま話が終わり(もちろん続き無し)。
何 だ こ の シ ュ ー ル な 展 開 は 。
まあ、下手にゴテゴテして強そうな怪獣よりは、ナメゴンみたいなノッペリした奴のほうが、ある意味恐怖感はあるが…。
でいうか、卵からナメゴンがかえるためには高温が必要なようだが、もしあのカプセルが誰にも見つからずに、海にプカプカ浮いているだけだったら、一体どうするつもりだったのかね火星人。
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