【ミサイルは大切に】
釣り人が二人、釣れないと嘆いています。そもそも場所の選定を間違ってないでしょうかこの人たち。
すると、ミサイルヤモリがやってきます。ミサイルヤモリは飛行機を狙っているようです。あとミサイルヤモリ、口がものごっつい笑ってます。
ミサイルヤモリの背中が回転ドアのように回ると、ミサイルが出てきます。ということは、このミサイルは、体の構造上、体内に入っていることになります。
この怪人、胴体はカラなのでしょうか。
ミサイルヤモリは、見事飛行機を撃ち落とします。あの体勢で背中からミサイルなんか発射しようものなら、撃った本人も無事ではないような気もしますが、そのへんはデストロンの科学力で克服しているのでしょう。なんせ胴体がカラの生命体がいるだけで脅威ですから。
それを見ていた釣り人、ひとりはミサイルヤモリに殺され、もうひとりは海に転落です。
それを見て殺した気になって喜ぶミサイルヤモリ。ですが、たとえ死んだことが確実でも、また探すのが困難な状況でも、死体を探すのは悪の組織の鉄則です。甘い奴です。しょせんはヤモリ。
飛行機が爆発した事件のことを話しているライダー隊本部。「一体どうしたっていうんでしょうね」と言う純子さんの口調が妙にオバンくさいのが、かえって可愛いです。
漁船に乗っていたサブローくんとおじいさんは、漂流していた釣り人を発見します。助けられた釣り人は、ヤモリのバケモノが飛行機を撃ち落としたと言いますが、普通の人はまず信用しません。ライダー隊員が乗っていて助かった感じです。
釣り人が生きていることを知ったデストロンは、すぐにおってを差し向けます。漁船が港に着くと、運転手が中村文弥さんのトラックが待機しています。中村さん、こともあろうにタバコを火がついたままポイ捨てです。この時点でデストロン確定です。
中村さんは「どうした、ケガ人かね?」と言いますが、言い方がすでに若干ヨロイ元帥になっています。
サブローくんたちはトラックに乗りますが、そこへミサイルヤモリが現れます。トラックから逃げようとしたおじいさん、ミサイルヤモリを突き飛ばします。意外に強いようです。
そこへやってくる風見志郎。「やはり飛行機を落としたのは貴様らデストロンだったのか!」と言う風見志郎に、「うるさい、ほざくな!!」とミサイルヤモリ。本当のことを言われたので逆ギレのようです。
ミサイルヤモリは「オレのミサイルを受けてみろ!」と、腕ミサイルを発射しますが、それほどの武器がありながら、風見志郎の変身中を狙いません。なんということでしょう。
ミサイルヤモリは、次に背中のミサイルを使おうとしますが、その位置から発射するなら、頭のてっぺんにも目が欲しいところです。
そうこうしているうちにV3に接近され、背中ミサイルは文字通り不発に終わります。もっとも「オレを殺せばミサイルと一緒に貴様も道連れだ!!」と脅す戦法もあるように思いますが。
しゃあしゃあと基地に逃げ帰ったミサイルヤモリを、ドクトルゲーはいきなりどつきます。ミサイルヤモリ、この状況なのに、口はやっぱりものごっつい笑ってます。
デストロンに捕まったサブローくんとおじいさん。オレがあんな人助けなきゃ良かったと言うサブローくんに、「人助けして災難に遭うんなら何の恥ずかしいことがあるもんか」とおじいさん。良いことを言います。
そこへ大幹部ドクトルゲー直々のお出まし。秘密を知ったものは生かしておけんというドクトルゲーに、「どうとも勝手にするがいいだ、この人でなしめ」と言うおじいさん。
まあ、確かに人じゃなくてカニなんですけどね。
サブローくんは基地から風見志郎に通信を送ります。それを察知したデストロンは、通信の受け手を捜します。まるで人が動かしているかのように自在なカメラが、風見志郎の姿を捉えます。
ミサイルヤモリはサブローくんとおじいさんを連れ出し、石油コンビナート爆破作戦を決行しようとします。
その作戦を知った風見志郎は、おやじさんに「石油コンビナートが危ない!」と伝えます。しかし風見志郎の行く手を、ものごっつい爆発が阻みます。火薬余ってたのでしょうか。
風見志郎からの連絡を受けたおやじさん。「石油コンビナートが危ないとかなんとか」と言ってます。この非常時にとかなかとかはないでしょう、とかなんとかは。
石油コンビナートのロング映像。まるで特撮で走らせているように車が走ってますが、多分本物です。
おじいさんは、「仮面ライダーはどうしただ、V3は来てくれないだか」とか言ってます。さっきまで仮面ライダーなんて作り話だと思っていたくせに、ずいぶん調子のいいじいさんです。
「V3など来るものか、誰も俺たちを邪魔するものはおらんのだ!!」とミサイルヤモリ。ですが、
ぼくらのおやじさんを忘れていたな!!
