【けっしてみだりに地球を投げてはいけません】
黒峰山の資源調査をしている会社の人たちのジープの前に、地球が転がって来ます。ゴッドの怪人アトラスの登場です。アトラスは暇つぶしに、この東邦資源開発の人たちを殺します。
アトラス、高いところから車めがけて地球を転がしますが、スピードといい当り具合といい、実にナイスタイミングで転がっていきました。
微妙にガッツポーズをとっているアトラスですが、1発OKだと思ったか、それとも、何回もNGを出してようやくうまくいったかで、思わずガッツポーズが出てしまったのでしょうか。
立花コーヒーシッョプ。すっかり霧子さんも常連さんです。黒峰山の調査団に神敬介も同行してほしいのですが、神敬介とは連絡が取れません。仕方がないのでおやじさんが行くことになりました。「なんだ?わたしじゃ頼りないっての?」とおやじさん。
調査団が山に入ります。おやじさんと霧子さんと大人二人、それにガキひとりです。随分寂しい調査団です。それはいいですが霧子さん手ぶらですか。しかもブーツです。山をなめてるのでしょうか。
すると季節外れのバカでかいカブトムシがいます。ケンゴくんがとろうとするとゴッドが現れます。おやじさんやっぱり頼りになりませんが、そこへ神敬介がやって来ます。神敬介のヘルメット、気まぐれにつばが消えたりします。
「遅かったじゃないか」と言うおやじさんに、「どうもすみません」と神敬介昭和のリアクションです。
まあ昭和なのでいいですが。
調査団の団長は中条さんだそうです。マサヒコのおじさんではありません。
炭焼きのおじいさんの格好をしてアトラスがいます。世をしのぶのはいいですがあまりにしのぷのも考えものです。そこへゴッド総司令の命令です。今日はソクラテス像?で登場。多少やる気はあるようです。
アトラスは通りかかって自分の姿を見たアベックを殺します。どうでもいいですが、アトラスの姿がバックの畑風景に溶け込んでとっても素敵です。
調査団を吹き矢が狙います。そこに涼子さんの姿がありました。神敬介は追おうとしますが霧子さんが止めます。
霧子さんは涼子さんのことを神敬介に話します。その光景を何者かが見ています。と思った次の瞬間、アポロガイスト思いっきり顔見せです。次週からの伏線をはるのはいいですが、今回本筋には全く関係ないので、ややサービスしすぎのような気もします(当然シナリオにもなかったはず)。
また吹き矢が調査団を襲います。神敬介は涼子さんを見つけますが、それとは違う方向からまた矢が飛んできます。霧子さんは矢に当たり、一言もなく天に召されます。神敬介は、涼子さんが霧子さんを殺したものと思い込みます。
そこへアトラス登場。神敬介はXライダーに変身です。アトラスは「アトラス大地球ー!!」と地面を揺らします。これって逆立ちして「オレは地球を持ち上げてるぞ!!」って言ってる人と同じレベルですが。次いで見せる技はアトラス地球投げ。ネーミングがとっても素敵です。さすがのXライダーも地球を投げられてはひとたまりもありません。Xライダーは敗退します。
神敬介が気がつくと立花コーヒーショップでした。調査団はいったん中止だそうですがまた出発するそうです。
食料を買いにいった倉田さんとケンゴくんを、フレーム外にかくれていたアトラスが襲います。そこへXライダーの登場です。ライドロープをアトラスに絡めて「やめろ!さもないとこのロープに電流を流すぞ!!」と脅します。
この時さっさと電流流してれば涼子さんは死なずにすんだかもしれません。
そんな甘いことを言っていたらアトラスの反撃です。しかし何者かがアトラスを狙撃。「イタイタイタイタ」と情けない声を出してアトラスは退却です。
また出発した調査団をまた矢が狙います。涼子さんが現れますが矢の飛んで来た方向とは違います。神敬介は涼子さんを追います。
神敬介は涼子さんに追いつきます。涼子さんは、こんなことがあったことを、いつか笑って話せる日が来るといい、神敬介を撃つフリをして逃がします。
そこへ現れたアトラス。涼子さんはさっさと去りますがアトラスは疑っています。するとアポロガイストが今日2回目の顔見せです。
調査団の前に人間体アトラスが先回りです。アトラスはわざわざ人質になりにいったアホなケンゴくんを捕えます。神敬介は霧子さんを殺したのはアトラスだと気づきます。神敬介はXライダーに変身、アトラスと戦います。形勢不利になったアトラスは、ケンゴくんを自慢の矢で殺そうとしますが、涼子さんが飛び出して来て矢に当たります。Xライダーは瀕死の涼子さんを連れて行きます。
この際どうでもいいですが、Xライダー、涼子さんの胸にモロ触ってます。
涼子さんはインターポールの捜査官でゴッドに潜入していました。ゴッドに忠誠を誓ったものはサイボーグ手術を受けていて、裏切った時には仕掛けられた自爆装置のスイッチを総司令に押されてしまうそうです。
涼子さんはみずから神敬介から姿を消すと、爆発して天に召されました。『レッドバロン』の穂積ペペみたいな最期です。
怒りに燃えるXライダー。最大音量の『白い弾丸クルーザー』をバックにものごっつい超高速でクルーザーを飛ばします。撮影時にシャッタースピードを間違えたようにも見えますが、多分演出です。
Xライダーは涼子さんからアトラスの弱点を聞いていました。左肩です。
カイザークロウですか。
Xライダーはその言葉通り、Xキックをアトラスの左肩にくらわせ、アトラスは爆発します。
これでいわゆる『涼子・霧子編』の最後ですが、テレビドラマってたった1週間でこんなにガラッと変わってしまうという例がこれから展開されるんだなと思いながら、この回は終わりです。
最後はバッチリ、アポロガイスト3度目の顔見せ。そう、それもこれも全部あんたのせいですが。