【けっして手袋でゴーグルを拭いてはいけません】
先週の続きで、「ライダー讃歌」が高らかに流れてXライダー対クロノスという、燃える展開で始まります。
Xキック対クロノス地獄ガマ。クロノスのカマがXライダーの肩にざっくりと刺さります。
「オレが勝ったぞ〜〜〜!!」とクロノス。しかし次の瞬間、落下したクロノスから首がぽとりと落ち、胴体とともにものごっつい大爆発。クロノスは敗れます。
沼田曜一さん、早々に出番終了です、お疲れさまでした。
クロノスに勝ったのもつかの間、重傷のXライダーはGPに追われ、アポロン宮殿内に逃げ込みます。
総司令によると、アポロン宮殿は通路が迷路になっているので神敬介が捕まるのは時間の問題だそうですが、あまり凝りすぎていませんか。迷った戦闘員が通路中にゴロゴロ転がっていたりしたらとってもイヤです。
ゴッド総司令は川上宮本両博士に、アポロガイストの再生手術を命じます。先週すでに大手術がおっぱじまっていたように見えたのは目の錯覚のようです。
神敬介は天井の通風口に逃げ込んでいました。神敬介はせっかくなのでゆっくり調べてやると言って、ゴッド人形倉庫の上に来ます。ファイヤー作戦用のテープを地獄の番犬ケルベロスに届けるそうです。
両博士と会話したりテープに命令を録音したりと総司令も大忙しです。
そういえばさっき「作戦課」ってありましたが、この人たちがお人形さんテープやお岩さんテープをセットするのでしょうか。
GPのリーダーらしき戦闘員のヘルメットに神敬介の血が滴って来ます。どうやら見つかったようです。下から刺すのには少々距離があったのか、GPも通風口に入る羽目になりました。
結局神敬介、せっかく逃げ込んだのに1時間も持たずにまた追いかけっこです。
その頃、アポロガイストが復活していました。「さわやかな気分」だそうです。ゴッド総司令に感謝するアポロガイスト。「礼を言うなら川上宮本両博士に言いたまえ」と言うゴッド総司令。お礼を言われるものだと川上博士は随分誇らしげですが、
「ゴッドは莫大な研究費をこの博士たちに使っている。やって当然でしょう!」
と言うアポロガイスト。川上博士かなりムッとしてます。しかしゴッド総司令はそんなアポロガイストをとがめる様子もありません。あまつさえ、君にプレゼントがあると言います。
通風口ではこんくなせまいところで格闘の始まりです。銃を使えば逃げ場はないと思いますが、その分同士討ちの可能性もあるので避けたのでしょう。
逃げる神敬介の前にアポロガイストが現れます。驚く神敬介。
「オレは貴様を殺すまでは何度でも生きかえる。貴様に取っては迷惑な相手なのだ!」
アポロガイストは神敬介に、Xライダーに変身しろと言いますが、神敬介はまだ腕の傷が治っていないため変身できません。「アポロガイスト、Xライダーにならずとも、おまえと戦う」と言う神敬介ですが当然歯が立ちません。変身できない神敬介を痛めつけてアポロガイストたいそうご機嫌です。
立花コーヒーシッョプでは、チコマコがアルバイトを始めたようです。チコのムッチリした二の腕が最高です。ところでこの店、くどいようですが死人が多数出た店ですがそれでも良かったですか。
マコが、先週ゴッド人形が入っていたのと包み紙も大きさも寸分違わぬ箱を持って来ます。「マスターにプレゼント。ガールフレンドからよー」とチコがからかいますが、当然中身はゴッド人形です。おやじさんは中にいた客に早く逃げろと言いますが、
「総司令の命令を聞くまでは出られない」
と、客はケルベロスになります。ゴッド総司令はフィヤー作戦の支部を立花コーヒーショップにせよと命令します。あと「ゴッドの敵Xライダーはアポロンの宮殿に閉じ込め、その生死はアポロガイストの手中にある」と言いますが、人形をアポロン宮殿から出す時点で神敬介はまだ通風口の中です。こうなることまですでに読んでいたのでしょうか。ゴッド総司令、恐るべしです。
おやじさんはケルベロスに立ち向かいますが、感電してしまいます。
「見たか、このケルベロスは5万ボルトの電流を持っているのだ」
おやじさん、5万ボルトの電流を浴びてその程度ですみますか。やはりおやじさんは超人です。
アポロン宮殿では神敬介が牢屋に閉じ込められていました。川上博士が神敬介の傷を調べに来ましたが、すでに1時間が経過、傷は治っていました。
神敬介を逃がした川上博士とGPは、「おまえを再生したんだぞ」という川上博士の訴えもむなしくアポロガイストに処刑されてしまいます。生きかえってもせっかちなものはせっかちです。
ちなみにこのアポロガイストの行動が、後々自分の首を絞めることになります。
神敬介は通信連絡員に変装してまんまとアポロン宮殿を脱出。そのときGPが立花コーヒーショップを占領したと余計なことを喋ってくれました。
脱出した神敬介をアポロガイストが追います。「アポロチェーンジ!!」のかけ声とともに変身です。神敬介もXライダーに変身します。
アポロガイスト「オレは言ったはずだ、Xライダーになった時が貴様の最期の時だと」
Xライダー「アポロガイスト、Xライダーに敗れたのを忘れたのか?」
アポロガイスト「黙れ!今のオレは昔のオレではない!」
Xライダー「何度生まれ変わっても、アポロガイストはXライダーの敵ではない!」
伊上脚本らしい、仰々しいセリフ回し、私は大好きです。
Xライダーはファイヤー作戦を阻止するためクルーザーでさっさと逃げます。
立花コーヒーショップではファイヤー作戦が秒読みに入っていました。「今度ばかりはホントにダメか」とおやじさん。第31話でもそんなこと言ってましたね。
しかしXライダーが登場、ファイヤー作戦は阻止されます。そしてXライダーとケルベロスの対決です。ケルベロス、その名のとおり頭が3つありますが、命令系統は一つのようです。ケルベロスはXキックを自慢の電気で封じますが、川に落とされてショートし、自爆してしまいました。
戦い場所に川のそばを選ばなければXライダーに勝てたかもしれないのにと思いながら今回は終わりです。