[透明怪獣ネロンガ登場]
【守りを固める前に予想進路で未然に防ぐべきでは】
ある城の近くにある古い井戸から、恐ろしい音が聞こえるとのことで、フジ隊員とホシノくんがやってきます。
言うか早いか、勝手に井戸に入り込むホシノくん。さすがはガキです。
あとフジ隊員と警官さん、危ないわよとか危ないよとか言っている間に、さっさと止めたらどうですか。
中に入ったホシノくんは、デカい目を見ます。どうやらネロンガの目だったようです。
ネロンガは地上に現れて、発電所の電気を吸っているようですが、姿はハッキリ見えません。その振動で、ホシノくんと後から入ったフジ隊員は井戸の中に閉じ込められます。
元の入り口から出られなくなったホシノくんとフジ隊員は、先に続いている海に向かって泳いで脱出です。
発電所の事件を聞いた科特隊のメンバーは、ブレサーから隊員服に着替えて出動です。ムラマツ隊長は今からあの恥ずかしい上着を着るようですが、ハヤタ隊員はブレザーの下にオレンジ色のを着込んでいました。
ゴワゴワして気持ち悪くないのでしょうか。用意周到にもほどがあります。あと、相変わらずスラックスの下にもう1枚ズボンをはいているので、トイレで苦戦しそうです。ていうか、真夏にそれは地獄だと思いますが。
ムラマツ隊長・ハヤタ隊員・アラシ隊員は、海で救出されたフジ隊員たちと合流します。すると今度は岩送電所が襲われたらしいという報告。ハヤタとアラシは岩送電所に、ムラマツ隊長は城の側の発電所に行きます。
ムラマツ隊長、下の隊員に手を振ってますが、ジェットビートルといえども脇見運転は禁物です。
岩送電所についたハヤタとアラシ。するとネロンガが現れます。アラシはスーパーガンでネロンガを攻撃しますが、ネロンガはそのエネルギーを吸い、逆にアラシへ放電攻撃。アラシはまともにくらいますが命に別状はないようです。
普通、絶対に死ぬと思いますが。
科特隊は、次にネロンガが狙うのは第三火力発電所だと予想します。この発電所は、東京及び関東の60パーセントの電力を供給しているそうです。
どうでもいいですが、アラシ隊員が「発電所あらし」と言ってます。いや、それだけのことなんですが。
科特隊が第三火力発電所を守る計画を立てる間に、ホシノくんはまんまとスパイダーをせしめます。ザル過ぎです科特隊。
科特隊はビートルで出発しますが、ビートル内にホシノくんの潜入を許しています。全くもってザルです。
発電所の守りを固めた科特隊と防衛隊。ネロンガの動きをキャッチしたので先手を打って攻撃しますが、ネロンガが姿を現し、出現から約2分20秒間の大暴れ。ところで、あのデカい船はどっから持ってきたのでしょうか。
すると、スパイダーをパクったホシノくんが攻撃ですが、ネロンガには効きません、あまつさえエネルギー切れです。
ホシノくんを救出したハヤタは、その場を上手くゴマかしてウルトラマンに変身です。
ウルトラマンを見たネロンガは、「ちょっとアンタ何よ、何しに来たのよ」と言わんばかりの手の動き。一方、ウルトラマンは肩を回して準備運動。余裕をぶちかまします。
ネロンガは放電攻撃ですが、仁王立ちのウルトラマンはそれを浴びても涼しい顔。ただ、パッと見やっぱり近所の元気じいさんみたいです。
ウルトラマンは「どんと来んかい!」と言わんばかりに胸を叩きます。やっぱり近所の元気じいさんです。
ネロンガはウルトラマンに向かってきますが、ウルトラマンがよけたために、発電所の施設に激突、鉄骨らしきものは大破します。もうここまできたら何が壊れても一緒だろうというウルトラマンの判断だったのでしょうか。なかなか非情です。
そうこうしているうちに、ウルトラマンのカラータイマーが赤になります。そして、有名なナレーションです。
ウルトラマンを支える太陽エネルギーは地球上では急激に消耗する。
太陽エネルギーが残り少なくなるとカラータイマーが点滅を始める。
そしてもしカラータイマーが消えてしまった時、ウルトラマンは二度と再び立ち上がる力を失ってしまうのである。
ウルトラマンがんばれ!残された時間はもうわずかなのだ!!
おそらく、出てきた直後にムダな体力を使ったことが、急激なエネルギー消耗を招いたのでしょう。あとさき考えないところも、やっぱり近所の元気じいさんです。
ようやく必死になったウルトラマンは、ネロンガの角を折ります。すると弱るネロンガ。おそらく急所だったのでしょう。
ネロンガを投げ飛ばしたウルトラマンは、動かなくなったネロンガにスペシウム光線を発射。ネロンガは大破します。
その後、戻ってくるハヤタを見ながら「おかしいなアイツ」と言うイデ隊員。もしかして初期段階では、ハヤタがウルトラマンでないかと隊員たちが疑う展開も視野に入れていたのかもしれませんが、シリーズ通してあまり追求されることもありませんでした。
ラスト、「キレイな夕焼けだわ」と、のんきなことを言うフジ隊員ですが、当分の間、東京と関東の60パーセントが暗闇に包まれる責任は一体誰がとるのだろうと思いながら、今回は終わりです。
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