【刃先は大切に】
前回のあらすじは無く、いきなり戦闘用のゴキゲンなナンバーで始まります。
「V3、腕をクロスしろ!!」と、V3に本郷猛の声が聞こえます。V3は腕をクロスして、V3・26の秘密のひとつ、細胞強化装置を働かせます。てか、一応V3の体を戦闘員がおさえていたはずですが、やすやすと腕を動かせましたか。全くもって役に立たない戦闘員です。
ギロチンが効かず、「おまえの体はそんなに固いのか!」とギロチンザウルス。代わりに人質を落っことす作戦に出ます。純子さんのスカートの中が見えそで見えないところが相変わらず奥ゆかしいです。
すると、シゲルくんとケンイチくんがパチンコで戦闘員を攻撃。「よくやった!!」とV3ですが、もし純子さんの顔に当てようものなら、たとえガキとはいえ容赦しませんよ。
深沢博士はデストロンの地下牢に連れてこられます。V3おびきだしの囮になどなるものかと自殺しようとしますが、人工重力装置によって体の重さが10倍になります。もっとも、舌噛むには逆に都合が良くなった気もしますが。
ところで、人工重力装置という良いものがあるのなら、これを別の作戦に活かす手もあるような気がしますがデストロン。
あと、この装置をベジータとかに教えてやったら喜びそうです。
メダルを見て「ダブルライダーは地球上のどこかにいる」と風見志郎。ずいぶんスケールのデカい推測です。ところで電気くらいつけたらどうですか。
そこへおやじさんがやってきて、純子さんがコーヒーを持ってきます。コーヒーには眠り薬が入っていたようです。
どっかのグラウンドに、ライダー隊員が大勢集まっています。四国中から来たのでしょうか。その前に出て「君たちの力を借りたい」と、すっかりリーダー気取りのシゲルくん。きっと隊員の中には「チェッ、都会から来たからって思ってエラそうに」と思っているのが何人かはいたはずです。
そのころ、風見志郎はグースカお休みです。変なメイクの純子さんも素敵です。
しかし、睡眠薬は風見志郎には効きませんでした。風見志郎はおやじさんをKO、女子ふたりをほったらかしでドクバリグモを追います。
風見志郎はドクバリグモの針に刺され、その針を自らつかんで自分のノドに刺すよう命じられます。風見志郎は「ア〜〜〜〜〜〜〜〜」と素敵な悲鳴を上げながら、劇場版でギロチンザウルスが落ちたように、橋の下に落ちます。
しかし、直後にV3が出現。「どうして!?」というドクバリグモ。V3は、変身すると風見志郎から肉体組織が全く変わるので、ドクバリグモのコントロールビールスは効かなくなると懇切丁寧に教えてくれます。
これがストロンガーなら、「貴様らには、その秘密は明かさん!」で終わるところです。
V3は、ドクバリクモの針をドクバリグモ自身に刺します。まあ、自分のビールスが入ったところで本人には害は無いようにも思いますが、ドクバリグモは血清を使います。ということは、自分が刺される危険性をある程度予想しているということなので、準備が良いと言うべきか、自分に自信がないと言うべきか、判断に迷うところです。
血清を手に入れて、これを注射すれば元通り元気になるとお気楽のV3ですが、注射までガキに任せるのでしょうか。
デストロンは作戦を高知に変えたそうで、五台山ロープモノレールに、黒ずくめのデストロンが何人も乗ってあたりを見張っています。
そのゴンドラの上に風見志郎登場。当然、宮内洋自ら登っています。相変わらず何でも自分でやらないと気が済まない人のようです。
あと、明らかにカメラマンも一緒に登っているショットが確認できます。おつかれさまです。
SS装置とは「スーパースリープ」の略でそうで、デストロンはそれを使って町を眠らせようとしますが、装置がうまく作動しません。
デストロン基地の方で、なんか爆発しました。「どういうことだ、説明しろ」とドクトルゲー。まあカニに説明しても無駄なような気もしますが。
すると、「慌てるな。SS装置の回路にミスが発見された」と首領のお気楽な声。それを聞いて「我がデストロンにミステイクは許されない!!」と、日頃の恨みか鬼の首でも取ったかのようなドクトルゲーですが、首領は「まあそう怒るな」と相変わらずお気楽。
人の失敗は容赦なく叱責するくせに、自分のミスはなぁなぁで済ます首領。現実の世界にもよくいるタイプです。