ミサイルヤモリが石油コンビナート目がけてミサイルを放つ瞬間、おやじさんが怪人に突進して照準をずらします。もっとも、おやじさんがミサイルヤモリにぶつかったのは明らかにミサイルを撃った後なので、ミサイルの行方には関係ないような気もしますが。
一方、現場に向かう風見志郎の行く手をデストロンが阻みます。風見志郎は、走行中のバイクに乗ったまま変身ポーズをとります。良い子のみんなは決してマネをしてはいけません。
デストロンに捕まったおやじさん。サブローくんに「坊主、あきらめるな」と言ってますが、かりにもライダー隊員を坊主呼ばわりするのはどうかと思います。
そこへライダーV3の登場。V3はミサイルヤモリと対決です。下が海のスゴいところで戦っています。
「近づけばこっちのものだ!」とV3ですが、さっきものごっつい至近距離で腕ミサイル撃ってましたよこのヤモリ。
V3は回転フルキックをミサイルヤモリにおみまい。ミサイルヤモリは爆発しますが、せめて最後のミサイルを抱えたままV3に突進するくらいの根性は見せてほしかったものです。
ところで、誤射になったミサイルは、あのあと一体どこに着弾したのかとっても気になりながら、今回は終わりです。
次回予告、普段とは違う音楽パターンになっています。
長年、イモリを飼っている私からすると、ライダーシリーズにおける「イモリ」と「ヤモリ」の区別についてはいつも「???」という思いです。ヤモゲラスしかり、このミサイルヤモリしかり、カラーリングとしては「アカハライモリ」のイメージに近いような…。で、「イモリゲス」は黄色を基調としたよくわからない体表。あれのどこらへんが「イモリ」なのか…?疑問はつきないです。
>月見家さん
ヤモリの怪人って、ライダーシリーズでは意外に多いですね。ゼネラルモンスターなんか、正体がヤモリでしたし。それ以外の作品ではそんなでもないでしょうか。私が知ってるのはヤモリモズーくらいかな。ズバットに毒やもりなんてのもいましたが。
自信が無いんですが、イモリって、池とか沼とかに住んでる両生類でしたっけ?で、そこらへんのブロック塀とかによくへばりついてるのがヤモリで爬虫類かな?
いや、それよりもっと気になるのは、なにゆえ月見家さんが長年イモリを飼っているのかということなわけですが。
この回のラストでドクトルGは「V3、思い上がるでないぞ、我々にはまだ無限に武器があるのだ」と言いましたが、輪投げは武器じゃないと思います(笑) 第30話で改造人間工場が爆破されなければ、まだまだ機械合成怪人は造れたんでしょうね
すみません、追記コメントします。今さらですが、ドクトルGの言っていた武器というのは、使いようによっては武器になるという意味でしょう。この回以前にも「テレビバエ」なんてのがいましたが、洗脳効果のあるとんでもテレビでしたし、ワナゲクワガタの輪投げは風見志郎の「首を締め」ましたからね。
エレクトロファイヤーさん
リングクワガタとかいうネーミングならまだ緊張感あるかもしれませんね。
輪投げてww
テレビ自体は武器ではありませんが「洗脳装置」としてテレビを利用するという発想は、いま思えば先進的でスゴイですね。
訂正します × 首を締め ○ 首を絞め