【投げ輪は大切に】
冒頭、「国籍不明の輸送機がどこからか飛んできた」とナレーションです。そりゃまあ国籍不明ですから。
輸送機から落ちた来たパラシュートについていたケースを回収するデストロン戦闘員。ですが、何からデストロンの秘密が漏れるか分からないので、ケースだけでなくパラシュートも回収すべきです。
ケースの中身はSS装置でした。二人の科学者がSS装置を組み立てるよう、ドクトルゲーに言われますが、二人はこの気を利用して脱出を企んでいるようです。
ちなみに、深沢博士は劇場版でも違う役で主演していました。またもうひとりの斉藤真さんは、後の『ズバット』で宮内洋氏と共演したことは言うまでもないことです。
SS装置が火を吹いて、科学戦闘員が消火器かなにかで消してます。どうせ燃えてるんですから、水でもぶっかければいいように思いますが。
斉藤さんの方はデストロンに捕まりますが、深沢博士の方は脱出に成功したようです。
その脱出した博士を、ライダー隊隊員のケンイチくんが発見します。第4話に出てきた隊員とは別人のようです。
ちなみに、ケンイチくんのお姉さんも、劇場版に違う役で出てました。
ケンイチくんの情報は、松山→広島→大阪 という具合に、支部から支部へと伝えられて、最終的に東京の本部まで伝わったようです。
この人たち、電話という文明の利器を知らないのでしょうか。
あと、子供だけで伝言ゲームのように情報を伝えると、終わりの頃には「アメリカにデストロンが現れた」とか、とんでもない内容に変わっている可能性もあります。
風見志郎たちは、本日のタイアップ船・カーフェリーおくどうごで四国に向かいます。純子さんとシゲルくんが輪投げで楽しく遊んでいると、その様子を、今にも少年ライダー隊青年部と言いだしそうな黒づくめの男が見張っています。
その格好だと見るからに怪しいので、もう少し普通の格好をしたらどうですかデストロン。
その男を追っていく風見志郎。男はデストロンの怪人・ギロチンザウルスでした。ギロチンザウルスに追いつめられ、航行中のフェリーにしがみつく風見志郎。やっぱり何でも自分でやるようです宮内洋。
風見志郎を海に落としたギロチンザウルスは、おやじさんたちも捕まえます。志郎さんが助けに来てくれると言う純子さんに対し、V3も来てくれると言うシゲルくん。ここだけ聞くと「風見志郎≠仮面ライダーV3」という認識のようです。
それを聞いて「風見志郎は海に落ちた。V3が出るはずも無い!!」とギロチンザウルス。微妙ですが、この言葉を聞けば、「風見志郎=仮面ライダーV3」で怪人が話をしているように聞こえると思いますが。
そこへV3の登場。「海に落ちたと見せかけたのか!!」とギロチンザウルス。ここまでくると、どんなに鈍くても「風見志郎=仮面ライダーV3」で発言していると気づくはずですが。
V3と対決するギロチンザウルスは、見事にフェリーから海にたたき落とされます。ギロチン錆びなきゃ良いですが。
V3と会話するおやじさんたち。ちなみに、風見志郎を心配する様子は全くありません。いいかげん真実に気がついたということでしょうか。
本日のタイアップ先・ホテル奥道後に着く風見志郎。予約客いっぱいでけっこう繁盛しているようです。けっこうけっこう。
ところで風見志郎、そんなところにバイクなんか止めたら、あとで怒られたりしないのでしょうか。
風見志郎がホテルに入ると、呼び出しがかかります。小包が届いているそうです。ホテルについてからほとんど間がありませんでしたが、もし空振りだったらどうするつもりだったのでしょうか1号2号。それとも、風見志郎が着くのをどこかで確認したのでしょうか。
風見志郎がフロントで受け取ったのは、エラくまたちっちゃい小包です。
てか、こんなもの渡すんだったら直接教えてあげてほしいものです1号2号。
深沢博士は、デストロンに狙われているというのに呑気に観光です。危機意識というものが無いのでしょうかこの人。
案の定、デストロンの追手・ドクバリグモが現れます。「デストロンのはりめぐらせた糸からは誰も逃げられんのだ」とドクバリグモ。クモが言うと妙に説得力があります。
深沢博士は風見志郎に助けられますが、何やら注射をされたようです。
深沢博士から松山城がデストロンのアジトだと聞いた風見志郎。思い出したように小包を見ますが、「あとでしっくり調べるか」と思いっきり後回しにされます。イタズラだと思われて捨てられるよりはマシですが、やっぱり直接教えるべきでした1号2号。
