【灰皿は大切に】
ある山岳パーティーが、デストロンプルトンロケットの発射台を目撃してしまいます。ちなみにこのパーティーのリーダー・西岡さんは、どっからどう見ても間違いなくアポロガイストです。
発射されたロケットは無人島めがけて飛んでいきます。このロケット、特に操縦しているわけでもないのになぜか有人です。
プルトンロケットが着弾した島は大爆発です。
山岳パーティーは急いで山を下りてこのことを知らせようとします。するとそこへ、ついさっきまで基地にいたはずのザリガーナが現れます。
西岡さんはつるはしでザリガーナにひとり立ち向かいますが、ザリガーナに絶壁から突き落とされてしまいます。しかし逆にこれが幸運でした。
残りのメンバーは、ザリガーナの泡で全員まとめて溶かされてしまいます。
ライダー隊本部では、ラジオのニュースをおやじさんたちが聞いていました。ラジオのアナウンサーは怪人の声でおなじみの八代駿さんです。
風見志郎は、西岡さんが収容された病院を訪ねていました。思いっきり個人病院です。この時点ですでにデストロンのニオイがします。
風見志郎はここの偽医者に不意をつかれて気絶してしまいます。風見志郎は地下室へ連れて行かれました。ここにいた本物の医者と看護婦は始末されるそうです。可哀想に。
看護婦さんは私がお預かりしましょうか。
そのころ、西岡さんはすでに結城丈二とともに逃げていました。するとそこへザリガーナが現れます。
ヨロイ元帥の留守中、風見志郎の意識をさっきの偽医者が取り戻させていました。風見志郎は偽医者から、今日の正午、東京に向けてプルトン爆弾が発射されることを知ります。
結城丈二はライダーマンとなってザリガーナと戦いますが苦戦です。こうなるとなんだか西岡さんの方が強そうに見えてしまいます。そこへハリケーンに乗って仮面ライダーV3の登場です。ザリガーナはハリケーンアタックをもろに受け、並の怪人なら間違いなくやられてそうなものごっつい勢いで崖を転がり落ちますが意外にピンピンしています。さすがヨロイ元帥の正体です。ザリガーナは地中に逃げます。
風見志郎と結城丈二は、さそり谷がデストロンの基地だと知り、そこへ向かいます。
西岡さんはこの後ゴッドにスカウトされたのでしょうか。
さそり谷で、さっき風見志郎を助けた男が無惨に処刑されていました。下ろして葬ろうとする風見志郎。すると、
大爆発。
ご飯を食べながらテレビを見ていたら茶碗をひっくり返しそうなくらいの大爆発です。この爆発で風見志郎はえらい遠くまで飛ばされていました。
間一髪、難を逃れた結城丈二は単身デストロンの基地へ潜入します。そこで結城丈二はデストロン首領の言葉を聞きます。
「結城丈二か。あいつの馬鹿さ加減には笑いが止まらぬ。あいつは、自分が利用されるだけ利用されて消される運命だったことも知らず、V3から私を助けたのだからな」
言いたい放題の首領に、結城丈二がちょっとキレていると、首領が「結城丈二生きている!性懲りもなく、今もそのドアの外まで来ているぞ!!」と言います。隠れられなくなった結城丈二は司令室へ姿を見せます。
プルトン爆弾を発射しようとする首領に「あなたは人類を滅ぼすつもりか?」と聞く結城丈二。
「それがどうした、人類など虫ケラほどの価値さえもない」と言う首領。
ある意味、それには私も同感ではあります。
さらに「首領、あなたはそれでも人間か?!」とくいさがる結城丈二に首領のとどめの一言。
「愚か者め、私が人間だと誰が言った?!」
その言葉に結城丈二が愕然としている間にヨロイ元帥は発射用意をします。止めにかかる結城丈二。するとヨロイ元帥はザリガーナの正体を見せます。
その頃、風見志郎も基地に潜入です。
ザリガーナの猛攻の前に歯が立たないライダーマンは、プルトンロケットの発射台へへ向かいます。そしてロケットに乗り込もうとしていた戦闘員を倒します。
司令室にやって来たV3。そこではザリガーナが待っていました。するとモニターに、プルトンロケットに乗り込んだライダーマンの姿が見えます。
「さらばV3。後を頼むぞ。プルトン爆弾は安全な場所で爆発させてやる」
プルトンロケットはライダーマンを乗せて発射されます。外に出たV3とザリガーナ。「あ、ロケットが飛んでいく!」とザリガーナが言います。まるで他人事みたいに言ってますが、飛ばしたのはあんたでしょうが。
「ライダーマン結城丈二の最期を見ろ!!」
初登場の『ぼくのライダーマン』をバック音楽に、ライダーマンは空中でプルトンロケットを爆発させ、大空に散ります。
「ライダーマン、よくやってくれた。君は人類を守った。君は英雄だ。オレは君に、仮面ライダー4号の名前を贈るぞ!!」
ライダーマンは雄々しく死んでいきましたが、まさかこの後、あのいいかげんな一言で復活するとは誰も予想しなかっただろうなと思いながら、この回は終わりです。