【中年の男の血っておいしくないわ】
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オープニング、「ジンギスカンコンドルの声/八代 駿」となってますが、正しくは辻村真人さんです。
当時の誤植はいいとしても、こういうことは実際に作品を見ればすぐに分かるのに、東映DVDの怪人データファイルには誤植のまま記載されています。もう少しちゃんと作ったらどうでしょうか。
あと、Wikipediaにも怪人の声が誤植のまま記載されている可能性があるので注意が必要です。
海に遊びにきた兄と妹。兄が花を取ろうとして足を滑らせますが無傷です。ずいぶん高いところに思えましたが案外そうでもなかったようです。
洞窟を見つけた兄は妹を呼びます。「足下に気をつけて」と言ってますが、さっき思いっきり足を滑らせたあなたに言われたくはありません。
洞窟探検をする兄と妹ですが、妹さん真夏なのに懐中電灯持参です。準備がいいにもほどがあります。
キングダーク、視聴者にあっさり顔見せです。
目を覚ましたキングダークは、暇つぶしに兄の方を握りつぶします。妹さんは、ゴッド怪人の大行進で卒倒してしまいます。
ジンギスカンコンドルは、この妹さんを使って日本吸血鬼作戦を始めるようです。指揮権がキングダークに移ったゴッドですが、作戦のレベルはたいして変わってないようです。
あと、せっかく4人いるのだから、いっぺんにXライダーにかかった方がいいように思いますが、番組的に出し惜しみするようです。
花を持ってるチコマコに「恋人とおデートか」という神敬介。デートのことをおデートという人を未だかつて
私はひとりも知りません。
おまけに「あいにく若い女の子とおつきあいがないもんでな」と言います。チコマコに加えて涼子さんもおばさん認定でしょうか。
ところでマコのセリフ、なんで「チコ、行こう」じゃなくて「チコ、カモン」になったのでしょうか。
チコマコをからかう神敬介に、バイトやめられちゃかななわんからと言うおやじさん。確かにこうもしょっちゅうゴッドに狙われる店で働いてくれる女の子なんて、なかなかいません。いつ隣りのとんかつ屋に流れてしまうか分からない状況です。
病院。音楽恐過ぎです。
医者に化けたジンギスカンコンドルが正体を見せますが、さっきのものごっついキバはどこへ行きましたか。
お見舞い帰り、なんだかどこからか見られてるみたいというチコ。思いっきり上から見られてました。ていうか音楽フライング気味です。
ジンギスカンコンドルがチコマコの前に出現すると、凄いサーチ能力で神敬介がやってきます。チコマコ行動パターン読まれすぎです。
ジンギスカンコンドルを前に「貴様何者だ?見たところゴッドの怪人ではなさそうだが」と言う神敬介。こんなカッコしたヤツ、ゴッドの他にいますか。確かに今までの神話怪人とは違いますが。どっかのコスプレイヤーとでも思ったのでしょうか。
ジンギスカンコンドルを退けたXライダー。ひとまずチコマコを都内のホテルにかくまうことにします。32階だから外からは安全ねというマコ。相手がコンドルの怪人だということをもう忘れているのでしょうか。
あと、アマゾンなら40階でも外からやってきますが何か。
一流ホテルに泊まってはしゃぐマコに「お前さんはのんきでいいよ」と言うチコ。どこのオッサンでしょうか。
そこへ吸血鬼にされている妹さんがやってきます。どうでもいいですがせっかくベッド二つあるんだから別々に使ったらどうですか。
チコマコは、あっさり吸血鬼の仲間入りです。
ラジオのニュース、おなじみ市川治さんです。吸血鬼が出没しているので夜間は出歩かないでだそうです。
しかし、白昼堂々とマコ吸血鬼が女の人を襲いますが、神敬介を見て逃げます。神敬介はマコだとは気がつかなかったようです。ちなみに襲われた女の人は、後の『大鉄人17』に出演する竹井みどりさんです。
チコマコの部屋にコーヒーを差し入れにきたおやじさん。するとマコが血を飲ませろと言います。チコマコに襲われるおやじさんですが、とってもうらやましいです。このふたりに襲われてあんなことやこんなことをされるなら、正直私いつ死んでも惜しくはありません。
おやじさんの血を吸って「ダメね、中年男の血っておいしくないわ」というマコ吸血鬼。自分で飲ませろと言っておきながらずいぶん勝手です。あと、発言が完全に十面鬼です。
吸血鬼にされたおやじさんとチコマコは、神敬介も吸血鬼にしようとします。しかし、捕えたはずの神敬介は、布団を取るとXライダーでした。なんかどっかで見た展開です。そして「貴様の吸血ビールスが私に通じるとでも思っていたのか?!」と言います。ナレーションではありませんが「アマゾンにはカニ獣人の泡など通用しないのだ」と同じ無敵の論法です。
ジンギスカンコンドルは『Xライダーしりとり歌』のかなりの長回しの末、Xキックを受けてものごっつい大爆発です。
この回から登場のキングダークですが、後期の、いつ血管が切れてもおかしくないようなハイテンションな喋りと違い、ずいぶん落ち着いてるなと思いながらこの回は終わりです。