あと、パイクの向きがさっきとは逆ですが、深沢博士を捜しにいくときもバイク使ったのでしょうか。
しかし、ドクバリグモからコントロールビールスを注射された深沢博士は、ドクバリグモとともにおやじさんたちを捕えます。深沢博士、妙にノリノリでイヤです。あと、ドクバリグモの注射器の中身がタップンタップンなのがとっても気になります。
そうとは知らず、一人でリフトに乗る風見志郎。何だか妙に可笑しいです。
風見志郎を、また少年ライダー隊青年部と言いだしそうな人たちが囲みます。風見志郎はバカ笑いしながらV3に変身です。
V3はジャンプすると明らかに頭を打ちそうなところから下に降りて、ギロチンザウルスと対決。けっこういいところまでギロチンザウルスを追いつめますが、シゲルくんから「会長と姉さんが捕えられました」と連絡を受け、スキができたところをギロチンザウルスに逃げられます。もう少し空気を読んで連絡してほしいものです。
あと、ケンイチくんのお姉さんの方は無視ですか。
V3はギロチンザウルスを追って、劇場版でも見たようなどっかの会社の大西工場へ入ります。戦闘員を何人か海に投げこんだところでギロチンザウルスの登場。ギロチンザウルスはおやじさんたちを人質に取ってます。
抵抗できず、ギロチンザウルスの手にかかろうとするV3ですが、冒頭でデストロンに捕まった斎藤真氏はあのあとどうなったのかさっぱり分からないまま次回に続きます。
次回予告、中江さんの出番ちょっとだけでした。
この前・後編、私にとっては個人的に感涙モノでして…実は私、高知県出身だもので。当時は幼稚園児でしたが、“ライダーがやって来た!”と友達と大騒ぎしたのも懐かしい思い出です。だから、という訳でもないのですがまだ見た事のない方にはぜひ劇場版と合わせて視聴する事をお勧めします。私としては高知城の石段をハリケーンで走り抜ける劇場版の方がぶっ飛びましたが(あれ、一応重要文化財なんですが…) しかしデストロン、登場からいきなりあの黒ずくめの衣裳は…昔のギャング映画じゃないんだから(笑) あと、最後に出て来る“大西工場”は愛媛県今治市にある“来島どっく”の工場です。冒頭のフェリー“さんふらわあ”もここで造られました。見事なタイアップ(笑)テレビ版では見られませんが劇場版ではタイホウバッファローが出て来てドンパチやってますね。お陰で“事故か?”と近所の人に通報されてスタッフ、キャストは警察に大目玉を食らったとか…愛媛県警に怒られるデストロン、とてもカワイイデス(笑)
付記。“さんふらわあ”は劇場版でテレビでは“おくどうご”でしたね…でも“おくどうご”も同じ工場で造られています。 そしてこの当時は来島どっくを中心とした商船三井グループがこれらのフェリー事業を支配していたのですが、V3放送直後に起こったオイルショックと造船不況のあおりを受けてこれらの船は当時に比べてほとんど見る影もなくなってしまった事を申し添えておきますm(__)m
>ころんさん
そうでしたか!私などは特撮作品ゆかりの地生まれでもなく住んだことも無いので、うらやましい限りです。
この前後編は劇場版と同時進行だったようですね。だとしたら3本撮りですが、スケジュール大変だったでしょうね。怪人やロケ地はおろか、ゲスト出演者まで被ってますからねえ。そういう意味でも、劇場版とあわせて見ると面白いですね。
そうですか…文化財をハリケーンで走ってましたかV3(笑)。まあ、今となっては「ここをハリケーンが走ったんだよ」って、誰かに自慢して教えられるかもしれませんね。
私は、四国には全く土地勘がないので、現地の細かい情報を追補していただけると大変助かります。ぜひ実際に「古戦場巡り」などしてみたいです。そうですか、あの工場は造船所でしたか。さんふらわぁって、他のドラマにも出てきますね(特捜最前線とか)。
確かにあの場所であれだけ派手に火薬ぶっ放したら、通報もされますわな。多分、予定より派手にやっちゃったんじゃないでしょうか。まあ火薬使わないとしょうがないですよねー。タイホウバッファローなんだし。できればあの衣装のまま警察に怒られてほしい(笑)。
黒ずくめの衣装…実はデストロンだと気づいてほしいんでしょうかねえ、密かに。