意味不明に綱をつけた土佐犬が通る中、デストロンが呼んだSS装置の専門家と入れ代わる風見志郎。やがてデストロンの使者がやってきます。
V3に変身する人と、V3の中の人とがご対面です。
デストロンの使者が「さそり座は」と言うと、風見志郎が「黒い星」と答え、風見志郎は基地に案内されます。どこで合い言葉をゲットしたのでしょう。もともとの専門家から聞いたのでしょうか。
基地の風見志郎、目隠しをそこらへんの戦闘員に渡します。この戦闘員は、ちょっとキレているに違いありません。
しかし、これ自体が罠であると、もともといたSS装置の専門家は言います。中村さん、声がすっかりヨロイ元帥です。それはいいのですが、このデストロンの手先はこのあと一体どうなったのでしょうか。
横でゴチャゴチャ言われたら気が散るから一人にしてほしいなあと風見志郎。ドクバリグモたちは出て行きます。意外に素直なクモです。
ひとりになった風見志郎は深沢博士を捜します。基地内を探ると「地下牢の見張りも楽じゃないなぁ(棒読み)」「まったくだ(棒読み)」と言いながら戦闘員が出てきます。
風見志郎が地下牢に行くと、深沢博士がいました。人工重力装置を止めようとしたところでドクトルゲーの登場。風見志郎はその目の前でV3に変身しますが、あっさり落とし穴に落ちました。
人工重力装置で身動きが取れないV3に、またダブルライダーからの声が聞こえます。ダブルライダーは、オーストラリアでデストロンと戦っているのだそうです。
ダブルライダーの言葉を受け、メダルをベルトにセットし、ダブルタイフーンを回して基地を脱出するV3と深沢博士。V3はデストロンを追います。
V3はドクバリグモや戦闘員と対決。戦闘員、見事な誤爆です。続いてギロチンザウルスも登場。ギロチンいつの間に直したのでしょうか。
しかしV3は、V3回転キックでギロチンザウルスを、V3反転キックでドクバリグモを続けて倒しました。
帰りの船、「ダブルライダーはこの地球上のどこかに必ず生きてます」と風見志郎。
いや、だからさっきオーストラリアにいるって言ったじゃないですか。
楽しい船旅のみなさんですが、先週登場した塚本さんは、結局死んだのかどうかも分からないまま、この前後編は終わりです。
あと、ライダー隊の連中は全く何の役にも立ちませんでした。
前回に引き続いてついにV3が高知にやって来た!という訳で。 五台山ロープウェイ…ひたすら懐かしい代物です。この数年後、ロープウェイは廃止され発着所は今、タクシーの営業所になっています。どうしてもタイムカプセル的な目で見てしまう辺りはご容赦をm(__)mそれにしてもあれ、高さ10メートルはあったんですが…カメラマンさんも含め、すごい人達ですね。 しかし続くSS装置を展望台で使うシーン、狙う先が微妙にズレてる様な気が…あれじゃ四国山地と郊外の田んぼにしか当たらなくて意味ありませんよデストロン(苦笑)それに展望台の手摺りが何気に錆びてるのが地元民としては涙を誘います(泣)しかし四国の田舎に住んでる子どもとしては、やっぱり嬉しいものでした。 何しろ高知ロケの作品と言えばこれから12年後、“太陽にほえろ!”と映画“刑事物語”まで待たなくてはなりませんでしたからね…
>ころんさん
またまた地元の貴重な情報ありがとうございます。そうですか、あのロープウェイは今は無いんですね。
改めて映像で確認すると、明らかにカメラマンもゴンドラ(というか正確に言うと鉄柱?でしょうか)に登ってます。そもそもアレにしがみつく必要があったのか風見志郎(笑)。
確かに、当時はタイアップとかの関係で出てきた場所や施設も、今となってはその映像が歴史的資料になるケースって、多々ありますよね。
そうですか、四国山地と田んぼにしか当たりませんかスーパースリープ(笑)。地元の方ならではのツッコミありがとうございます。ということは、SS装置で町に変化が無いとデストロンが思ったのは、もしかして勘違い?
にしても、錆びてる手すりが気になるとは、さすが地元の方。
映像で再度確認してないのでハッキリしたことは言えませんが、確か『RX』でも四国でロケしましたが、あの時は瀬戸大橋メインで瀬戸内海側だけでのロケだったのかな?